卒業式  (同期)

台本 1人用


セリフ推奨 男性、(男寄りの)両声類の方


仮想人物(登場人物)遠闇 憐(とおやみ れん)男性 高校3年生(卒業生)


人物像、剣道部の幽霊部員。練習試合の日だけ姿を現しなぜか上位いるが大会前は必ずと言っていいほど故障してレギュラーからは外れている。招待試合では補欠に先生が入れるも、特に目立った成績もなく。3年生の最後も故障で棄権という結果であった。



シーン

このご時世。卒業式は短縮化され、昼前に学校から追い出され、帰路へ着く。

友人と二人、駅までのわずかな最後の道のりを。




(ここからセリフ)

「結局なんか卒業って感じ無かったよなぁ、卒業証書を代表がもらってるのを中継で見て終わりなんて見学かよってかんじだよな!」

「お前はどこだっけ…あぁ工業だったな、手とか気をつけろよ?切っちまうかもな!  んぁ? あぁ…俺はまぁ就職組で唯一失敗したしそのあとも見つからず。どーすっかなぁ、あ。YouTube やろうと思ってんだ。みんなには内緒だぜ? 機材とかも準備しなきゃだしなー おっ事務所募集してるじゃん! 応募してみるか! まぁ受かったら教えるわ! てか3年間もこの1時間の距離を登校したのえらくね? 乗り換え3回とかマジで頭わるいよな! それに比べていいよなぁお前は家近くて。

っちょ、ちがうってごめんごめん悪かったって! でもこれでこの道も最後か、なんか実感はないけどさみしく感じるな。 せっかくだしそこのコンビニよろうぜ!

え?記念だよき・ね・ん! 何の記念かは知らねぇけどな! いくぞ!」

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