モモノの帰還

@waterwaterwat

なんとかなる

魔法で溢れる世界。

そんな世界の片隅で1人の魔法使いがまた誕生した。

名はモモノ、歳は6つになったばかりだか年齢を聞かれた時に片手で表せなくなった事にめんどくささを感じている変わった6歳だった。

モモノは4歳の頃、不思議な森と呼ばれる密林地帯に幼稚園の遠足できた折に迷子になったっきりずっと迷子のままだった。

モモノは普段の生活からガラリと変わった事に少しの間不安になったが、身よりもなく孤児であったため別に帰らなくてもいいかと言う気持ちになり帰ろうとはしなかったし、なぜか優しくしてくれる森の不思議な動植物たちがいたのでなんとか生きていられたのでその気持ちに拍車がかかっていた。

モモノが喉が渇いているとモモノの背丈の何倍もある巨木が自分のお腹に穴を開けて水を出してくれたし。おなかがすいたと思ったら香ばしいお肉の匂いがする蛇がやってきて脱皮した時にできた皮をくれた。

そんなある日モモノが不思議な森を冒険しているとモモノのワクワクレーダーが反応を示した。

そのレーダーに従いモモノが近ずくと持つだけで偉くなったように思えそうな手頃な木の棒が落ちていた。

その木の棒を拾うとモモノはフワリと浮かぶ事ができた。

そうそれは飛行の棒だったのだ。

それからモモノは飛行の棒を遣い空を飛ぶ練習をして飛行技術を身につけ、四年後のちょうど10歳になった頃に不思議な森で見つけた沢山のお土産を手にして故郷である村に帰るのだった。

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