第55話 閑話 戦闘準備をするあずきちゃん
手術室に移動して、おかーさんと喋る。戦闘で一番頼りになるのはおかーさん……じゃなくてその発明物だもんね。
「それで、どういう状況なん?」
「修復できそうなインプラントは2個が修復に成功したわ。ピンク色と赤色ね」
「うーんー、魔法はすぐには使い物にならないし、機能追加は工具だね。インプラント混ぜた奴は?」
「オレンジが一つ。あれだけ混ぜて一個なのかと思うと効率が良いとは思えないわね」
「でも総合強化だ! やらないよりやった方が早く成長するよ」
まあ、そうよね、とおかーさん。んじゃあピンクちゃんに変わりましょう。
「やるよおおおおおおおお!! ٩(ˊᗜˋ*)و 」
「よろしくー!」
「バグ、欠陥なし、博士は!?」
「チェック、ないわ! (΄◉◞౪◟◉`) 」
それじゃ、とピンクちゃんの手術台に仰向けで寝て、体を固定されてうつ伏せになり、麻酔ガスをかグー。
「あれ、見えないぞ」
「ここら辺にいたよな」
「なんでだ? さっぱりわからん。シールドも手に入ったようだし探せないな。飛び地でも攻撃して誘い出すか」
「おきてええええええええええええ ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐ 」
「ごめんごめん考え事。魔法はなんだろう、工具は大型工具がいいな」
「総合強化もあるからね! いろいろログが出てくるよ! 見てみよう! (´▽`*) 」
――――――――――
手術ログ
インプラントタイプ ピンク色
・魔法「グラビディ」の獲得。
インプラントタイプ 赤色
・インプラントノコギリとインプラント斧を
インプラントタイプ オレンジ色
総合成長。
・1細胞が出すエネルギーの大幅上昇。
・皮下装甲の大幅強化。
・表面装甲の大幅強化。
・恒常性機能の大幅強化。
・セーラー服:スパッツ:シューズ:下着の超強化。
・反射行動および行動移行の高速化。
・エーテル生産量の大幅増加。
・エーテル保管量の増加。エーテル保管庫の少々拡大。
・レーダーセンサー無線を強化。
・魔力コアスロットの4直列5並列化。
・身長増加。158センチメートル。
・さきっちょ耐性:7個:電撃耐性強化。
・さきっちょ溶液への耐性:時間や溶液変更で破られる程度。
・体のリバランス:胸は悪かーない量、腰はくいっとスリム、お尻はシュッと小尻。:あずき本人の思う、なりたい自分を再現した。
・サクラ・フレアの強化:パワーアップ、効率化。
手術ログ
以上
――――――――――
うっひょー! 新しい武器とかはなかったけどなんかすげー量の更新がはいった!
サクラ・フレアの強化も来た!!
体のリバランスも来た! これでお姉さんだかつる!
「身長はついに158センチメートルかあ」
「もう小さいとは言わせないね! (๑•̀ㅁ•́ฅ)✧!! 」
「短い刀なら扱えるね。脇差し以上フルサイズ以下」
「それくらいのロングソードでも良くなーい? (´▽`*) 」
「まあどっちでも。でもさ、私の好きな例の主人公は刀使ってるしさ」
サクラを纏わせたら魔刀かなあ……。
「あと強烈なのはグラビディくらいか。ピンクちゃんかけられてみる?」
「壊れる。いじわる 。°(´ฅωฅ`)°。 」
「ごめんごめん。初期レベル? レベルでいいんかな……、まあ重力係数は1.5倍なんでさほどでもないね。ルカさんほどの力はまだない」
「90キログラムになるのかな?そういえばヒールってどうなってるのー? ٩*(゚∀。)و 」
「人間だったらだけど、一回で傷が塞ぎ内部の筋肉や血管が綺麗になって、取れちゃっても一回でくっつく位は成長したかな。テレパシーはずっとルカさんにかけていたし、ヒールは
「アンドロイドではどうなのさっ! (๑•̀ㅁ•́ฅ)✧!! 」
んーアンドロイドか。大けがはやってみないとわからん。
「ちょっとやってみるね。
「――ヤメテー! 僕犯罪者になっちゃう! ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐ 」
「いや、どうせそこにある全自動手術機で直るよ? あ、エーテル込めたヒールしてないや。ギコギコ。パワーヒール。お、少しエーテル込めると回復量が段違いだ。綺麗さっぱり直った。時間が経ってしまった取れちゃった奴も直せそう」
「この子の倫理観どうなってるのーーー!!! 。゚(゚´ω‘゚)゚。 」
「まあまあ。それじゃ魔力コアでエーテル貯めるからおかーさんにバトンタッチ」
「そもそもエーテルってなんなのさ……。――はい、おかーさんです。もうすぐにでも決戦でしょ? 大型コアをつかって一気に貯めちゃいましょう (΄◉◞౪◟◉`) 」
ピンクちゃんが、斧はハンドアックスから木こりの斧まで自由自在だよと言い残したのを聞いて、エーテル増産にいそしむ私であった。
だいぶ自己生産量も増えたけどね。
エーテルってなんだろうって言われたけど私にはわからん。
おかーさんも何らかの生命エネルギーくらいしかわからんだろう。
わからんものをわからんけど使っているのだ。使えるから。
純粋魔法使いはエーテル使うらしいけどね。ルカさんが言ってた。
さあ、行きますか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます