第21話 ヒトラーは何個師団を持っているのかね

ノルマンディー上陸作戦、レニングラード解放戦。次々と各地でドイツは敗北、敗走していった。その力は矮小に。ナチ党に叛逆を企てるのは十分になっていた。


そしてその時が訪れる。


非武装地域ラインラントにて、ハインリヒ・ヒムラーが、独立を宣言。ここに親衛隊はナチ党配下から外れたのだった。


これにより謀反に加担したとされ、ラインハルト・ハイドリヒなどといったベルリンにとどまっていた親衛隊幹部は処刑され、ますます力を失うことになる。


ベルリン


「クソ!シュトラハヴィッツは何をしておる!ヒムラーなど討伐に容易いだろうに」


「落ち着いてください総統」


「デーニッツか」


「今焦ったとて何か状況が変わることはありませぬ。この際、マンネルヘイムを呼び戻してはっつけるしかなさそうですね」



マンネルヘイムはウクライナでの戦いでヒトラーの命に背き、更迭されていた


「うむむ……しかし」


「これは総統に任せるので検討をお願いします。私は残念な盟友イタリアの援軍に行って参ります」


「おおわかっ」


「?総統危ない!」


ドカーン


突如部屋が爆発。那智党本部は壊滅的な被害となった。


これにより国防軍大将、デーニッツは即死。

デーニッツが肉壁となりヒトラーは一命を取り留めたものの意識不明の重体となっている。


これはすなわちヒトラーの部屋にさえヒトラーの暗殺を狙う人が入り込めるということを暗示していた。


また、ここを狙っていたかのように親衛隊がベルリンに向け、進軍開始。シュトラハヴィッツは戦死し、圧倒的な攻勢を見せ、

ライン川まで突破した。


あまりのタイミングの良さからこれはヒムラー率いる親衛隊の仕業と噂されている


ところ変わってソビエト戦線。

ここではすでに1500万人以上のものが死んでおり、各地を見ても地獄でしかなかった。


そこもついに決着が決まる。ドイツ軍がミンスクに築いていた防衛戦をソ連は突破。ワルシャワまで一気に進撃した。


「あらら。我らがあんなに手こずっていた団結力も、こんなに呆気なく崩れるとはな。今、本当にヒトラーは何個師団を持っているのか」

「そんな煽るなよ。スターリン。まだ油断してちゃ勝てる戦も勝てない」

「チャーチルの言うとおりだ。最後まで本気で行くぞ」


しかも最悪なことにこのタイミングでのイタリアが降伏。ロンメル将軍は捕縛された。


連合軍はイタリアから北上。ドイツは三方面から攻められることになった。


次回、日本反乱


この作品は25話で終わらせるつもりです。

今までのと比べ圧倒的に少ないですがね…

日本についてと、暗号についてかな?残りは

四日連続投稿で走り切るのでみなさん最後まで見てくださると幸いです

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る