27:槍鬼



そうと決まれば話が早い、もう何も気にせずただ勝つことだけを考える。やるぞ私? もっと調子乗ってギア上げてけオラァ!



「んじゃまマイペッツにご登場いただきましょー! 狼ちゃんたち、出番ですよー!



【オリンディクス】の石突で地面を叩き、発動するのはスキル『ソウルウルフ』。私の胸から青い魂の様なものが四つ飛び出してきて、可愛い可愛い狼ちゃんたちが私を守るように召喚される。わぉ。犬歯むき出し。ご主人様が狙われているのが無茶気にくわないって感じね、たのもし♡



「ほぅ……、素晴らしい我が天使よ! 召喚術まで修めていたとは……、より、より欲しくなったぞ!」


「ほんと! ありがとー! じゃあ死のうね♡」



そういいながら、強く踏み込み、距離を詰める。


あぁ、もちろん理解してるとも。力じゃ勝てないし、速度もあっちの方が上。ちょっとでも本気を出されれば確実に殺される。だけどそれが一番いい。この肌がひりつくような感覚。本当に得難いもののはずだ。今の私には伸びしろしかない。目の前にいるのが何だろうが、全部経験値に変えてやんよぉ!


狼たちに攻撃を命じながら、【オリンディクス】を振るう。私を含め5方向からの同時攻撃だ。



「甘いぞ我が天使よ!」



体を大きく動かしながら、剣を振るう変態。その一閃で狼たちが全滅し、もう一度振るうことで私の槍を受け止める。剣より槍の方がリーチって言う強みがあるはずなのに、コイツ相手じゃ力量差も技術差も違い過ぎて、全くもって意味をなさない。



「まぁそうだよねぇ! あはーっ!」


「むっ!」



そんなもんこっちも理解して動かしている。笑い声を上げながら“空間”を開き、変態の顔めがけて私が溜め込んだアレ。盗賊の死体をぶちまけてやる。混ざっちゃってよくわかんないけど、確か私のことを襲ってきた変態の死体も入っていたはずだ。あ、めぼしいものは全部分けてるからほんとに要らない奴らね? どう捨てればいいかわかんないから死蔵してた。


まぁ案の定避けられるけど……、これを~、こうじゃ! 放火ァ!



「ここで火葬してあげるね♡」


「……正気か?」


「あはははは! もっちろん! まだまだ踊りましょぉ!!!」



奴があっけにとられているうちに、地面に転がっていた銅の棒を出来るだけ“空間”に回収し、お部屋の外の廊下で加速させておく。【保険】として置いてあった銅の棒とか、さっき奪った【鉄の剣】、まだ残ってた射出用【銅の剣】とかもあるけど、数は限られてる。ストックを増やしておくに越したことはないだろう。


目的を果たした後は、悟られぬように再度突撃を敢行する。


もちろん、これだけじゃ勝てない。限界超えなくちゃねぇ!


無理矢理脳を“開き”、見える世界がだんだんとゆっくりになっていくこの中で、次の手を打つ。



「あったまクソ痛いけど増やしちゃぇ!!!」


「ッ!」



あはっ! ようやく驚いた!


さっきまでの限界だった同時射出“4門”から、無理やり“8門”へ。そして同時に、私とコイツの周囲を縫うように、“射出”する。私の槍が空を舞い、その隙間を縫い相手を射殺すように、投擲物たちが目の前にいる敵を付け狙う。回避されたとしても、それで終わりじゃない。到達地点に“空間”を置き、再利用する。



「あははッ! あは! あははははは!!!!!」


「っ! 土壇場で成長したのか!」



一歩間違えれば私も貫かれて終わり。だけど当たらなければどうということはない、私が空間を開く位置を間違えなければ、なんの問題もないのだ。邪魔だったのは私の恐怖! こんなものゴミ箱だねぇ!


四方八方から飛んでくる攻撃に、“私を殺せない”という奴の縛り。さすがに変態と言えど耐えかねたのだろう、ほんの少しだけ、“ブレ”が生まれる。そこを突かないほど、私は馬鹿じゃない。【オリンディクス】を振るい、その反対方向、そして回避された時の相手の場所に“空間”を置く。



「隙みっけぇーッ!」



さっきからこいつは、私の“射出”を肉体で受けてない。これってどういうことか解る? そうだね、『直撃すれば不味い』ってことだ。ご丁寧にもこいつは、その身をもって『答え』を教えてくれてる。あのクソ狼みたいに毛皮で受けるんじゃなく、こいつは“受け流した”。


つまり一発でも当てれば、確実にこちら側に傾く!



「いくら技術差があっても! 数には勝てないんだよねぇ!!!」


「なら、押し通るのみ! 見よ我が天使よ!」



奴がそう言った瞬間、着ている全身鎧が弾けそうなほどに、その肉体がパンプアップする。あぁ、なるほど。お前もスキルを使って来るんだね! いいねいいね! じゃあこっちもだ!



「張り切れ相棒! こんなクソコモンに負けてたら神器の名が廃るよなァ!!!」



体内の魔力をほぼすべて【オリンディクス】にぶち込み、その機構を無理やり全力起動させる。あぁ、解ってるって、私はアユティナ様に認めてもらったけど、お前に見合うような人間じゃない。本来はオリアナさんみたいな優秀な人が握る武器だ。扱うのが10年ぐらい早いって? ならこれからの10年間無理やりこき使ってやるから気張りな!



「『開闢の一撃』ッ!」


「『剛撃』ッ!」



奴が選択したスキルは、『剛撃』。HPを10消費することで、ダメージ計算時に生じたダメージを倍にするスキルだ。7-4=3→3×2=6、本来3だったダメージが6になる感じ。ゲームじゃただの計算式だったけど、こっちじゃ単純な攻撃力の増加って感じだろう。


隆起したその腕で振るわれる【銅の剣】、私が“射出”したはずの物体たちがことごとく薙ぎ払われ、その切っ先は【オリンディクス】とぶつかる。いくら神器と言えど、使い手の力量差は歴然。一瞬だけ拮抗したそれは、簡単に押し返され、先ほどと同じように吹き飛ばされてしまう。



「ま・ぬ・け♡」


「ッ!」



ケドまぁそんなことこっちが把握してないわけないよなぁ!


奴の剣と私の槍。それが接した瞬間に、開くのは“空間”。


奴の左右と背後、そして頭上の合計4つ。大人一人すっぽりハマる大きな“空間”を出現させる。そこから放たれるのは、これまでの“旅”で私が溜め込み続けていた全て。


さっき補充した銅の棒も、

故郷の村で使っていた小石も、

高速移動用に用意した銅板も、

ぶっ殺した貴族から奪った鋼の槍も、

保存食の干し肉も、

パンも、

野営用の装備も、

替えの服も、

まだ残ってた盗賊たちの死体も。


そして何より、補給用にぶち込んでいた軽くトンを超える水も、


細かく指定する時間なんてなかったが故の、やけくそ。


全てここで、奴に向かって放出する。



「ぬ、ぬぉぉぉおおおおお!!!!!」



奴の叫び声とほぼ同時に一斉に射出されるアイテムたち。水しぶきが舞い、奴の体が掻き消える。その中にはもちろん殺傷能力の高い【銅の剣】とかも紛れてる。姿は見えないが、流石にダメージは与えられただろう。


と言っても、ずっとそれを見てる場合じゃない。


絶賛わたくし、さっきの『剛撃』の影響で吹っ飛ばされている最中でございます。そもそも『開闢の一撃』はHP消費スキルだし、奴の『剛撃』のダメージもかなり大きい。このまま壁に叩きつけられれば……、普通に死ぬ。さすがにそれは、ごめん賜りたい。



(お、【オリンディクス】先輩? もうMPもHPもカラカラなんですけど、もっかい『開闢』壁にぶち込んで、吹き飛ばされた衝撃を緩和させるとか……。あ、できます?)



死ぬ寸前までの魔力と体力を私の相棒に注ぎ込み、叩きつけられる直前に、壁に向かってスキルをぶつける。そしてインパクトの瞬間に、この子に元から備わっている“スタン”能力。それをちょっと応用して、衝撃波を発生させ、勢いを弱める。……ぶ、ぶっつけ本番だったけど何とかなった。



「んぐッ! ……で、でも、もうちょっち無理かも。体動かん。」



さ、流石に無理しすぎたかも……。もう全身搾りカスだし、“空間”は空っぽ。頭も限界を超えて酷使しすぎたせいで全然動いてくれない。脚に力が入らず、その場に座り込んでしまう。立ち上がろうとしたんだけど、相棒を杖にしたって少しも体が動いてくれない。倒れないのでやっとだ。


これじゃもう、戦えない。



「でも、流石に死んだ……。」



そういいながら、奴がいた方向。未だ水飛沫が舞い視界がふさがれている方へと、目を向ける。……あぁ、フラグだったか。その中にいる影。本来なら跡形もなく吹き飛んでいてもおかしくないハズの奴の体の影が、動いている。


バケモノかよ……。



「ふふふ! さすが、流石だ我が天使よ……! もしやとは思っていたが、これほどまでの物を隠し持っていたとは! 全く、これだけでおつりが来るぞ! やはり私は運がいい!」



あの空間の中には、武器だけじゃなく大量の水も収められていた。迷宮都市までの道中にあった川を十数分空間でせき止めて、採取した水だ。調べてこそはないが、確実にトンは超えているだろう。おかげさまで周囲は水浸し、部屋の一部の壁が吹き飛んでるおかげで水没はしていないが、びしょびしょだ。


普通、それだけの水量を一気に喰らえば死ぬ。しかもただの水じゃなく、その中に射出用の武器とか結構入っていたはずだ。死んでなきゃおかしい。


ケドこいつの声が聞こえているってことは……、失敗したのだろう。


ゆっくりとその姿が浮かび上がってきて、見えてくるのは、奴の肉体。さっきの攻撃で破損したのであろう鎧を脱ぎ去った、インナー姿の奴の姿が、眼前に現れる。



「どれだけ、どれだけ運べる!? いやもしや際限がないのか! これほど、これほど素晴らしいことはない! その素晴らしき美貌! 戦士としての技量! 特異な能力! いったい女神は君に何を与えなかったのだろうな!!!」


「……全部だよ。」


「全て! 全てと来たか! なんと欲深い……、だが、好みだッ! さぁティアラ! 今こそ私と一つに成ろうではないか!!!」



少しはダメージを与えられたのだろう、少しだけ血の滲んだインナーを脱ぎ捨てながら、奴が迫ってくる。まだ救いなのは、下を脱いでいないことだろうか。まぁすぐに脱いできそうだけどさ。……あ~、いや。どうしよ。体は動かんし、頭は回らん。“空間”には文字通り何も残ってない。


けどま、諦めるってのは性に合わない。最後まで抵抗してやるかと、震える手を何とか抑えながら、槍の切っ先を向ける。




……足音。




(あぁ……。)


轟音と共に、ドアが蹴飛ばされる。



「ティアラ……、ッ!!! てめぇ!!!!!」



そこから現れたのは、【アダマントの槍】を手に持った、私の師匠。オリアナ。私の名を叫びながらこの身を見、即座に伯爵に向かって声を荒げる。



「お、オリアナさん……。ま、任せて、いい?」


「当たり前だ! だが終わったら覚悟してろ、説教だ! これ飲んで寝てろ!」






 ◇◆◇◆◇





「ここで保護者登場、というわけか。」



ティアラに薬、持ち込んだ『上級傷薬』を投げ渡し、彼女がそれを口に含んだのを見たオリアナは、ゆっくりと息を吐く。体に掛けるのではなく、飲めと指示したのは、少しでも内臓の負荷を減らすため。長年戦場に身を置いている彼女は、どこまで気が立っていようとも状況把握を怠らない。部屋の状況と彼女の状態から内臓へのダメージを鑑み、そう指示したのだ。



「“槍鬼”オリアナ。御高名はかねがね。」



そういいながら、ゆっくりと【鋼の剣】を構える伯爵。先ほどのティアラの攻撃で、確かにダメージは受けた。しかしながら許容できる範囲のものであり、彼の体力は有り余っている。原作開始よりも10年早いこの時間帯に於いて彼の肉体は全盛期を保っており、眼前の老兵を前にしてその闘志をさらに沸き上げることが出来るほどだった。



「それとも、『金は支払ったのだ、すでにお前には関係のない話だろう』というべきかな?」


「黙りな小僧。剣を握ってるならわかるだろ?」


「っは! 小僧、小僧と来たか! この年になってそう呼ばれるとは……、思ってもみなかったッ!」



そう言い放った瞬間、伯爵は強く踏み込み、距離を詰める。彼の性癖は改善の余地というべきか、現行法をよくよく確認すべきものではあるが、その肉体に宿る技術は違う。『剣士』の上級職である、『剣豪』。それにふさわしき技術が宿り、そしてその名に恥じぬステータスを保有している。


平均して、30前半。ティアラの約5倍以上のステータスを持ち、原作における“各章のボス”を引き受けるに値する能力。その肉体から放たれる斬撃は、常人では決して防げない。ティアラとの戦闘が真にお遊びであったことを示すように、彼は剣を振るう。



「はぁッ!」


「……。」



だが、近づけない。


剣の間合いと槍の間合いでは確実に槍の方が優位である。しかしながら技術差でそれは簡単にひっくり返り、力量差が存在すれば同様に消え去る。それを知る伯爵だからこそ、間合いを詰め切り付けるために。振るわれる槍を自身の剛力によって叩き折るために、腕を振るう。


上からの振り下ろし。


下から叩き込まれる槍によって迎撃。


大きく踏み込み距離を詰める。


横に振るわれた槍と、石突による打撃によって押し返される。


槍自体への攻撃。


軽く受け流され、逆に剣を砕かれそうになる。



「ッ! ならばッ!」



超えようもない技術差、積み上げた経験の差はオリアナに軍配が上がる。伯爵もそれを理解し、このままでは槍と剣の相性差を突き破ることが出来ないと理解したのだろう。一歩下がり、“スキル”の使用に踏み切る。


ティアラとの戦闘の時のように、全身の筋肉を隆起させると共に、同時に彼の体内に宿る魔力を爆発させる。


伯爵がその身に宿すスキルは、三つ。


一つ目はティアラの“射出”に対処する時に使っていた、スキル『受け流し』。ゲーム内では弓系の攻撃を半減させるスキルではあったが、彼はそれを自身の力量によって改良し、遠距離武器の無力化に成功している。


二つ目は、スキル『剛撃』。ティアラの独白にもあったが、ゲーム内ではダメージの倍化。現実となったこの世界では、単純な攻撃力の増加、という効果を持つ。


そして三つめは、『魔斬』。MPを消費することで、攻撃を物理から、魔法へと変化させる技。正確に言えば、ATKーDEFでなく、ATKーRESする技術。これまでの攻撃に、魔法としての側面を追加し、強化するスキルだ。


伯爵が使用するのは、この二つ目と、三つ目。


『剛撃』の効果により攻撃力、ATKを増加させ、『魔斬』によって魔法による強化を乗せる。




「喰らうがいいッ! 『剛魔斬波』ァ!!!!!」




彼の握る【鋼の剣】に青い魔力が宿り、その隆起した肉体によって振るわれる、飛ぶ斬撃。ボス級の存在が放つ攻撃、どれだけ訓練しようとも、直撃すれば木端微塵。その攻撃力故に、伯爵も人に向かって放つのを躊躇するレベルの技。



2mを超える巨大な青の斬撃が、オリアナに襲い掛かる。



だが。



「……子供騙しだな。」



軽く魔力を槍に流した彼女は、ゆっくりと槍の切っ先を天に上げ。着弾と同時に、振るう。まるで最初からそこに何もなかったかのように、青い斬撃は打ち払われ、キラキラと周囲に魔力の残滓が散っていく。



「威力だけ上げても戦場じゃ意味がねぇ。これだから現場を知らない“お貴族様”は。」



原作におけるオリアナというキャラクターのステータスは、高いモノでも20後半。前線で敵とやり合う兵士に必要なATKとDEFが高い程度である。しかしながらそもそも……、この数値は“10年後”のもの。家族を失った悲しみを紛らわすために“10年間酒に浸った”彼女の、能力値だ。


流石の彼女もその長い月日に於いて老化してしまう、酒のせいで内臓も痛めその能力を大幅に落としてしまう。


……しかし、この世界の彼女は、“そうではない”。


そもそも、今の時代は原作開始から10年前。そして浴びるように飲んでいた酒も、ティアラという問題児のせいで断っている。確かに全盛期、肉体の黄金期に比べれば多少衰えたが……。劣化は、始まっていない。



伯爵の目の前にいる“槍鬼”は、血で血を洗う帝国と王国の戦いの中で、30年以上生き残り勝利を捧げて来た正真正銘のバケモノである。まともに前線を体験したことのない“お貴族様”が勝てる存在ではない。



「殺しはしねぇ、だが……。私の“孫”に手を出したんだ。一生後悔してもらうよ。」



それまで静けさを保っていた彼女の身から、突如としてあふれ出す、“殺気”。そのすべてを飲み込み食らい尽くすような威圧感に、一瞬でも飲まれてしまった伯爵の運命は、そこで終わる。


伯爵ですら視認できぬ速度で距離を詰めたオリアナ、その身はすでに奴の目の前まで迫っており、その槍は攻撃態勢に入っている。“殺す”のではなく、“後悔させる”。故に選択するのは刃の反対側にある、“石突”。股下にそれを差し込んだ彼女は、全力でそれを、振り上げる。



「ッッッッッ!!!!!」



剛力によって振るわれたそれは、組織を破壊し、彼の体を持ち上げ、吹き飛ばす。天井を破り外部へと放り出された伯爵は、大空へと飛び上がり、そのまま大地に座れるように落下。宿の向かいにあった建物に大穴を開けながら、夜の闇に消えていった。



「っと、ティアラ! 大丈夫か!?」


「ア、ハイ。ダイジョブデス。」


「……どうした片言で。」



確実に再起不能になったであろう伯爵を見届けたオリアナは、即座にティアラの方へと顔を向ける。魔法薬を使ったようである程度の回復はできているはずなのに……、なぜか非常に顔色が悪い。そして片言だ。本当に大丈夫かとその両頬をつまみ、顔を上げ瞳を確認するオリアナ。



「……大丈夫そうだな。間に合ってよかったよ、ほんとに。」


「あ、ありがとうございます……。お、オリアナさんて滅茶苦茶強かったんですね???」


「ん? あぁそれなりにな。」



それなりって……、というティアラの小言を聞き流しながら、部屋に散乱している彼女の私物を集め始めるオリアナ。それを見たティアラも、首を振って行動を始める。



「荷物纏めてすぐにこの町から出るぞ。勝ったとは言え貴族に喧嘩売ったのはマジだ。ほとぼり収まるまで雲隠れする。セルザに馬車を頼んでるからそろそろ着くはずだ。それに乗って行くぞ。」


「りょです。」


「んで落ち着いたら……、とりあえず“お話”な? 返事は。」


「は、はい……。」





















オリアナ(万全) 槍騎士“槍鬼” Lv10


HP (体力)73

MP (魔力)22

ATK(攻撃)38(+10)

DEF(防御)36(+4)

INT(魔攻)21

RES(魔防)27(+2)

AGI(素早)31

LUK(幸運)18


MOV(移動)5


装備

【アダマントの槍】

【改造された王国支給鎧】



※HPMPの上限は100、それ以外の上限は50。基準として一般人が10以下、新兵で10くらい、訓練されて15、強めで20、クソつよ30、ボス40、ラスボス50。


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