6
白ワインを立て続けに三杯飲んだ愛美は、目元をトロンとさせてベッドに仰向けになった。
「ん~なんか、すごくふわふわする……? きもちぃー」
彼女は潤んだ瞳で天井を見つめ、てらてらと艶めく桃色の唇をぱくぱくさせている。
「愛美はそんなに酒弱かったかな?」
俺はとぼけながら「熱くて窮屈でしょ? 服弛めたら?」と言って、彼女の部屋着の前身頃に手をかける。
白く柔らかな曲線を描く、豊かな膨らみに対面した。
桜色のレースブラに縁どられたそれは、愛美が呼吸するたびにゆさゆさと悩ましく上下して、俺の食指がそそられる。
「愛美は今日誕生日だし、身体の凝りをほぐしてあげるよ」
ブラの上から持ち上げるように乳房を覆うと、柔肉の凝りをほぐすよう、じっくりマッサージした。
「ん……くすぐったい」
「静かに。マッサージだから」
もみもみと感触を確かめるように揉み込んでいく。
俺の動きに合わせて、愛美の桃色の唇から乱れた吐息が漏れる。
「ん……ふぅ、もっと……強めに揉んでくれてもいいかも? 凝りをほぐして」
俺は彼女の左耳を甘噛みする。
愛美の胸はひときわ大きく打ち震えた。
「だいぶ馴染んできたみたいだね」
耳元で囁くと、彼女はブルっと背中を震わせた。
「もっと欲しい?」
彼女は顔を赤らめながら、俺の手に胸を押し付けてきた。
ブラの上から触るだけでは、彼女の乳房を最大限気持ちよく刺激できない。
彼女の胸を覆う桜色の拘束に手をかけた。
――ぶるんっ
目の前で白くまろやかな乳房が解放された。
俺はこの二週間待ちわびていた光景に、思わず生唾を飲む。
指先で彼女のぴんと立った先端に触れる。
興奮でぷっくり膨れた濃いピンクのまわりを、円を描くようにぐるぐる指でなぞった。
「ふ……うっ」
俺の指から一方的に与えられる刺激に、彼女は足の付け根をもじもじと擦り合わせた。
指先で丹念に刺激すると、中央でそそり立った赤い先端を摘まむ。
摘まれた愛美は肩をびくりと震わせながら、俺の手のひらで白い乳房を弄ばれる。
先端の硬さを確かめるように、くにくにと捏ね、爪の先で軽く擦って愛美の快感を高め始めた。
――ちゅ……
尖った先端に啄むようなキスをする。
――ちゅっ……ちゅっ……ちゅっ……ちゅっ……
俺の唇が乳房の先端を交互に挨拶し続ける。
「……もっ…なにこれぇ」
愛美が焦れたように言う。
――ちゅぱ……ちゅぱ……ちゅぱ……ちゅぱ……
唇で左の先端を柔らかく包むと舌先で突き、浅く扱く。
「ふ……ふうぅ……ん……もっと……」
愛美は腰を震わせながら、もっと強くと懇願する。
左の乳房をしゃぶられているあいだ、空いている右の突端は指先で無防備に弄られている。
快感でしこった先端を指で弾いては引っ張り、指の腹で軽く擦ってやると、愛美は口元を弛めて情けない声を上げる。
俺は右の乳房に舌を這わせると、下乳から硬くしこった先端まで、乳全体を唾液まみれにして、簡易なマーキングをする。
室内灯の明かりでてらてらと妖しく輝く愛美の乳房は、俺の舌に服従した証に見えた。
俺はそのまま彼女の太ももに手をかけた。
驚いて首を上げた愛美に「リンパのマッサージだ」ともっともらしい言い方をして、腿の間に自分の頭を滑り込ませる。
先ほどから乳房を丹念にほぐされた身体は、ショーツ越しに触ると湿っていた。割れ目に指を添わせる。
「や、だぁ! そこだめ!」
触られた彼女は抗議の声を上げる。
俺は構わず下着をずりおろし、指を突っ込んだ。
「……っ、勝手に、触らないでっ」
愛美の抗議を無視してズボンを弛める。
興奮で肥大した分身を取り出すと、先端から透明な粘液が垂れる。
彼女のぬかるみに欲望の先端をピタリと付ると、ぬちぬちと押し付けた。
「や、だめェ……っ」
彼女は首を大きく上げたが、薬の効果で身体が思うように動けず、口で言うほど抵抗する力もなかった。
――ぬちっ ぬち……ぬち……ぬちゅ……
生れてはじめての行為に俺は全身に鳥肌が立ち、我を忘れた。
彼女の最奥に到達するとゆっくり腰を引き、大きく摩擦を始める。
――とちゅん とちゅん とちゅん とちゅん……
愛美の最奥に自身の先端を擦りつけるように突く。
俺の一突きに呼応するように、彼女の身体は跳ねる。
「ふあああっ」
愛美は目を白黒させて口をパクパクさせる。
しばらくすると、彼女の中が俺のモノに絡みつくようにぎゅうぅと締め付けた。
仰向けに転がる愛美の腰をがっちり掴んで、勢いよく突き上げると「ひぅんっ」と情けない声を上げた。
ビクビクと身体が痙攣し始めたので、終わりが近いことを察知する。
俺は目の前で揺れる乳房にくらいつくと、もう一度を強く吸い上げた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます