第2話話が違う
小林課長との話し合いで、オレは朝の8時半から15時まで他の担当の仕事をフォローし、仮眠を取り夜の11時くらいに起きて、書類を作成して、昼までコンテナ船の一等航海士と相談しながら、書類の作成業務に就く事になった。
しかし、その日の夜勤の晩、事務所の天野と言うお局様がオレに運転をさせて、出張所まで付き合った。
天野は出張所で同期とバカ笑いしなら、仕事だか、遊びだか分らない事をしている。時間は18時。
会社に戻った時刻は19時だった。
その日残業をしていた、広坂が、
「僕は藤岡君を見ると、かわいそうに思う」
と、言ったので、夜の船に乗るか?と尋ねると、断られた。
お局様の「私に逆らうと、給料減るわよ」が、口癖がやけにムカつく。
虫歯があるのか?この女の口臭はウンコの臭いがする。
小林課長は、その事を知らない。
その日は、仮眠も取らずに夜勤をした。
夜勤明けの日は、課長が必ず飲みに連れて行ってくれた。
天野のナマズ女の事をチクると、小林課長は烈火の如く怒った。
そして、天野の不正受給が暴かれた。
それは、オレがお局様のPCを開き、残業時間の計算でろくに残業をしないナマズ女が課の中で一番残業した事になっていた。
それを、印字して小林課長のデスクと、総務課長の馬鹿のデスクの上に置いたのだ。
天野は、豊橋に飛ばされた。
風のウワサによると、豊橋支社の連中から総スカンを喰らっているらしい。
仲の良い豊橋の同期に電話すると、口臭が酷いと言う。しかも、ワキガ。
小林課長はオレに謝った。払うべき残業代は130万円だった。
その金は、ナマズ女が出したらしい。
そして、間もなく上層部で話し合いがあり、ナマズ女はクビになった。
だが、毒社員はナマズだけでは無かった。
オレは取っ組み合いのケンカをする羽目になる。
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