~漫才風会話劇~『ささくれ』

維 黎

(*ˊ艸ˋ) Σ\(`Д´💢)ノ

「「はい、どうもぉぉぉぉ。よろしくお願いしまぁぁすぅぅぅ」」


「今年もやってまいりました。KACの舞台で漫才やらせてもらいます、みなさんご存じのライトリードのライトですぅ♪」

「……相方のリードいいますんでよろしゅうしたってください」

「なんやのリードさん? テンション低ぅない? あと変な間が開いてテンポが悪かったやん」

「いや、ちょっとお前の挨拶で気になったことがあったもんやから」

「ん? 何がですの? 完ぺきのぺきですやん」

「『みなさんご存じの』ってとこや。ワイらのことなんてほとんど誰も知らんと思うで。PV数でいぅたら甘く見積もっても10~30PVくらいやし」

「少なッ! 才能ないんちゃう? 作家辞めたらええのに」

「それをいぅたりなや。たぶん、自虐ネタのつもりで書いてるんやろけど読み返しの時に地味に凹んでるで。あの維 黎さっか

「う~ん。あ、そや。ほな、こうしたらええんですわ。自分で読んでもPV増えないけど、ログアウトしたらPV増えるんやからそれでバンバン自分の作品をクリックしまくったら100,000,000PVくらいすぐ行きますやんか」

「ンなことしたら運営からBANされてまうわ。それに100,000,000回もクリックなんて出来るかいな」

「100,000,000回クリックて。僕、そこまではいぅてませんけど。リードさん、それ誰一人読んでもらえんこと前提ですやん」

「……」


「ま、そんなことより。始まりましたねぇ、KGB!」

「やめい。その国のネタはセンシティブやから、やめい」

「もはや春の風物詩となってきた感じがありますよねぇ」

「まぁな。運営側も毎年趣向を凝らしてるから、カクヨムのイベントと言えば? って質問の回答にカクヨムコンの次くらいにはKACがくるかもしれんな」

「2019年の三周年イベントが始まりでしたっけ?」

「そやな。第一回目は『Kakuyomu 3rd Anniversary Championship』って名称で、今は3rdがなくなって、西暦表記になってもたけどな」

「これからもずっと続いていきそうですねぇ。地球が滅亡するのが先か、カクヨムの運営が終了するのが先か」

「そこはカクヨムが先に終わっとけ」


「ところで今回の『ささくれ』ってお題、ちょっとニッチ過ぎません?」

「ニッチ? どういうことやねん。マニアックって言いたいんか?」

「んー、マニアックっていうよりお題の範囲が狭すぎるんちゃうかなぁと思いましてん」

「そうか? まぁ、身体的症状を書くのはちょっと難しいかもしれんけど、心情的な方はけっこう幅広く書けるんちゃうか? 知らんけど」

「え~? 『ささくれ』ですよ? こんなん、パンダが叫ぶシチュエーションくらいしか思いつきませんわ」

「?」

ささくれぇ~!」

「にっちもさっちもあるかいッ!! ぜったいその『笹』ちゃうわッ! もうえぇ、やめさせてもらうわ!」


「「どうもぉぉ! ありがとうございましたぁぁぁ」」

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