第8話 2人のAランク冒険者

半ば殴られる事を受け入れていた矢先、人垣を掻き分けるようにして1人の男がこちらに向かって歩み寄るシルエットが見えた。

 それと同時に周囲を取り囲んでいた冒険者達がザワザワと波打つ。

 僕に絡んでいる男達も何事かと騒ぎの元に視線を向けていた。


「おい!やめろ!」


 僕を掴み上げる男の背後から鞘に納められた剣を男の肩に添えて話しかける少年が居た。

 その人物は青い髪で身綺麗な鎧を身に着けた青年で、年齢は僕とさほど離れてない印象を受けた。

 その少年の後方には同じ鎧を身に着けた年上に見える男達が数名控えていた。


「ああん! なんか文句でも……っ!」

「……あっ!!?」


 その少年を見た男が絶句し、驚いた表情を浮かべる。

 もう1人の男も同様の反応をしていた。

 統一された鎧……この街の衛兵達なのか?

 どちらにせよ、この場を仲裁してくれそうな雰囲気で少し安堵する。


「ちっ!」

「行くぞ! 面倒事はごめんだ!」


 僕はその場で床に落とされ、男達は悔しそうな表情を浮かべ施設を出て行った。

 そして、周囲を取り囲んで見物していた冒険者もこの場が治まった事でそれぞれに散っていった。


 ああ、驚いた。

 まさかいきなり喧嘩を売られるとは思っても見なかった。

 やっぱりイメージ通り、ガラの悪い連中の溜まり場なのかと改めて感じた。


「大丈夫かい?」


 青い髪の少年は手を差し伸べて僕を引き起こしてくれた。

 整った顔立ちが眩しい。

 男の僕から見てもイケメンだと感じる。

 握った彼の手は顔に似合わずガッチリと力強く、明らかにその人物の強さを物語っていた。


「あの、ありがとうございます」


 青年は優しい微笑みを浮かべ頷く。

 僕の髪色が気になったのか、僕の体を上から下まで観察しているようだった。

 集落でもそうだったが、黒髪というのは珍しいのだろうか。


 そういえば、スピカの姿が見当たらない。

 やはり逃げてしまったのか……まぁ、自由を自負する旅猫だしな。


「お礼と言ってはなんだけど、少しお茶でもどうだい?」


 急な申し出に少し戸惑う。

 助けて貰った手前、是非ともおごりたい所なのだけど……

 いかんせん持ち合わせが無い、困ったな。


「あ、えーと申し訳ありません! 助けて頂いたのに、今全く持ち合わせが無くて……」


 僕が全力で頭を下げると青年は少し驚いた表情をした後、クスリと苦笑する。


「じゃ、君を助けたお礼に僕のお茶に付き合ってくれないか? もちろん、お金は僕が出すよ」


 妙な交換条件を持ちかけられて、少し困惑する。

 しかし、助けて貰った人の誘いを無下にする事も出来ない。

 そう思った僕は快く了承した。


 彼は後方で控えていた衛兵っぽい人々に何やら話をすると、皆それぞれ施設内へと散っていった。

 そして施設内に併設された酒場のカウンターに2人で腰掛ける。

 僕はこの街に初めて来た事を告げて、先程起きた事の顛末を簡潔に話した。


「そうか、それは災難だったね。ああ、まずは注文しようか。食事のリクエストはあるかい?」


「いえ、この街に来たばかりなので良く分からなくて……お任せします」


 僕は注文を彼に任せる事にした。

 少年は2人前のサンドウィッチと紅茶を頼み、自己紹介を始めた。


 酒場で紅茶にサンドウィッチと言うのは微妙な感じがする。

 しかし、ごついマスターはさも当たり前のように準備を始めた。

 筋肉ムキムキのマスターが手際よくサンドウィッチを造る光景は違和感が半端無く、妙に興味をそそられた。

 僕の不思議なモノを見るような表情で何かを察したのか、彼は「フフッ」っと笑いながら話す。


「この酒場部分だけは国の補助を受けて経営しているんだ。だから割と何でも取り揃えているのさ。ああ見えてマスターは過去に宮廷にも使えていた一流の料理人なんだ」


 宮廷料理人とか最上級の職人じゃないか……

 何故こんな……こんなと言っては失礼だが、冒険者ギルドの中にある酒場で働いているんだろう。

 宮廷料理人時代に上司を殴ったとか……そういった暗い過去でもあるのだろうか。


「それは凄いですね……」


 勝手な妄想でマスターの過去を勘ぐってしまった。

 ある意味ここも国営の酒場なんだ、本人の希望で経営を任されているのかも知れない。

 目の前のごついマスターは街の衛兵と同じく公務員と言う訳だ。

 僕がキョロキョロと酒場の内装を見ていると、不意に少年が自己紹介をしようと言い始めた。


「まずは自己紹介からだね。僕の名前はレヴィン・セグ・ゴーヴァン。この国で騎士をしている者だ。君の名前を聞いても良いかい?」


 彼の名前を聞いて、家名を持っている貴族だという事に気付く。

 幼馴染のビクトリアも、ビクトリア・イル・サイザリスがフルネームだったっけ。


「僕はラルクと言います。先程は本当にありがとうございました。何か誤解されてしまって……」


「最近はガラの悪い連中も多いからね。君に怪我が無くて良かったよ」


 少年は涼し気に笑う。

 自己紹介を終えると同時に注文した温かい紅茶とサンドウィッチがカウンターに並ぶ。

 ちゃんとした外食は実に何日ぶりだろうか?思わずゴクリと喉が鳴る。


「どうぞ、適当に摘まみながら話しましょう」


「あ、はい。いただきます」


 少し緊張気味の僕に気付いたのか青年は1つの提案をして来た。


「えっと、ラルクって呼び捨てで構わないかな? 僕の事も呼び捨てで構わない」


「大丈夫です。え~とレヴィン。……少し照れ臭いな」


 彼は僕の3つ上の18歳で、なんとこの国の騎士団長をしているらしい。

 家柄の関係もあって異例の若さで騎士団長に抜擢されたせいか、歳の近い友人は距離を置くようになったと寂しげに語った。

 じゃ、先程後方に控えていたのは騎士団の部下の人々だったんだ。

 全員年上に見えていたのは間違いじゃなかった訳だ。


 僕は入国の際にネイが話していた設定で自己紹介をした。

 この国の古代妖精種エンシェントエルフの人々が破壊神を崇拝する風習が有るとは言え、自ら破壊神の加護を持っていると喋るのはさすがに躊躇する。

 これくらいの大都市になると、安全性の観点から牢にぶち込まれて、再度非道な暴力を受ける気がしてならないからだ。


「そうか、それは大変だったね」


「レヴィン、折り入って相談が有るんだけど……」


 僕は藁にも縋るつもりでレヴィンに個人カードが無くても出来る仕事が有るのかと言う相談をしてみた。

 稼業の雑貨屋を手伝っていて、計算や接客の経験が有ると伝える。

 彼は少し考えて口を開いた。


「僕の知り合いに道具屋を営んでいる者がいるから話を聞いてみようか」


 駄目元で頼んでみたら、あっさりと働き口を紹介して貰えると言われ驚いた。

 でも、かなり図々しいヤツだと思われただろうな……。


「……是非お願いします」


 僕は恐縮して頭を下げると、レヴィンは「気にするな」と気さくに微笑んだ。

 彼の人柄は貴族という枠に捕らわれない素晴らしい人格者という印象だ。


 遅い昼食を済ませ、しばらく談笑した後レヴィンの知り合いの道具屋へと向かう運びとなった。

 ・

 ・

 ・



◇◇◇◇◆◇



「……ったく、騎士団長のガキが! 目障りなヤツだ!」


 さっきラルクに絡んだゴロツキ風情が口悪い独り言を吐き捨てる。

 見た目通り、弱い犬ほど……ってヤツを体現したようなクズだ。


「おい! 衛兵に聞かれたらマズイぞ」


「ッチ! わーってるよ!」


 俺様は人通りの少ない裏路地まで名前も知らないゴロツキを姿を隠し追いかける。

 ……周囲に人の気配は無いな。

 俺様は元々の自分の姿に戻り、颯爽と建物の上から舞い降りる。


 急に目の前に現れた俺様に2匹のゴロツキは驚く。

 しかし、美しい俺様の姿を見た2匹のクズは人間の雄特有の下卑た笑いを浮かべる。


「なんだお前は? そんな姿で、うへへ……誘ってんのか?」


「へっへっへ……顔もかなりの上玉じゃねぇか」


 こんなゴロツキのクズでも審美眼に関しては合格点をくれてやろう。

 ただ、果てしなく不愉快な審美眼だがな。


「フフフ……あなた達に用が有るの、着いて来てくれない?」


 俺様は妖艶な笑顔を浮かべ2匹のクズを更に人気の無い所におびき出す。

 知能の低い人間種ヒューマンは色欲に溺れた思考を垂れ流しながら着いて来る。

 デウスの野郎が好きそうな連中だ。


 裏路地の奥の袋小路で俺様は立ち止まる。

 さて……この辺りで良いだろう。

 完全に人の気配の無い裏路地で俺様は自身の着用している衣服を脱ぎ裸になる。


 薄汚い人間種ヒューマンは獣のように舌なめずりをしながら俺様に触れようと手を伸ばしてくる。

 クズの腕が俺様の放漫な胸に触れた瞬間、肋骨が食虫植物のように開き2匹のクズを暗黒と化した深淵へと誘う。

 なんの価値も無い生物を口に入れるのは無意味な行為だが、このクズ共がこの街にいる限り再度ラルクにちょっかいをかける危険性が有る。


「うわぁぁぁ!!?」


「な、なんだ!? ば、化物か!?」


 2匹のクズ共が恐怖に引きつらせた表情で腰を抜かし、地面に尻もちをつく。

 忌の際に美しい女性の裸体が拝めたんだ、もう人生に杭も未練も無いだろう?


「や、やめてくれ!? 俺達が何をしたって言うんだ!?」


 ……もう遅い。

 ラルクが暮らすこの街の平和を維持する為に、俺様はこのクズ共の存在を否定し……そして排除する。


「ああ……あああ!ああああああああああああああああああああああああああ!!」


 ――――絶叫


 バクンッ!


 そして静寂。


 目の前に在る血と肉と骨と魂を喰らう。

 腹の中で苦痛に歪んだ叫び声がこだまする。

 汚れた魂は腐敗して蠅の集る残飯の味がする。


 不快、不快、不快……

 数日前に喰った犬の方がまだましな味だ。


 口直しに残り物の干し肉でもかじるか……。

 ・

 ・

 ・


◆◇◇◇◇◇



 僕はレヴィンに連れられて大通りを歩く。

 彼が言うにはこの通りの先に商店が並ぶ場所が有ると言っていた。

 知り合いのお店はそこに有るらしい。


「……ラルク?」


 商店に向かう道すがら、偶然用事の済んだネイにばったりと出会った。


「ネイ様ではないですか!?」


 僕がネイに話し掛けようとした瞬間、レヴィンが先にネイに話し掛けた。


「えっ!?」


「えっ!?」


 僕が驚くと何故かレヴィンも驚く。

 レヴィンはネイの事を知っているのか?


「……レヴィン」


「お久しぶりです。聖域が襲撃にあったと聞いて心配しておりました。御無事だったようで、良かった」


 レヴィンは安堵したような表情でネイの無時を喜んだ。

 そう言えば門番の衛兵も同じ反応をしていたな。

 もしかしてネイはこの国で凄く有名人なんだろうか?


「ラルク、何かしたの?」


 心配そうな表情でネイが訪ねて来る。

 この顔は……僕が悪い事をして連行されていると勘違いしている顔だ。

 数日間一緒に過ごして来て、少しだけど彼女の表情が読み取れるようになった。


「えーっと……」


 冒険者ギルドであった事のあらましを説明し、なんとか誤解を解く事ができたが依然困ったような表情は戻らない様子。

 過保護な母親みたいな心情なのだろうか……?


 その後、ネイがレヴィンに集落で起きた事件の内容を説明した。

 聖域を守護する集落が突然巨大なモンスターに襲撃を受け、大勢の村人が死んだ事。

 自分は僕を助けるだけで精一杯で逃げ出した事を話した。

 淡々と話す彼女だったが僕は悲し気な表情をしているように見えた。


 レヴィンが言うには王都にも襲撃の報告が上がり、3日前に調査隊が派遣されたと話していた。

 恐らく僕達とは山岳地帯で擦れ違いになったんだろう。


「陛下には報告を済ませた所です」


 ネイはたった今、国王陛下に謁見して報告を済ませて来たと話した。

 こ、国王陛下!?

 一般人の僕は故郷の国王ですら遠くからしか見た事が無い。


 直接会う事が出来るのは高位の貴族か、それに属する家系の紹介が無いと謁見すら出来ない。

 ネイは貴族階級なみの地位を与えられているって事か、どうりで街の関所を顔パス同然に通れたはずだ。

 僕は改めてネイが凄い人だと思った。


「それで、ラルクはこんな所で何をしているの?」


「ああ、レヴィンに働き口を紹介して貰おうと思って」


 僕が働く場所を探している事を伝えるとネイは少し驚いた表情を浮かべる。

 普段無表情な彼女が今日に限って色々な表情を見せてくれる。

 それが何だか少し楽しい。


「私も同行する」


 どうも僕の事が心配になったのか、彼女も同行すると言い出す。

「この仕事は駄目」「その条件は飲めません」とか言われるんじゃ無いだろうか……

 うん、ちょっと心配になって来た。

 ・

 ・

 ・


-セロ商会-


 個人カードの必要無い働き口を紹介して貰うと言う話だったんだけど……

 目的地に着いて見れば"大商会"と言うレベルの大きな建物へと案内された。


 えーと、”総合取引商社 セロ商会”。

 ここがどう言う場所なのかとレヴィンに尋ねたら、セロと言う輸入貿易商を営む大商人の屋敷だと教えてくれた。


 入口にいた守衛にレヴィンが話を通すと、奥の応接間へと案内されメイドが持て成してくれた。

 見るからに豪華な装飾品に彩られた応接室に少し緊張する。

 なんか世界が違う感じ、レヴィンのいう道具屋と僕の想像していた道具屋の差がこの部屋に反映されているような気がする。


 こんな大手の商会だと、厳しい試験や面接があるのでは無いだろうか?

 そう考えると今更物凄く不安になってくる。


 しばらくすると整った口髭をたくわえた身綺麗な衣装の男性が現れた。

 印象的にゼイレン先生と同世代くらいに見える。

 この人がレヴィンの話に出てきた道具屋……総合取引商会のセロ社長。


「レヴィン様、お久しぶりです。突然訪ねて来られるとは驚きました。えっ? そちらはネイ様では有りませんか?」


「……どうも。」


 ネイは大量の砂糖を投入した紅茶を啜りながら会釈をする。

 この冷静さにはある意味感服する、僕もその動じない姿勢を見習いたいです。


「いやはや……Aランクの称号を持つお2人が揃って訪ねて来られるとは。何か大規模な討伐作戦でも行われるのでしょうか?やはり武具の仕入れの商談でしょうか。」


「ああ、いえ。今日は折り入ってお願いが有りまして。こちらの……友人のラルクを雇ってもらう事は出来ないでしょうか」


 レヴィンはセロさんに”友人の”と言う言葉を付け加えて僕を紹介する。

 多分、少しでも印象を良くする為にワザと付け加えたんだろう。

 今日出会ったばかりの僕に、何故そこまで良くしてくれるのだろうか?

 貴族が平民と親しくする事自体、凄く稀な事なのに……


 何か裏があるのだろうかと思ったが、今の僕にそんな価値が見いだせるわけでも無いし……考え過ぎかな。

 レヴィンは今まで出会った人の中で特筆して良い人なんだと思う事にした。

 ……しかし、ある意味それは僕に対してプレッシャーを与える結果となる。

 何かあれば彼の顔に……いや、家名に泥を塗る事になるからだ。


 セロさんは今まで視界にすら入って無かった僕を品定めをするような目付きで見据える。

 緊張している僕は目を合わせる事ができず視線を斜め上に向けてしまう。


「彼は漂流者で個人カードを持っていないと言う話です」


「ふむ、では入国はどうされたのですか?」


「えっと……」


 僕が説明しようとした時にネイが急に口を挟んだ。


「ラルクは私の連れです。入国には私が保証人となりました」


「……ほう。ネイ様が保証人ですか」


「ラルク、セロ社長にカードを見せて貰えますか?」


 僕は促されるままに入国許可証をテーブルに置くとセロさんはそれを手に取り確認する。

 その後、再度机に置き僕へと返却する。

 仮カードなのでたいした情報は記入されてない。


「分かりました。お2人が保証される方であれば、喜んで雇い入れましょう」


 余りにもあっさりとした返事に少し驚く。

 少しの間、思考が止まり言葉が出なかった。


「あ、ありがとうございます」


 ハッとした僕は、慌てて勢い良く頭を下げる。


 レヴィンも「良かったですね」と喜んでくれた。

 ネイも喜んでくれているように見えた。


「では、明日から仕事に来て貰えますか?  少しずつ作業を覚えて貰いましょう」


「はい、よろしくお願いします!」


 信じられない程のトントン拍子で話が纏まり、僕の就職先が決まった。

 セロ商会を後にした僕らは大通りまで戻る。

 特に試験や面接が無かった事に胸を撫で下ろす。


「では、僕は館に戻ります。ラルク、これを」


 レヴィンは綺麗な装飾の入った掌サイズのメダルを手渡してくれた。

 家紋?のような模様が刻まれた金属のメダルに見える。


「これは?」


「このメダルを見せれば僕に取りつげます。困った事が有ったら可能な限り手助けしましょう。それではネイ様も失礼します」


 僕は改めて頭を下げる。

 暴漢から助けてもらい昼食を御馳走になって、更に就職先までお世話してもらった。

 僕は今日この日、レヴィンに出会えた事を幸運に思った。


 ネイもコクリと会釈し、レヴィンと別れた。

 その後、僕とネイは逸れたスピカを探しながら宿屋に戻る事にした。


 アイツ、肝心な時にすぐ逃げちゃうからな……

 あまり遠くに行ってないと良いけど。


 冒険者ギルド周辺から約1時間程度掛けて宿屋までの道程を探したが、スピカの姿は見当たらなかった。


 借りている部屋に戻ると、ベッドの上でスピカがモキュモキュと余った干し肉を加えて寝ころんでいた。

 急にいなくなったと思ったら、宿に戻って摘まみ食いかい!


「んきゅんきゅ~!」


 僕達に気付いたスピカはモグモグと咀嚼しながら、右手を上げる。

 翻訳すると「おかえり」と言ってるようだ。


 僕が大きな溜息を付くと、背中をポンポンとネイに叩かれる。

 これは彼女が良くする「もう休め」と言う合図だ。


 そうだな、今日は色々あって流石に疲れた。

 僕は倒れるようにベッドに体を埋め目を閉じた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る