第267話 増改築
地平線の彼方に夕日が半分ほど沈む頃に、やっとユウの奴隷選別が終わる。バリュー邸の中庭を見渡せば、あれほどいた奴隷たちの姿も今は最後のグループが商店に並ぶのみで、夕日の光を浴びながらネームレス王国の住人たちが解体作業と資材の運搬をしている。
「さすがサトウ様、お見事です」
「どこがだよ」
ビクトルからの称賛を受けながら、ユウは箱から溢れる奴隷の首輪の山へ、最後の一つを放り投げる。
「やっと奴隷の選別が終わっただけで、解体のほうはこの調子だとまだまだ時間がかかるだろ」
解体作業の進捗にユウは不満のようであるが、それでも異常な速度で建物の解体は進んでいる。
「フハハッ。私が言っているのは此度の王都での顛末です。ベルーン商会やローレンスのような大きな組織が崩壊したあとは、普通は次の覇権を巡って血なまぐさい争いが起きるものですが、その様子は皆無ですな」
「エイナルやマゴたちが上手くやってるんだろ」
「いいえ。すべてはサトウ様の手腕によるものなのは、このビクトルにはお見通しですぞ! 王都での商いをベルーン商会に虐げられていた商人たちで三分の一を、マゴ殿が率いる商人たちで三分の一を、そして残りの三分の一を私が」
「なんでお前一人で三分の一なんだよ。お前の知り合いの商人たちでだろうが」
「細かいことはいいではないですか。配分で揉めてもおかしくないところを、サトウ様は一切の権利を主張しなかったのですから、これではどの商人も文句の言いようがないですな。しかし、もったいない話ですぞ。王都テンカッシから生み出される利益がどれほどのものか……。商人である私から見れば、サトウ様は少々お優しすぎますな」
力説するビクトルの話を聞きながら、ユウの視線はビクトルではなく、まだ言い争っているマリファとゼノビアや弟のクリスを追いかけ回すナマリにレナを止めようとするニーナたちを見ていた。
「俺がバリューを相手にどれだけの金を得たか教えてやろうか?」
「それでも王都圏での商いで得られる金は、他の中小国家とは比べ物になりませんぞ。それも恒久的に続くことを考えれば、みすみす手放すなど、やはり甘いですな」
「そりゃ良かったな。それよりもベンジャミンからの返事はどうなってる?」
「おおっ! このビクトルすっかり忘れておりました。
どうも他国からは『八銭』に序列はないと思われがちですが、実際は内部でそれはもう醜い権力闘争が続いています。
ハーメルン念願の王都テンカッシへの進出どころか、市場の三分の一を手に入れたことでベンジャミン様の『八銭』での発言力も増しています」
「お前らの権力争いなんて興味ない。それよりも俺の質問に答えろよ」
「ああ……。なんて悲しいことを言うのです。私はこれほどサトウ様を慕っているというのにっ」
大仰な振る舞いで悲しむビクトルに対して、ユウの反応は無関心であった。
「あっそ。いいから早く言えよ」
「つれないですな。まあ、そこがまたなんとも私の感情を揺さぶるサトウ様の魅力なのですが……。おっと、話がそれましたな。ベンジャミン様より、サトウ様へ協力する旨を伝えるよう言伝を預かっております」
「言伝か……。口約束にどれほどの価値があるんだろうな」
「ベンジャミン様は用心深いお方なので、証拠になるような密書などは避けたのでしょう。なにしろ、
それよりもこのような壮大な計画を、それも一年や二年どころか十年、二十年は先を見据えた計画を考えられるとは、なんともサトウ様は恐ろしいお方ですな」
「お前ら商人だって何年も先のことを考えて動くだろ。それに俺が考えたわけじゃない」
「どなたがお考えになったのか、お聞きしても答えてはいただけないでしょうな。ですが、そんな計画を実行するサトウ様は間違いなく常軌を逸していますな」
「常識はずれだろうが、成功すれば効果は絶大だ。
ああ、忘れてた。前に伝えたモーベル王国との取引の件、次回から始めるから商人たちに伝えておいてくれ。マゴにはもう伝えている」
いつも自分と張り合ってユウの傍にいるマゴの姿が、いつの間にか消えていた理由をビクトルは察した。
「ヌハハッ、それは朗報ですな。すぐ動くよう伝えておきます。それでモーベル王国からはどなたが出てこられるので?」
「ダッダーンだ」
髭を撫でていたビクトルの手が止まる。
「これは驚きましたな。まさかモーベル王国の王が自ら足を運ばれるとは」
「あいつは変態だが、勝負どころはわかってるからな」
「少しモーベル王に嫉妬してしまいますな。しかし、サトウ様は甘いですぞ」
「どこがだよ」
「モーベル王国に旨味などないではありませんか。それをわざわざ援助してまで助けるなんて、商人である私には理解できません。甘いと言えば、マゴ殿の甘さにも辟易しますな。私ならべルーン商会の者たちを王都から追い出すなんて甘い対応は許しません。禍根を残しますから。まあ、殺したところで一銭にもならないので、命と引き換えに死ぬまで手足となって働かせるのが落とし所でしょうな」
暗にそれを許したユウを責めるような口調であった。それに反応したのはユウではなく、ティンたち奴隷メイド見習いで、主であるユウの手前ことを荒立てるようなことはなかったのだが、露骨にビクトルに殺気立った視線を向ける。しかし、ビクトルは大仰に怖がるフリをするだけで効果はなかった。
「マゴは甘いからな。家族のいるべルーン商会の連中を追い込むのに抵抗があったんだろう」
「商人失格ですな。その甘さが原因で自分だけならともかく、家族、知人、従業員から果ては同業者、いいえサトウ様にまで迷惑がかかるようなことになれば、どう責任を取るというのですか。ですが――」
そこまで言ってビクトルはユウの傍に近寄ると、口元に手をあてユウの耳元で囁く。
「実は王都を追い出されたべルーン商会の者たちが、王道から外れた森の中で死んでいたそうで、私の予想では暗殺ギルドにでもマゴ殿が依頼したと睨んでいます。そうなると、先ほどのマゴ殿が甘いと言った私の発言は撤回せねばなりませんな。希望を与えておいて、あとから殺すなど、なかなかの非道ではありませぬか」
ニヤリと胡散臭い笑みを浮かべるビクトルをユウは押し退ける。
「殺したのはマゴじゃなくてお前だろ」
「とんでもない! このビクトル、神に誓って殺しなどしていません」
「お前の命令を受けた連中が殺したんだ」
「サトウ様、なにを――」
「別に責めているわけじゃない。お前が殺してなければ、俺が殺してたからな」
食い下がろうとしていたビクトルは黙り込む。
「でもお前に殺されて、あいつらも良かったのかもな」
「それはどういう意味ですかな?」
「ウードン王国の貴族の間で俺がなんて噂されているか知ってるか?」
「遺体をアンデッドとして蘇らせ、夜な夜な拷問を繰り返しているとか。まったくもってくだらぬ貴族らしい噂話ですな」
「その噂話は半分正解だ」
そう言われてもビクトルは動揺することもなく、どこか不満そうな顔である。
「どうせ俺が『死霊魔法』を使えるのも知ってるんだろ? 俺に敵対した連中を拷問して情報をはかせている。それに魔法や薬の
どうだ? これでも俺は甘いか」
その問いかけに、ビクトルは鼻からため息でもつくかのように息をゆっくりと出す。
「甘いですな。仮にサトウ様が『死霊魔法』を使えると私が知っていたとしても、それを肯定するのはいかがなものかと。さらに人体実験をしているなどと、私に言う必要がどこにあるのですか」
普段のビクトルらしからぬ真面目な顔であった。
「そうだな。言う必要はなかったかもな」
どうしてビクトルにそんなことを言ったのか。ユウ自身ですらわかっていなかった。
「お前、念願の王都に進出できたのにあまり嬉しそうじゃないな」
「なにを仰るのですか。此度の件で、ハーメルンでの私に対する評価は凄まじいものですぞ。ライバルたちを一歩どころか大きく引き離し、独走状態と言っても過言ではないでしょうな。事実、『八銭』を除けば私はもっとも高い地位にいます。それに褒美として王都へ進出した店舗の全権限を与えられています。それが今後どれほどの富を私にもたらすか、今から考えるだけで笑いが止まりませんな! ヌハハッ……」
髭を撫でながら笑うその姿からは、いつもの胡散臭さが感じられず。どこか寂しげですらあった。
「やっぱりつまらなそうだぞ。今度、島に来たときにおもしろい物を見せてやるよ」
途端にビクトルは目を輝かせて、ユウに纏わりつくのだが。
「おい、ナルモ」
そんなビクトルを放って、ユウは解体作業中の虎人族のナルモを呼び寄せる。すると、呼んでもいないのにナルモの後ろには十数人の男たちがぞろぞろとついてくる。
男たちはユウに名前を覚えてもらっているナルモに嫉妬しているのだ。しかもナルモだけ呼ばれたのも気に食わない。あまりにも情けない男たちの嫉妬に、ティンたちが呆れた目を向けるのも仕方がないと言えるだろう。
「王様、どうかしましたか?」
平静を装っているが、ナルモの尻尾は嬉しそうにピンッと垂直に立っている。
「解体作業は順調か?」
「ええ。見てのとおり、力はあり余っている奴らばっかですからね」
「そっか。じゃあ、十日以内に終わるか?」
「十日どころか五日以内に――」
獣人族の男が、ナルモの尻に軽くパンチしながらボソボソと囁く。
「三日でいけるみたいっす」
「へえ、そりゃ凄いな」
ユウに見つめられると、獣人族の男は胸を張って「余裕ですっ!」と言いながら顔を赤くする。他の者たちから獣人族の男へ自分だけユウと会話しやがってと、嫉妬の篭った恨みがましい視線が集中する。
「ラス、ゴーレムの数を増やせるか?」
「マスター、ご要望とあれば百でも二百でも増やしてみせましょう」
骸骨のため感情がわかり難いラスであったが、ローブが波打つその姿は犬が尻尾を振っているようにも見えた。
「全員に身体能力強化の付与魔法を切らさずにだぞ?」
「児戯に等しいことです」
「さっき渡した杖を使ってもいいぞ。大賢者から逃げるとき杖に貯め込んでた魔力を使い切ったんだろ?」
「それには及びません」
ユウから貰った杖を汚したくないのか。ラスは先ほどまで肌身離さず持っていた杖を、アイテムポーチへ隠すように仕舞う。
「よし、こっから――なんだよ」
いつの間にやら解体作業を中断して、ネームレス王国の者たちがユウの周りに集まっていた。
「こいつらだけなんで王と楽しそうにお喋りしてるんですか?」
「そりゃないっすよ。俺だって王様の話を聞きたいっての」
「この者たちが、なにかオドノ様に迷惑をかけていないか気になって」
各々の言い分はあるのだが、結局は自分以外の者がユウと楽しそうに談笑しているのが気に食わないのだ。小さな子供でもあるまいしと、ユウは小さなため息をつく。
「早く作業に戻れ」
「「「おおうっ!!」」」
「うるさい」
都市カマーの大通りを一台の馬車が走っている。ひと目で貴族が乗っているとわかるほど、見事な装飾が施された馬車であった。
「ムッス様、着きました」
冒険者ギルド前につけた馬車の扉をヌングが開ける。
「ありがとう。それほど月日が経ったわけじゃないのに、冒険者ギルドへ訪れるのも久し――んんっ!?」
冒険者ギルドをムッスが見上げれば改築中であった。ナマリとムッスの食客の一人、巨人族のヤークムが争った結果、冒険者ギルドの二階が半壊したからである。だが、改築作業をするための足場は二階のみならず三階を超えて組まれている。都市カマーの冒険者ギルドは三階までしかないにもかかわらずである。
よく見れば、冒険者ギルドの左右にあったはずの建物が解体作業中であった。
「嫌な予感がする」
最初は小さな胸騒ぎであったが、今は鼓動が激しく鳴っているのをムッスは自覚した。
「ムッス様?」
主の様子がおかしいことに、ヌングが心配して声をかける。
「いや、なんでもない。行こうか」
冒険者ギルドにヌングを伴って入ると、すぐさまに職員がムッスたちを三階のギルド長室にまで案内する。
「お待ちしておりました」
ギルド長室で最初にムッスを歓迎したのは、モーフィスではなくエッダであった。
「ムッス――
「ムッス侯爵で構わないよ」
軽口を叩くエッダの相手をしながら、ムッスは室内を一瞥する。まずはじめに客が来たというのに、机で書類処理を続けるモーフィスの姿が目に入る。それはまだいい、いつものことなのだから。それよりもなぜか受付嬢のコレットが魂でも抜け出たかのように放心した状態でソファーに座っていた。ムッスの胸騒ぎがさらに大きくなる。
「ムッス侯爵、今日は随分と待たされていた賠償金の話で訪れたと思っても?」
たとえ相手が侯爵でも、いつもと変わらぬ態度のモーフィスに、ムッスは苦笑する。
「そうイジメないでほしいな。急な
「ムッス侯爵が多忙であったのは、ギルド長も私も重々承知していますわ。今回の陞爵で減縮した領地を取り戻しただけでなく、処刑された貴族の領地までゴッファ領に組み込まれたそうで」
微笑むエッダの姿はまるで悪女そのものである。
先代のワイアット伯爵の謀反が原因でゴッファ領は都市カマーの周辺にまで減縮されていたのだが、バリュー財務大臣を含む一派の貴族を大量に処刑した結果、ムッスは空いた爵位に陞爵されたのだ。誰も反対するものはいなかった。反対するような勢力はすでに処刑されていたからである。
侯爵に爵位が上がると同時に、ゴッファ領はもとの領土を取り戻すどころか、ゴッファ領周辺の処刑された貴族たちの領土まで組み込まれたのだ。長年ムッスに仕えていたヌングは涙を流して喜んだものだが、ムッスとしては喜んでばかりはいられなかった。治める領土が数倍に膨れあがったということは、それだけ人材も必要である。無駄な人件費を嫌って最低限の兵や文官しか運用してこなかったツケが、ここにきて返ってきたのだ。
王国に弓を引いた裏切り者の息子と蔑まれてきたムッスが、領土を運営するために文官などの人材を一から集めるのは想像を絶するほど大変であった。そのため、冒険者ギルドへの謝罪も遅れに遅れたのだ。
「偉くなっても楽になるどころか業務は増えるばかりだよ」
「ワハハッ、それが支配者たる貴族の責務だろう。まあ、立ったままもなんじゃ、ソファーに座ってくれんか」
書類処理をしていたモーフィスは手を止めて、ソファーへ移動する。横にモーフィスが座ってもコレットは気づきもしない。
「改めてヤークムが冒険者ギルドへ与えた損害を謝罪するよ」
頭を下げようとしたムッスを、モーフィスが手で制する。ギルド長室とはいえ、貴族のムッスが平民であるモーフィスへ頭を下げるのはよろしくはないと気を使った――わけではなかった。
「謝罪の言葉などもらっても腹の足しにもならん」
ムッスの後ろに控えるヌングが、ドワーフらしい考え方だと口元がわずかに緩む。
「冒険者ギルドが受けた損害の弁済に関しては、ユウとムッス侯爵とで折半で相違ないな?」
「その様子だと、すでにユウは賠償金を支払ったようだね」
ニヤリと笑うモーフィスの様子から、すでにユウは賠償金を支払ったとムッスは判断する。
「うむ。さすがはAランク冒険者だけあって、気前よく現金で一括払いじゃ。冒険者たるものああでなくてはな!」
「それでユウはいくら支払ったのかな?」
賠償金について、ムッスはユウと折半で支払うとしか聞いておらず、その金額については把握していないのだ。
「二百億マドカですわ」
「ぶっ!?」
モーフィスではなく、いつの間にか扉の前に移動していたエッダが答えた。
「あらムッス侯爵、鼻水が出ていますわよ」
美男であるムッスの顔が、吹き出した鼻水でなんともみっともない醜態を晒していた。あのヌングですら、驚きのあまり姿勢が崩れている。
「ユウちゃんったらそれだけじゃなく、新たに冒険者ギルドへ三百億マドカも追加でお金を預けてくれたんです」
それでかとムッスはコレットが放心状態の理由を知る。自分が担当する冒険者が預け入れした際に、報酬として受付嬢には一%が支払われる。冒険者ギルドはそのお金を運用してそれ以上の利益を出すのだが、とにかく今回ユウが冒険者ギルドへ三百億マドカを預け入れした結果、コレットには三億マドカもの大金が支払われるのだ。
「いくらなんでも城や要塞を造るわけでもないのに、そんな金額は必要ないだろう?」
「私は前々から思っていたんです。どうして都市カマーの冒険者ギルドが王都テンカッシや首都ピルドント、帝都ランドの冒険者ギルドより小さいのかと」
邪悪な魔女のように微笑みながら、エッダは淡々と話し出す。
「ムッス侯爵もそう思いません? 都市カマーの周辺には三つも迷宮があり、ゴッファ領の拡大に伴いより多くの冒険者が訪れることになるわ。それなのにいつまでも古い冒険者ギルドのままでは格好がつきませんもの」
「こ、侯爵といえど、二百億もの大金を簡単に動かすことはできないよ」
「うむ、うむうむ! それはわかっておる。じゃが、安心していいぞ」
「モーフィスギルド長の言うとおりですわ。冒険者ギルドでは分割での支払いも受けつけております。当然、利息はいただきますけどね」
モーフィスがこんな迅速に冒険者ギルドの増改築に着手するわけがない。どうせエッダが裏で動いているのは間違いなく、逃げようとすればより悪い結果を招くことになる。それにこれまで以上にゴッファ領の人口が増加するのは目に見えている。新たな冒険者の受け入れや平民の仕事の確保などを考えれば、冒険者ギルドの増改築は悪い手ではない。悪くはないのだが、問題は金額だ。そう考えると、ユウが冒険者ギルドへ三百億も預け入れしたのも、今後のことを見越してなのか!? この女狐はこちらの事情をそこまでわかっていて、拒否できないのをいいことに――ムッスの脳内では自問自答が繰り返されていた。
「ムッス侯爵、返答はいかに?」
モーフィスからの問いかけに、苦渋の表情でムッスは――
「この悪魔どもめっ」
笑みを浮かべる二人に対して、それが精一杯の反抗であった。
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