第三問 君との梁は取れたみたいだ。
俺と木野さんで泊まることになりました...いぇーい...
なんでこうなっちまったんだよ...
「あ...あの...なんで家にいるんだ...?」
「両親が仲が悪くて...家にいるのがストレスなんだよね...」
「は...はぁ...」
彼女の家庭は闇が深そうだ。
「じゃあしばらくうちに住まないか?」
「え?いいんですか?」
「あぁ。
彼女は選択を渋った。しばらく返事を待つこととしよう。
「じゃあ、分かった。一日が終わった明日選択を聞くよ。」
「ただいまー!」
母が帰宅する。
「おかえりー/おかえりなさいませー。」
美珠は帰ってきた母を迎える。
「え?」
母は疑問を持ったのだろう。家に女の子がいるなんてな。
母は階段を走って登ってきて俺の部屋のドアを開ける。
「あんた!さっき女の子の声...が...」
「お邪魔してます。」
「へ...へーあんた彼女できたのね。」
「彼女なんかではありません!"友達"です!!」
美珠さんの顔は真っ赤になっていた。
(美珠さん。バレバレだぞ。)
(ほんとにびっくりしました...私が悠木さんに片思いしてるのがバレそうでした...)
ー夕食ー
「晩御飯できたわよ~!」
下からとてもいいにおいがする。
「今日はお母さん特製のカレーうどんよ!!!」
この料理は、母の手料理の中で一番好きなご飯だ。
「まぁ!おいしそうな料理ですね!」
美珠さんは目を光らせてる。これでよかったんだな。
にしても可愛い。
「いただきます。」
二人で手を合わせる。
やっぱりおいしい。
美珠さんは黙っていたがおいしそうな顔食べる。
(おいしいー!!!悠木さんは料理がうまいですね!)
ー夕食後ー
ここで一つと難点にぶつかる。
「いや...あのさ...風呂どうすんの?」
「ど...どうしましょう...」
「おかーさーん?風呂どうしたらいいと思う?」
「一緒に...」
「嫌だ。」、「嫌です。」
二人の意見が合致する。
「とりあえず俺先入ってくる。」
ー美珠の心情ー
はぁ...なんでこうなったんだろう...ほんとは両親仲悪くないのに...私に罪悪感が...
ー睡眠前ー
今は美珠お風呂に入ってる。その間に布団を引いておく。
「はぁ...眠い。」
そのまま俺は目を閉じて寝落ちしていた。
ドアを開ける音が聞こえる。
「今上がりましたーって、寝落ちしてしまってますね。まぁ時間がかかりますからね。」
彼女は俺に近寄る。そして俺の隣の布団に入る。
「もぉ。悠木さんはこっちを向いてくれないんですね。自分に正直になっていいんですよ?」
ちなみにいうと俺は起きてた。
(こう見えて美珠さんはママに向いてるかもな...)
っ!!あまりにいきなりのことで驚いてしまった。
「お前!何やってんだ!」
「え!?起きてたんですか!?」
俺は首を縦に振る。
「$'"'$&'%(!!!忘れてください!!!!」
「てかお前...!俺に!」
「その続きは大丈夫です!ほんとにごめんなさい!!」
やっぱこいつは可愛い。
つづく
珠を引いて 石崎あずさ @kinntarou0413
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