4話 町までの道のり

『全て設定し終わりました。それではゲームをお楽しみ下さい』


という声と共に視界が白くなって…次の瞬間とても綺麗な草原が広がっていた。

「おお!ここがTFOかぁ」


なかなか綺麗だな、と思いながら眺めていると

『チュートリアルが始まりました』

という声で序盤の敵 スライムが襲って来た。


「え、やば。武器がない!!」


と焦っていると


『ストレージといってみて下さい』


声に従って「ストレージ」というと紫色のウィンドウが出て来て持ち物の中にモンスター(スライム)というのがあったのでタップして召喚のボタンを押す。そうしたらスライムが


「キュルルー」


と言いながら出て来て戦ってくれた。スライムの攻撃手段突進して体当たりをするだけなので、とても可愛い。しかしこのままだと相打ちになってしまいそうなので俺もスライム相手にポカポカ殴る。


そうしたら敵のスライムが


「キュ、キュルルゥ」


という声で消えていった


『これがモンスターの出し方です。次はテイムをしてみましょう』


という声でまたスライムがきた。しかしそのスライムはHPが1で今にも死にそうだった。『テイムと唱えて下さい』


「テイム」


というとテイムできたようでスライムが仲間になった。


『名前を設定してください』


「んーーー。決めた!お前はスラ丸だ!」

悩んだ末に俺が名前をつけたら、そこで説明が入りいろいろわかった


まずテイムするためにはそのモンスターに気に入られるか、HPを低くしなければならないらしく、とても大変そうだ。他にもストレージにしまっていると常時モンスターのHPが減っていき0になると死んでしまうらしい。


俺はみんなで和やかに冒険したいから絶対にストレージにしまいたくないな。逆に常時出しているとモンスターの友好度が下がっていくがそこは撫でたり褒めたりすると上がるから問題がない。


後はモンスターをテイムするとある程度レベルが上がるとのことだ。


さらにモンスターにもレベルがありモンスターを倒すとレベルが上がり進化するんだという。つまり1番最初のモンスターでも育てれば強くなるということだ。それは個人的にとても嬉しい。カッコいくても弱かったりするやつも育てられるからだ!


他にもモンスターは6体までしか出せず他はストレージに入れるか、モンスター舎というところに入れなければいけないらしい。俺はいっぱい捕まえて数で制圧したかったのだが仕方がない。しかし自分のレベルを上げればジョブが進化するらしいから楽しみにしておく。


説明が終わると

『それでは街を目指して下さい』


という声で不思議な声は聞こえなくなった。


「よぉし、街を目ざしながらモンスターをとりあえず上限の7体までテイムするぞ」


ということでしばらく先に街があったので目指して歩く。


そうしたらさっそくゴブリンが「ぎゃ、ぎゃギャぎゃ」と言いながら来た。オレは身構えて付いて来たスラ丸を前に出す


「スラ丸よろしく」と丸投げすると


「キュイキュイ」と「少しは戦ってくださいよ」という感じで出て来た。


しかしそれは杞憂だった。なんとゴブリンが俺に跪いたのだ。しかもまるで「テイムしてくれ」という感じに「グギャぎゃ」といったのだ。これは…ゴブリンに気に入られたということだろうか?ということでさっそくテイムする。そうすると、かなり派手にエフェクトが出た。なぜだろう?名前は安直にゴブ吉と名ずけた。


また少し歩いていたら今度はスライムがきた。今度は流石に襲ってくるよなと思いながらゴブ吉とスラ丸を出す。


今度はしっかり襲って来てくれた。襲って来て安堵する自分に少し引きながらも、自分もしっかり殴る。今回はテイムせずにしっかり倒す。そんなことを考えながら殴っているとスライムが倒れる。


そうするとレベルが上がりアナウンスが流れて来た。


『レイジはレベル2になりました』


 『スラ丸はレベル3になりました』

 

『ゴブ吉はレベル6になりました』


 なんでゴブ吉のレベルが6なのかというともともと野生のモンスターは上限はあるがレベルがランダムでここの上限は5なので普通にあり得るそうだ。俺も攻略サイト少しだけ聞きかじっただけだが。しかしなぜ俺だけがレベル2なのかわからない。


と、このような感じで進めて(結局最初のスライムしか遭遇できなかったのでゴブ吉とすら丸しか仲間にできなかった、しかもレベルも俺だけしかレベル3に上がらなかった)町が目の前に見えて来た。


************************************



かなり長くなってしまいました。かなり文字数がバラバラなんですが許してください



************************************


もし面白いと感じたら応援ボタンやフォローなどをしてくれると嬉しいです


*******************************










  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る