excellent‼️
現実と不可思議のちょっと不可思議寄りお話、好物です。
指輪ではなくチョコレートだったことが発端になったという導入も良かったし、最後の返す(帰す)件も情緒的で、唸らされました。
作者からの返信
ninjin様、excellentと言っていただき、うれしいです。
不思議な感じは、自分なりに意識していました。
ただ、今回、すべての箱のエピソードに、現実の出来事との接点はあるんですよね。現実の方が、創作より割と不可思議なのかもしれません。
そして子どもの時に拾った貝殻も実は小さな箱に入れて持っていまして。さすがに処分しようと思った時にこれは普通に捨てるべきじゃないだろうなと考えて……今もまだ持っています。(^_^;)
単純に「もしかしたら、家で食べる分の箱の中身は指輪だったのかな」と思ったら意外と重たい半生のお話。
お骨を持っていた女性も認知症の貝殻も警察以外の方たちがなんだか切ない。
作者からの返信
達見ゆう様、応援コメントをありがとうございました。
『もしかしたら家で食べる方には指輪説』は、それはそれでドラマチックな展開になりますね!! 悲しかったり、面白かったり、モーパッサンのような悲喜劇になりそうです。
骨の話は、ご記憶の方もいらっしゃるかもしれませんが、実際の国内のニュースで、職務質問した男の人が(一年くらい?)前に奥さんが死産した子どもの遺体を、リュックに入れ、肌見放さず持っていたという事件がありまして、それを参考にしています。その方は知的な障害があり、理解せずに持っていたのだろうと罪には問われなかったようで。でも心の部分では絶対理解できて、手放せなかったんだろうなぁとやるせなくなったんですよ。
切なさを分かっていただき、本当にありがとうございました。
秋色様
>「眼の前の冷たい眼をした女性が、結果的に誰かを幸せにしてきているのかもしれないと思い始めていた。それとも、周りの人々が彼女より幸せな人々ばかりなのか。」
この一文が、響きました。
読み手の空っぽの「箱」に、秋色様が物語を入れて(すり替えて?)
くださったようで、「Fin.」の文字が余韻になって胸に響きます。
ありがとうございました。
作者からの返信
西奈 りゆ様、いつも応援、ありがとうございます。
周りの人の「箱」を常に羨ましく思っている人はあまり幸せでないって法則はありますね。
そして常に幸せそうにしている人も、実は何かしらの運命を抱えているものなんですよね。
読者の方の箱を満たすような技術はないですが、(^_^;)一緒に箱を開けるような、そんな感じで書いていきたいなと思っています。