フラグ

【sideサタン】

私直々に荒くれどもを率いて勤勉なる森を攻撃することになってしまった。どいつもこいつも!割と話の通じるマモンは「なぜ俺が行かねばならない…?あそこは旨味がなさすぎる」と言って勤勉なる森に関わろうとせんし。もう一人民衆を纏められる奴がいるが。ルシファー、傲慢の大悪魔だ。特徴のない男で中肉中背、茶髪茶眼でそこらの農民だといわれても納得してしてしまう。今ルシファーは飛翔して森を飛び越え天帝国に突貫を仕掛けては返り討ちに合う始末。もはやなれた対応で撃退されているようで、ひどく落ち込んでいた。情けない男だ!奴のおかげで少数で突貫しても大した被害を出せないことが分かったのだがな。他の大悪魔の三人は引率どころか団体行動すらまともにできん!こんなことならベルを…いや、あいつも働こうなどとはしないであろうな。こんなだから私が駆り出されたのだ!まあいい、あの森にはいい加減うんざりだったのだ。これを機に燃やし尽くしてやろう!


「いいか、貴様ら!この森は我らが領土を不当に占領する天使どもの先兵であり、天帝国との戦ができん元凶だ!我らが怒りの炎で燃やし尽くしてやろうぞ!」

荒くれどもに発破をかける。彼らは戦いになれた猛者であり、魔法を扱うエリートだ。これだけの戦士が集まれば森など草の根一本残さず吹き飛ばせるだろうな!

私の役割は妨害に来るであろう大天使、上位天使を滅することになるだろう。

買ったな、風呂入ってくる!

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