第23話 各地劣勢
軍事クーデターによって政変を起こすも、戦える将軍なぞいない。道を誰も取り仕切れない。
「ここは死守だ!本国の狂ってる今、日本を守り切れるのは我らしかいない!」
ババババババババ
「うっ……」
1945年二月。山下将軍がハワイにて戦死すると歯止めは効かなくなった。
三月二日。ハワイ陥落。
「最早ここまでか。本国はここに至っても内戦を抑えられないのだな」
「牟田口将軍?どこへ?」
「辻参謀。投降しろ。この戦に勝ち目はない」
「ちょっと!牟田口将軍?将軍?」
パァン
四月二日。サイパン島上陸。栗林中将が南部に立て篭もるも劣勢は目に見えていた。
それと時を同じくしてペリリュー島上陸。しかしながらここでは中川大佐の奮戦により2ヶ月もの間持ち堪えることになる。
四月六日。フィリピン上陸。
同月十四日、同地を確保。統治はダグラス・マッカーサーが行うことに。
四月八日。イギリス軍がオーストラリア及びニュージーランド上陸。
今村将軍率いるインドネシア軍にもアメリカの魔の手は迫っていた
「山下が死んでるならここからの攻勢は難しいな」
「ならどうするのですか?」
「準備は終わってる。あとは支援さえくれば……だけど本国があれだからな。自給自足で耐えるしかないか」
「こちらはアメリカ第十七連隊。これよりインドネシアに攻撃を行う。日本軍今村司令。
降伏しろ。そうすればお前の命は奪わない」
「誰があんな安っぽい挑発に乗るのか。天皇陛下のため、最後の1人になるまで戦うぞ」
四月二十二日オーストラリア陥落。海軍元帥である八雲は投降した。
五月三日。ついにアメリカ軍は日本へと上陸した。
島民は一致して戦うも、本国からの援軍はなく、一月余りで陥落。
その後、ポツダム宣言が行われ、日本へと降伏を勧めたものの、もちろん拒否。ソビエト軍は日ソ不可侵を破り満州へと進行することになる。
次回скидання атомної бомби
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