設定資料④『ギルドと素材屋』 ※(4/5 追記)




【ハンターギルド】


登録しているハンターやテイマーへの仕事の斡旋、もしくは近隣住民からの依頼引き受け及び、マッチングを行う機関。

大抵、世界中のどの町にも存在する世界規模の公共機関である。

また、仕事引き受け及び依頼以外にも、素材、情報、調教幻魔、卵の買い取りなども行っている。


ハンター登録が許されているのは十五歳から。

ギルドに登録する者たちには二通りの人種がいる。

一つは依頼に従い幻魔を狩ってくる者。

一つはビーストテイマーと呼ばれる幻魔を手懐け、もしくは幻魔の卵を仕入れてくる者。


それぞれの仕事を行う場合には登録や資格が必要で、資格がなければ仕事を請け負うことができない。

ビーストテイマーは特殊で、魔獣を下ろす場合には依頼書から仕入れてくる場合もあるが、大抵は勝手に仕入れてくる。

その際、市場相場を見て売れ筋から仕入れるものを決める。

卵に関してもテイマーのみ仕入れることが許される。


ハンターやテイマーにはランクがあり、ランクの高い依頼ほど、ランク昇格時に必要となるポイントが入りやすくなる。

幻魔にもランクがあり、それぞれに討伐ポイントが設定されている。


ポイントが一定数たまるとランクが上がる。

ランクが上がると受けられる恩恵がグレードアップする。


ギルドからの依頼を受ける場合には、自分のランクにあった依頼しか受けることができない。

ただ、ランクが低くても高ランク魔獣自体は狩ることができるし、素材も買い取ってもらえる。

しかし、ハンター依頼書に記されている魔獣を狩っても依頼を受けたわけではないので、依頼報酬や依頼成功ポイントはもらえない。


依頼書の仕事を受けなくても魔獣を狩って、その素材を売ることで金やポイント自体を稼ぐことはできる。

(単純に依頼書絡みがダメなだけ)

ただ、これが許可されている関係上、依頼書抜きにして素材欲しさに身の丈に合わない高ランクの魔獣を狩りに行って死亡する者が多いことから、定期的に講習を受ける義務が課されている。


ランクは通常、S、A、B、C、D、E、Fまでの7段階存在するが、Sランクの上も設定されている。それが、ダブルS、トリプルS、そしてL(レジェンド)。

Lランクはほとんど存在しない。世界に三人しかいないと言われている。

基本、ランクは実際に強さとイコールではなく、ただの目安に過ぎない。




【職人ギルド】


ハンターや店舗経営者以外の職人が所属するギルド。

このギルドに所属していなくても生産することは可能だが、ギルドに生産品を卸して安定した収入を得ることができない。

また、信用がないため、店舗に直接売りに行っても買い取ってもらえないというデメリットがある。

そのため、特に問題がなければギルドに所属するのが普通である。




【商業ギルド】


店舗経営者が所属するギルド。

安定した店舗経営をするためには欠かせないギルドなので、通常は皆加盟する。

加盟することで、店の信用度が上がる上、ギルドが定めた標準価格で販売することができるため、街全体の値崩れが起きにくくなる。

他の店舗と差別化を図ることはできなくなるが、将来的に暴落するようなことがなくなったり、他の店舗に出し抜かれて物が売れなくなるようなことも起こりにくくなるので、安心して経営できる。

闇市のような仄暗い市場を運営している者たちは法外な値段をつけたりする関係上、加盟していない。




【素材屋】


各町には素材屋があり、魔獣から取れた戦利品などを買い取ってくれる。

ただし、ギルドほど高く買い取ってくれない。

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