第〇四鍵:アルベルト融合指南書
第〇四鍵:アルベルト融合指南書
「なあBOSS、属性融合よりも属性派生の方が
興味あるよなあー?」
「ううん、僕は融合をMASTERしたいよ」
「ほう、イエクくんは属性融合、キユスくんは
属性派生に興味がおありで?」
「お爺さん、BOSSのANDYMOUTHって
口なの? 鼠なの?」
「モンスター当人は鼠だと思っているようだが
イエクくんは口で図鑑登録しているようじゃの」
「……ううん、それって問題アリ?」
「特に問題はありゃせんが、正確な情報は
モンスターの良さを100%引き出しますぞ?」
「BOSS、代え時ぢゃね?」
「そうだね。図鑑をやり直すよ」
ANDYMOUTH → ANDYMOUSEに改名
(火口から火鼠に改める)
キユスからアルベルトに質問。
「ねぇ、お爺さん。MOUSEとRATを
同時使役するにはどうやって?」
「それぞれの個体をUNLOCKするから
問題はない筈じゃし
火鼠ANDYMOUSE 火鼠LOVERATで
問題は解決ですじゃ」
「ううん、そろそろ融合について教えて欲しいなあ」
「いやはや、そうでしたな。わたくしの見解では
闇火、闇地よりも火地でしのぐ方が得策かと……」
「ううん、属性反発は起きないの?」
「おお、流石ですな。火は大地を焼き尽くすから反発。
しかし、共闘はどうでしょうか?」
「火の良さ、地の良さを活かして闘うってこと?」
「ううん、火炎のこん棒のように、燃えることで
倍化するダメージってことかな?」
「渦中のフレイムサイコロプスの例ですな」
「闇や光は染まり易いけど、火地水にも例外はないのかな?」
「こういう時こそ、派生属性。
闇光よりも染まり易い、風の力を思い知ることです」
「アルベルトさん、僕、鍵科の先生に
チャーミングだねって言われたんだ。
ううん、これってディスられてるの?」
「SCHOOL OF LOCKですな。
そんなことはないですし、五大魅惑について語る時が」
斜め掛け鞄が再び機能する。書物を取り出す。
『キユス』(オ・ゴーリ)GREEN KEY
キュート・ロック
『イエク』(オ・ゴーリ)RED KEY
チャーミング・ロック
『アルベルト』(ホーフ)BLACK KEY
ラブリー・ロック
『マゲス』(ハギシ)BLUE KEY
セクシー・ロック
『マハラジャンテ』(ザ・シューナン)YELLOW KEY
ビューティー・ロック
未登場の二人のLOCKERS.
【水属性】のマゲス「=セクシー・ロック」と
【光属性】のマハラジャンテ「=ビューティー・ロック」
五大魅惑に分かれるように、
同エリアで鍵が異なる五人のLOCKERS.に注目!
【闇属性】のアルベルトは少年たちの指南役だし
彼以上の属性適性を持った
【闇属性】のLOCKERが見つかり次第、報告。
条件:BLACK CAKEY 条件:AREAチョウシュウ内
条件:ラブリー・ロック
アルベルトを事例にすると、施錠の仕方がラブリーなのか
LOCKされるモンスターの特徴がラブリーなのか
五大魅惑の追及は、続く続く……。
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