第2章13話:店内の構造
「おお……」
店内に入った俺は、
まず構造としては、
・カウンターとカウンター席
・中央テーブル席
・窓際テーブル席
……の三つに分かれる。
視界の左側が窓、視界の右側がカウンターといった構図である。
テーブル席は部屋の
ちなみに窓からは海と、
床は木製のフローリング。
壁は
天井は
ほのかな
「ホールはこんなふうになってるのか……」
良い雰囲気の店だ。
あれだな、天井にプロペラとか取り付けたくなる。
「一般庶民の方を相手に料理を販売するお店ですから、少し落ち着いた内装を意識いたしましたわ」
「……なるほどな」
キルティナの説明に、俺は納得の返事をする。
あまり上品すぎると大衆はとっつきにくくなる。
なので、さながら海の
その配慮は悪くないと思った。
「
カウンター
しかし中身はからっぽだった。
「食器や
「ふむ。了解した」
と俺は返事をする。
さらに言った。
「
「ええ。こちらですわ」
キルティナが案内してくれる。
カウンター奥に、扉が一つある。
その扉をくぐると、すぐに
立派なキッチンである。
中央に大きな
部屋の
「いいな」
と俺は素直に感想をこぼした。
さらにキッチンには三つ扉があった。
1つは、いま来た扉。
1つは、裏口に続く扉。
1つは、廊下に続く扉。
廊下にはさらに、風呂、倉庫、そして2階へ続く階段がある。
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