第1話 転生成功!!(0歳)

 次私が目を覚ましたら、そこは見事な飾りつけがされてあってすごくきれいなところだった。

ほんとに転生が成功したらしい。すると、見たことがある人がやってきた。

「リリアちゃ~ん!お目覚めでちゅか??」

「ぱぁ!!」

私は喋ったけど赤ちゃん語しかでなかった。

「こら、あなた。リリアのことをあまり怖がらせてはいけませんよ。ほ~らリリアちゃん。大丈夫ですからねぇ〜。」

「うぅ~。マリアちゃんだけずるいぞぉ!!私にも触らせてくれよぉ〜。」

「うるさいですわよ!!それよりも、サファリは仕事が残っているのではなくて??」

「ひどいよぉ……マリアちゃん…。仕事が終わったらリリアちゃんに触らせてねぇ!!」

「わかったわよ。サファリ。じゃ、行ってらっしゃい。」

「うん。行ってくるね!」

そう言ってお父さん??的な人は部屋を出ていった。

じゃ、今抱っこしてくれている人はお母さんかな??そう思うけど………もしかして機嫌悪い??

「もぉ……サファリったら……私との時間はないわけ??もぉ……」

あ、これただのツンデレだ。ただのツンデレだ。(大事なことなので2回言いました)あぁ、お父さん的な人に伝えてあげたい。あなたの奥さんはツンデレだった。

あれ??母親はツンデレのマリア、父親は能天気のサファリ。私は前世と同じ名前のリリア??これって………

「ラブ・ワン・ラブ」の世界じゃない??

私はそう思って、部屋に鏡がないか見渡した。

あった。

私は鏡を指さして「あーうぅ〜」だの、「うんぁ〜」だのの赤ちゃんの言葉を言った。

「ん??リリアちゃん。鏡が気になるの??」

私は、「うんぁ〜」って答える。

「そっかぁ……。じゃぁ、行ってみようか。」

「うんぁ〜!!」

私は部屋にある鏡に連れて行ってもらった。

「これは、リリアちゃんを映すものよ。」

やっぱり……。私、リリア・アルバート。「ラブ・ワン・ラブ」の悪役令嬢に転生してる。これってもしかして……破滅し放題!?やったぁぁ~!

「あうぁー!!!」

私は思わず声を上げてしまった。

「フフ。リリアちゃん、鏡が気に入ったのね。」

「うんぁ〜」

私が返事をすると、部屋の扉が開いて、使用人が顔を出した。

「奥様。商談の時間です。」

「わかったわ。それより、リオを連れてきて。リオが来たら私は行くわ。」

「わかりました。」

そう言って、使用人はリオを連れて来るために一旦帰っていった。

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