【誤字修正21:20】次々と俺を虐めて嫌ってた女の子が寄ってくる。

第7話

　「夏さん？？」

「優・・・」

気まずい空気が流れる。

　「と・・・とりあえず、優は娘の恩人よ。恩返しさせて」

「いいよ、いいよ。止めただけだし」

「でも、それが私の一番大切の人を助けてくれた。恩を恩返さいと母親として気が済まない。」

「えっ母親？？姉じゃなくて」

「色々あったの！！とりあえず家に来て！！」

「えーー！！」

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　春視点

　「先輩、居ないな。やっぱり私から誘うしかないかな・・・いやそれは負けた気がするし、お金の恩もあるし・・・とりあえず先輩は友達も居ないし、いつか寂しくなって私に誘いに来るか！！」

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女の子の家に初めて来た。

　「そこ座って、」

「はい！！」

　 座布団に座る。

　「アンタ、アレルギーとか大丈夫？？」

「大丈夫です。」

「わかった」

　カレーの匂いがする。

　「ねぇ、アンタさ。」

「はい？何ですか？？」

「そのぉさ」

「うん」

「アンタのこと虐めて、悪かったね。」

「え・・・うん。」

女の子の部屋に居るのと、かつてのトラウマから反応が遅れる。

　「私さ、中学卒業前に、最後にまさか、みんなに虐め返させれるとは思わなかった。」

「・・・そんなことが」

知らなかった。似たような・・・誰かを思い出すな。

「それで辛さを知ったのもあるけど、娘を助けてくれた恩人いつまでも虐めっ子のままじゃあ母親として失格だからさ」

「・・・」

　母親の責任か

「今日改めて本当にありがとうね」

「・・・いいよ、いいよ。それより娘さん可愛いね」

無理矢理話をずらす。いじめられっ子に感謝とか年が経っても怖い。

　「でしょー！！花って言うの！！可愛いでしょ！！もう可愛くて可愛くて」

　いつの間にか、カレーを置いて、俺の前で赤ちゃんを撫でている。

キャラが一瞬で変わった。

　「だから、こんなに可愛い娘を守ってくれた、アンタに本当に感謝してる。ありがとう」

夏さんは頭を下げる。

　これは、しっかりと許して感謝を受け取るべきなのだろう。母の感謝として

　「うん、どういたしまして」

「・・・ありがとう・・・ありがとう」

夏さんは泣いている。

　「え、な、なつ」

　「あの時・・・本当に娘が死んじゃうと思って、・・・怖かった。だ・・だから、あの時助けてくれて・・・嬉しかったのありがとう。」

泣きながら謝り、娘に優しく撫でる姿は昔の夏さんから程遠い姿だった。

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