第6話 衝撃

翌朝。海軍の整備を始めた時だった。

敵海軍が我がインドネシアに進軍したのは。


「敵艦発見。その数多数。全軍でこちらに来たように見えます!」


「チッ。作戦は中止。全艦隊をここに集めろ!インドネシア防衛戦を行う!」


敵艦隊の空母二隻から多数の航空機が発艦。

インドネシアに爆弾を落としていった。


もちろん帝国海軍も反撃する。


戦艦武蔵と長門の集中砲火により,敵戦艦一隻、巡洋艦七隻、駆逐艦九隻を撃沈。戦艦一隻を中破させるも,戦艦日向、伊勢、巡洋艦三隻、駆逐艦二隻を撃沈される。


そこでお互い補給をとり第二戦。


敵戦艦三隻の猛攻により,空母飛龍が撃沈。飛鷹が中破、戦艦榛名、巡洋艦六隻、駆逐艦四隻が撃沈した。しかし反撃も大きく,航空機部隊により,第一戦で中破させた戦艦を撃沈。空母一隻、巡洋艦二隻、駆逐艦一隻を大破した。


第三戦。こちらは帝国海軍の準備の差もあり,空母一隻、駆逐艦五隻、巡洋艦四隻を撃沈。しかし航空機の戦いでは敗北。戦艦扶桑、巡洋艦三隻、駆逐艦五隻を撃沈された。


これにより残る英国艦隊は


空母六隻→空母五隻(内一隻を大破)

戦艦九隻→戦艦七隻

巡洋艦十九隻→巡洋艦六隻(内二隻中破、一隻小破)

駆逐艦二十五隻→駆逐艦十隻(内三隻小破)


となる一方、帝国海軍は

帝国海軍は空母六隻(赤城、双龍、飛竜、加賀、隼鷹、飛鷹)→

空母五隻(赤城、双竜、加賀、隼鷹、飛鷹中破


戦艦九隻(武蔵、陸奥、長門、扶桑、山城、金剛、日向、榛名、伊勢)→

戦艦五隻(武蔵、陸奥、長門、山城、金剛)


巡洋艦十八隻→巡洋艦七隻(内二隻大破)

駆逐艦二十隻→駆逐艦九隻(内三隻大破)


と、この海戦でイギリス軍には多大な痛手を与えたものの,帝国海軍も大きな被害を被り、オーストラリア侵攻などと言ってられるような状況ではなくなったのだった。


これにより両軍は一度退き、軍の動きはこれ以降二ヶ月の間見えなくなる。


だが、痛手を負ったのは海軍。帝国陸軍は戦況を打開するための大きな作戦を行おうとしていた。


6月2日。

362年前に織田信長が果てたこの日、十機の航空機が日本を飛び立った。


次回、中華攻略戦の余波

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