女55歳やめてやる日記(2)

@honami0721

第2話

私がなぜ34年間働くことができたのか書いてみます。


まず その前に小さい頃の私を知ってもらえると説明しやすいので書いてみようと思います。


私は母、兄、私、妹の4人家族で育ちました。父の記憶は1場面だけ。兄がなんかで父に殴られて頭から血を出して泣いていた記憶だけはあります。それだけ。妹は父の記憶は全くないそうです。

3人の中で1番成績が悪く体が弱いのは私でした。母は私に努力してほしかったのでしょうね。繰り返し「あんたはぶさいくやし頭も悪いからどうにかせんと。おかぁちゃんはあんたに1円も残してあげられへんよ。」と繰り返し言われて育ってきました。私は自分のことを貧乏人で父親が居なくて成績が悪くてぶさいくで運動音痴で左利きで身体が弱い子と思っていました。 


母はもう諦めていたのか私の成績表を見ませんでした。関心がなかったのでしょうね。ですが左で字を書いたときはむちゃくちゃ怒りました。担任の先生に相談して1年生から左で書かないように教えられました。と言っても今まで左手しか使ってなかった子には・・・相当難しくそれでも怒られるのでとにかく右で書くようになりましたが、持ち方が変だし字は読みにくいです。コンプレックスはどんどん増えました。


まぁそんな私でも優しくしてくれる人がいました。園長先生です。体調悪く外へ行けない私に優しく声かけてくれました。こんな人になろう。私みたいな子いたら優しくしたい。将来の夢が幼稚園の先生になったのです。


思ったより長くなりました。今日はこれでおしまい!

最後まで読んでいただきありがとうございます。


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