28:見守る人と追いかける人


【受付嬢セルザ視点】



(あ~、つまんね。……ある意味アイツに振り回されてる方が面白かったかもしんねぇな。)



ま、クソしんどいのは確かだが。



「あ、あの。セルザさん、良かったら今晩俺とディナーを……!」


「素材の買取ですね、でしたら受付はあちらのカウンターに成ります。次の方どうぞ~。」


「え、ちょ、まっ!」



未だに定期的に来るデートの誘いをしてきた男を、素材担当の受付に。ギルドの中でも一番筋骨隆々な男性職員に投げ渡しながら、次のクズを呼ぶ。恋仲やワンナイトを期待してるんなら余所かそういう店に行け。……冒険者に成るやつなんかは大体が訳アリだが、できる奴はこんな仕事すぐに金貯めてやめている。“一握りの上澄み”を除けば、割いてやる時間なんてない。



(まぁこっちも仕事なんでな。)



そんなことを考えながら、朝の業務をさばいていく。基本的にこの時間に私に話しかけてくる奴は、基本外れだ。いやむしろちゃんと手順に乗っ取って来てる当たり、さっきの男がマシだったってレベルかもしれんねぇ。


……まぁそう言う奴は大体ギルドへの貢献度も低く、人としても最低限か畜生。たまに真面目な奴が依頼を受けるために声をかけてくるってのもあるが、面白いぐらいに少ない。適当にあしらってやりながら、ダンジョンに潜る様に促し、ギルド職員として他の一般業務をさばいていくに限る。



(にしても、今頃何してるんだろうか。)



あの事件、リロコ伯爵というロリコンがティアラに懸賞金をかけたことは記憶に新しい。それに巻き込まれ、何を考えたのかあの子がカチコミに行ったこともだ。結果としてはとりあえず丸く収まり、そこまで大事にはなっていないのだが……。色々と後始末をしなければならなかったこっちの身にもなってほしい。私が動かなかったらもっと面倒なことになってたからな!?



(……まぁ、“もらうもん”貰ってるし、少しの情もある。次はもう少しマシな面倒ごと持ってこいよ。ティアラ。)



伯爵との戦闘が終わったであろうタイミング。


仮とはいえ貴族の館に殴り込みに行ったのだ、その場で捕まれば即斬首である。あの二人の逃走手段を整えてやる必要があった私は、できるだけ足の速い馬を用意し、それをカモフラージュ用の物資を乗せた馬車につなげ、伯爵が借りていた宿に迎えに行ってやったのだが……。


待っていたのは山のように積み上げられていた兵士たちの死体(死んでなかった)と、なぜか向かい側の家屋にぶち込まれ青い顔しながら気絶した伯爵。そして伯爵が借りていたであろう館の壁の一部が、完全に吹き飛んでいる光景だった。しかも周囲が何故か水浸しだったし……。もうちょっと静かに戦えなかったんですかね?


オリアナの実力を考えれば不可能ではないが、あの性格からしてこんなことはしない。つまり全部ティアラのやらかしである事は確定なのだが、どうやればこんなことが出来るのか。そんな状況を把握するのに手間取っていたころ……。オリアナに脇で抱えられたあの子が、宿から走ってくるのが見えた。オリアナの方が完全に無傷のようだったが、あのガキは苦戦したのだろう。魔法薬での回復は済んでいる様だったが、まともに体を動かせないほどに弱っているように見えた。



『お、お前ら……。どうすんだコレ、いやほんとに。』


『あ、セルザ。言っとくけどこれ全部嬢ちゃんがやったことだからな? 私は兵士だけ。』


『やっちゃいました♡』



いや、やっちゃいましたじゃねぇだろ! 二人ともやり過ぎだ! 特にティアラ! ……そう突っ込んでしまった私は、悪くないと思う。


まぁこれだけの騒ぎだ、いつ人が寄ってくるか解らない以上、あの子たちを早急に逃がす必要があった。貴族にカチコミなんぞ、確実に生死不問のお尋ね者行きだ。バレなければ問題ないとはいえ、これだけ派手にやれば露見する可能性も出てくる。


速攻で二人を馬車に叩き込んだ後、そのまま町の外まで走らせ、そこで私は下車。そのまま次の目的地まで馬を走らせる二人を軽く見送った後。色々と奔走する必要があった。クソガキとその保護者が今回の襲撃に関与していないことを示す証拠のでっち上げに、すでに流れてしまった情報を出来る限りもみ消し。そしてこの一件への私の関与を隠す必要だ。



(クソ貴族共って全く関係ないのに『貴族全体の権威を貶めようとした』っていう建前で、ただのストレス解消処刑とかしてくるからな……。関係者っぽいの全員処刑とかもあり得るし、身を守るためには動くしかなかった。)



伯爵からの動きを見なければできないこともあったが、情報操作程度なら私の権限でも十分できる。ティアラに関する情報やオリアナに関する情報、あの日あった襲撃についてのデマなどを流し、同時に私以外から発された情報の発信源を探る。


絶対にギルドの受付嬢がするような仕事ではなかったが……、まぁ何とかなった。



(オリアナがボコボコにしたであろう伯爵が何故か、上機嫌で『鍛えなおさねば!』なんて言いながら領地に帰ったのが一番の理由だが……。穏便に済んでよかったよ、ほんと。)



伯爵が怒り狂ってあの二人を『絶対に殺す』なんて言い始めることを想定して動いてたのに、打ちのめされたはずのあのロリコンはむしろ上機嫌。あの子の行方を捜す間者は結構な数を放ったみたいだけど、それ以外の動き。再度懸賞金を出すとか、刺客を送るとかの行動は見せることはなかった。


ま、おかげさまでこっちは非常に動きやすかったんだけどな。


裏社会に出回った情報の調査や、表に流れた情報のもみ消し、ティアラが懸賞金を掛けられた時に金欲しさに動いた冒険者共のリストアップ、二人が“偽造した依頼”を受けて数日前に町から出たという記録の改竄、二人が利用した施設への口裏合わせ。最後にあの子が止まっていた宿への事情説明な~んてものまで出来てしまった。



(この中で一番厄介だったのがまさかの泣きわめくペペちゃんの相手だったんだが……、今度返ってきたら絶対謝りに行けよ、ティアラ。)



ま、終わってしまえばなんとやら、だ。


裏社会の情報の流れは速いもんで、私が把握できてないところも多い。そもそもギルドは表の存在で、受付嬢の仕事も表の仕事だ。普通に生きてりゃ一生裏なんて気にしないで良かったんだが……。なんでそっちまで手を伸ばしてるんだろうねぇ、私。


まぁいい。とにかく十中八九カチコミの詳細がどこかに漏れているのは確かだ。今はどこかが動いているようには思えないが、今一番HOTなネタである事は確か。金欲しさに二人を狙って来る敵、情報を売ろうとする敵が出てきてもおかしくない以上、時間経過によって情報の鮮度と重要性が下がるまで、待つ必要がある。



(早い話、雲隠れだな。……オリアナもあのガキも、なんとなく理解してたみたいで、次の目的地はもう決めてたみたいだが。)



“ギルド職員”としてはダンジョンに潜ってほしいが、“セルザ”としてはんなもん好きにしてくれて構わない。ちょっと他の目的を果たすために遠出して、ほとぼりが冷めたころにふらっと帰ってきてダンジョンに潜ってくれればそれでいい。


こちの情報は早馬でギルド支部に送っているし、話は伝わるだろう。


せっかく急ぎでペガサスの情報をかき集めたんだ。あのガキが『空騎兵』だったとは思いも寄らなかったが……。次会うときは真っ白なペガサス片手に凱旋か。また調子乗ってるんだろうなぁ。



(ま、私としても全く“利益”がなかったわけじゃねぇ。)



今回の一件はかなり忙しかったが、得るモノも多かった。緊急時に頼りにならなかったり、金で靡いて人身売買に手を出すようなクズ冒険者共の把握はできたし、クソガキの情報を潰すために手を伸ばした結果、これまで手に入りにくかった裏社会まで情報網を広げることが出来た。


冒険者共の情報はリスト化して上に提出済みだからそれ相応の評価はしてもらえるだろう、裏の情報網も……。深入りしすぎなければ、これほど便利なものはない。いい仕事ができた、ってもんだ。



(そして何より……、金貨100枚♡)



オリアナがクソガキの引き渡しの時に受け取った金貨300枚。クソガキが『迷惑料代わりに』なんて言いながら山分けにしてくれたおかげで、私にこれだけの大金が流れ込んできた。あいつらの馬と馬車の用意や、口裏合わせに使った“袖の下”をするのにある程度使っちまったのは確かだが……。それでもうんと、残ってる。


元々の持ち主である伯爵は気にしてないみたいだし、ちと調べたが“洗浄”済みのキレイな金だった。つまり周囲から『あいつ急に羽振りが良くなったな。』な~んて思われないように動けば、使い放題な資金がここに。



(なぁ~に買おっかな~。新作のコスメとか? ちと高くて手が出ない奴とかもあったんだよな~。休み取って良い飯食いに行くってのもありだよなぁ。)



そんなことを考えながら、仕事を回していく。やはり大きな余裕があると顔にも出てしまうようで、部下の子から『セルザさんなんかいいことありました?』なんて聞かれてしまったが、許容範囲だろう。



(あ、そうだ。そういえばあのガキ傭兵団雇いたいとかよくわからんこと言ってたよな……。五歳児が兵力雇うとか何するつもりだ? まぁいいか、この辺りで信用できる奴のリストアップぐらいはしてやるかねぇ。)







 ◇◆◇◆◇






「とまぁこんな感じね。解った、フアナ?」


「?????」



場所は変わり、アユティナ神が開く神の領域。ティアラの故郷に住む彼女の親友であるフアナ、そんな彼女の夢に接続されたこの領域では、神から信者への報告会が行われていた。と言ってもアユティナ神はその顔を隠し、そのしぐさと姿かたちで『自分は王国の女神である』という風に思わせているし、フアナはフアナで親友のやらかしが色々とヤバすぎて脳の処理が追いついてなかった。



「あ、あの。女神様? あの子って確かにノリは良かった子ですが、そこまでぶっ飛んでる子ではなかったですわよね?」


「そうねぇ、確かに村にいたころは少し静かだったかしら。」



そういいながら、故郷の村にいたころのティアラを思い出す二人。あのメスガキは調子に乗り始めるとどこまでの行ってしまうヤバいタイプの人間ではあるが、決して抑えることが出来ない人間ではない。事実村の中では『天啓を受ける子』として注目はされていたけれど、悪い意味で注目を集めることはそうなかった。


ほぼ毎日村を出て盗賊退治をしていた彼女であったが、『子供がそんなことしないだろう』という思い込みがあったとしても、最後までその事実を誰にも露見させなかったのがティアラ。旅の道中に他の神の信者であることは欠片も出していないように、“隠す能力がない”わけではないのである。



「でもあの子、緩むときはとことん緩むのよねぇ。私としては見てて可愛いからいいのだけれど。」


「て、ティアラ……。」



親友であるフアナの前でもそれは同じであり、少し年齢には見合わない賢しさを見せるところはあれど、普通の女の子として振る舞い、その関係を構築していた。周囲に他の目が合ったこともあり、最後までフアナの前で緩むことはなかったのである。


しかしそんな状況から解き放たれ、ほとんど何も気にしなくてもよくなったティアラは……、ご存じの通りはっちゃけたのだ。



「いや、解りますわ。あの子ならそういう動きをするだろうということは、理解はできるんです。ちょっと暴力的というか、直線的というか、決めたら想像しえない方向に飛んで行ってしまうということは。薄々、薄々理解しておりました。で、でも……。」


「あ~、うん。そうですねぇ。」


「なんで私の前でそうならなかったんですか!?」


「あらら~。」



そういいながら、怒気をあらわにするフアナ。あの子、ティアラの隣に立つのは私で、一番の親友は自分であると自負する彼女。又聞きとはいえ自分が知らない彼女の側面があると、少しイラっとしてしまう。『もっと私の前でさらけ出しとけよ! 親友だろ!?』ってやつだ。


フアナがティアラと再会したとき、その面をぶん殴るカウンターがまた一つ、貯まった。



「それに、あの子の隣は私なのに! 師匠枠とは言えどなんか増えてるのちょっと気にくわないですわ! そりゃ確かに一人旅よりも何倍も安心でしょうけど! ……いやそもそもなんで一人で迷宮都市まで行ってるんですか! 危なすぎ! あとどう考えても手が出なそうな相手と戦わないで!!!」



一度決壊すればどんどんとあふれ出てくる言葉。ティアラへの心配、自分が隣にいて何かすべきなのに、できないもどかしさ。そういった不満を言葉にし、発散していくフアナ。その大本が、『今の自分じゃまだあの子の隣に立つ資格がない』なのは、彼女の向上心の表れだろうか。


……いやまぁ五歳児がクソつよ変態ロリコンと殺し合った、なんて聞けば当たり前の感情のような気もするが。とりあえずそのあたりは置いておくことにすべきだろう。そう考えたであろうアユティナ神は、自身の忌み嫌う王国の女神。その“信仰する民にとっての理想像”を意識しながら、言葉を紡ぐ。



「はぁ、はぁ、はぁ……。」


「とりあえず吐き出せましたか? ほらお茶でも飲んで。」


「も、申し訳ありませんわ、女神様。」



大丈夫ですよ~、と言いながら金の斧の装飾がなされたカップに、茶を注いでいくアユティナ神。ゆっくりとその手から茶を受け取ったフアナは、それに口を付ける。ティアラもそうだが、神から直接下賜された食べ物を頂いているということはとんでもない行為なのだが……、早熟とはいえど、ティアラと同じ五歳児であるフアナは、その行為のヤバさにいまだ気が付いていなかった。



「ところでフアナ? 魔法のお勉強は進んでいるかしら、最近あの子ばっかりを見ていたから貴女の様子をそこまで確認できていなくて……、教えてくれる?」


「あ、かしこまりました。初めて女神様とお会いした後、母から魔法を教わり始めたのですが……。」



淡々と、説明を述べていくフアナ。


原作開始10年前、ゲーム世界でも5歳時点で火の魔法を操ることが出来ていた才女がフアナだ。原作にはなかった『ティアラが村から出奔する』というイベントによって学習速度にブーストがかかった彼女は、原作よりも驚異的な速度で学習を終了させた。


ティアラがオリアナさんの指導でアヘアへ言っている頃には、家の中にあった魔法関連の書物に全て目を通し、本来『魔法兵という下級職に転職』してからでないと手に入れることが出来ない魔法ですら習得していたのである。



「今習得できたのは……、私たち魔法使いの通常攻撃ともいえる『火球の魔法』。下級職である“魔法兵”様たちが扱う『泥沼の魔法』。後は母から免許皆伝の証として教わった、『大火球の魔法』ですわ。以上三つが現在習得できているものになります。」


「……が、頑張ってますねぇ。(早すぎん?)」



フアナからは、『自分の母は途中で魔法兵の道を諦め商人としての道を歩み始めたが故に魔女としての蓄積が少なく、また母の他者に教える能力が高かった故に習得できた』、という説明がなされたが……。アユティナ神が内心驚いているように、驚異的な学習スピードである。


現在のフアナのレベルは最下級職の『村人』Lv1なのだが……、彼女の言葉が真実であれば、下級職である『魔法兵』がLv1で覚える『火球の魔法』、Lv5で覚える『泥沼の魔法』、Lv10で覚える『大火球の魔法』の習得を完了していることとなる。


彼女がすでに習得してしまっているように、才能があり適切な努力を積めばレベリングが完了する前に魔法を習得できるのは、この世界でも一般的に知られている事実である。しかしながらこれほど早く学び終えてしまう存在はそうそういない。フアナの母親はひっくり返ったし、アユティナ神ですら普通に驚くレベル。彼女が人類の中でもかなり上澄みの存在であることを示していた。



「とりあえず学べることが無くなってしまったので、今後はある程度独学でやってみようかと思います。母の伝手で水魔法の指南書が手に入りそうなので、まずはそこから始めてみようかと。」


「そうですか~、頑張り屋さんは褒めてあげないと、ですね。(ティアラちゃんの話からなんとなく英雄級が集まる世代だとは感じてたけど、これほどとは思わなかった。)」



そんなことを考えながら、優しく頭を撫でてやるアユティナ神。気づかれないようにほんの少しだけ『疲労回復』の加護を与えてやりながら、話を進めていく。



「あ、そうです女神様! 一つご相談させていただきたいことがあったのですが……、よろしいでしょうか?」


「私に? えぇ、もちろん。」


「実は……。」



彼女から出た言葉は、簡単に言えば“盗賊退治”のお話。それまでティアラが勝手に行っていた業務であり、レベリング作業でもある。


彼女たちの故郷であるペブル村の周辺では、現在盗賊の大量発生が確認されている。それもそのはずで、ティアラが『山の主』である狼を討伐したことで周辺の安全度が上がり、これまで丁寧にすべてを踏み潰していたティアラがいなくなったことで盗賊という最下層の生き物を食べる存在がいなくなったのだ。


それまで盗賊よりも上位にいた存在である『山の主』が消え、代わりに存在していた『ティアラ』も消える。肉食動物が消滅したことで、捕食者がいなくなった草食動物が激増する、そのような状況に彼女たちの村周辺は陥っているのである。



「私があの子に追いつくためには、やはり自身の“階位”を上げなければなりません。そのためには戦闘あるのみ、なのですが……。やはり年齢のため許可を得るのが難しく。一番良い方法としては、討伐に出かけるリッテル様に同行するのが最適だと思うのですが……。両親、そしてリッテル様への説得のため、お知恵をお貸しいただけないでしょうか?」



彼女たちの村の領主にして、主人公の義理の祖父。そのリッテルに同行し、盗賊退治をすることで経験値をため“階位”、すなわちレベルを上げたいフアナ。彼女はすでに“覚悟完了”してしまっており、たとえ相手が何であろうと自身の敵、命を奪おうとする相手なら確実に反撃できる心を会得していた。……しかしながら普通の親がそんなこと許可するはずもなく、どうやら説得が難航しているご様子。


脳内で『あ~』という意味のない言葉を吐き出しながら、神は思考を回し、言葉を紡ぎ始めます。



「私から神託を受けた、などと言えば連れて行ってはくれるでしょうが……。あんまりそれを乱用するのは好ましくありませんよねぇ、そもそもこの“お話会”は誰にも秘密ですし。」


「はい……。」


「あ、そうだ。だったらもう隠れてやっちゃいましょうか? バレなきゃ罪じゃない、って言う奴ですよフアナ。少しだけいいものを貸してあげましょう……。」



このアユティナ神の発言により、ぺプル村に二代目盗賊スレイヤーが生まれることになるのだが……。またそれは、別のお話。とりあえず今日から毎日盗賊を焼こうぜ!




ーーーーーーーーーーーーーー




〇『火球の魔法』(消費MP1)

下級職『魔法兵』転職時に習得可能、『魔法兵』の通常魔法攻撃。相手にINT(魔攻)等倍の攻撃を行うスキル。


〇『泥沼の魔法』(消費MP3)

下級職『魔法兵』Lv5時に習得可能。詠唱者から一定距離の範囲内に泥沼(通常より倍のMOVを使用する地形、“飛行”、“地形効果無視”には通用しない)を生成する魔法。泥沼は戦闘終了まで消滅しない。


〇『大火球の魔法』(消費MP5)

下級職『魔法兵』Lv10時に習得可能。相手にINT(魔攻)1.2倍の攻撃を行うスキル。範囲攻撃可。



フアナ 村人 Lv1


HP (体力)8

MP (魔力)12

ATK(攻撃)2

DEF(防御)3

INT(魔攻)8(+2)

RES(魔防)8

AGI(素早)4

LUK(幸運)9


MOV(移動)4


『火球の魔法』

『毒沼の魔法』

『大火球の魔法』

スキル『魔力操作』


装備

【母のおさがりの杖】

【(神からの贈り物:未公開)】



これにて第二章は終了となります。お付き合いいただき、ありがとうございました。

次回からは三章、ペガサスを見つけに行くお話が始まる予定です。

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