第13話 学校 ダンジョン11階層 リベンジ
少し寝足りないが学校に行く。できれば学校に行かずにダンジョンで狩りをしたいが、そんなことできないので泣く泣く学校に行く。今日が火曜日だから金曜日まで我慢だ。まあその分潜り続ける予定だが。
「~~して、このように~~」
先生の授業を聞くが、頭では別のことを考える。とりあえず保有ポイントが1万超えたから、アバターカスタマイズのステータス強化ができるんだよな。これに試しに使ってみるか、他のまでに貯めるべきか。
できるならスキン系が欲しい。霞を着せ替えたい。防具を作っても今のところ色が違ったりちょっと装飾が違う程度なんだよな。
そんなことを今日の授業中ずっと考えていた。なんだったら途中から霞にはどんな衣装が似合うかを考えていた。なんだったらノートにイラストを描いてた。
もちろん授業も聞いていた。午前は国語、数学、理科、社会で、午後は迷宮学2時間の5種類だった。
どれも中学校の復習の内容だから、聞き流してても問題はない。そういえば授業割で体育がなかったな。やっぱりダンジョンに潜ってレベルを上げてるやつもいるから、意味がないからだろう。その代わり戦闘訓練や護衛訓練なんかがある。
放課後、大ダンジョンに潜るのは時間的に厳しいから、近くの小ダンジョンか中ダンジョンに潜ろうと考えていたら話しかけられた。
「あの、小林君。放課後暇ですか?」
「忙しいです」
暇か聞かれたので忙しいと断って後にする。スマホアプリのダンジョンマップで近くのダンジョンを探すと、近い場所にあったのでそこでゴブリンを狩ってデイリークエストを達成する。10階層までならどこも出現モンスターが一緒なのは楽だ。
そんな感じで放課後は過ごして金曜日、いつもの大ダンジョンに潜る。疲れない体を活かして日曜日までぶっ続けでダンジョンに潜る予定だ。
「とりあえずの目標は11階層の林の探索、それから12階層の探索ですね」
そんなわけで11階層の林を目指して移動中。そこの探索はきっちりしておきたい。個人的に探索漏れがあるのは嫌だ。
そして林に着いたが、目視できない。これじゃあ弓で狙えないな。
「スキルを変えましょうか」
霞
武器
小鬼の弓 弓術lv1 視覚強化lv1
防具
小鬼の革鎧 鉱石探知lv1、回避lv1、気配察知lv1
HP 100
MP 100
STR 10(+30)(+1)
VIT 10(+30)(+1)
AGI 10(+30)
INT 10
MIN 10(+30)
保有ポイント 14,650
アイテムボックス
装備制作
アイテムショップ
アバターカスタマイズ
デイリークエスト
弓のスキルを弾道補正から視覚強化に、鎧のスキルを防御から気配察知に変えた。おかげで気配察知で見つけて、そこを視覚強化で捉えることができる。まあ弾道補正がないのは痛いが仕方ない。
「そこですね!」
そうして気配察知で、木々に隠れている投げリスだと思うモンスターがいるのがわかる。視覚でも捉えると、こちらを見つめてそのまま動かないのが見て取れる。動かないなら脳天に当てることができるな、……流石に百発百中とはいかないが。
できる限り脳天に突き刺さるように放った矢は、木々に隠れていた投げリスの脳天に無事に突き刺さって倒せた。アイテムボックスを確認すると、やはり投擲栗鼠だった。しかも草原で倒しても取れなかった鉄硬団栗も手に入った。
「エリアごとによっては同じモンスターでも、取れるドロップアイテムが違うのですね」
ひとまず林の入り口付近の安全は確保できたか? 気配察知には反応はない。林の中に入ってみると鉄硬団栗が木に実ってたり、他にも実が成っていた。
「同じ木に見えますが、全く異なる実が成るんですね。やっぱりダンジョンは不思議です」
とりあえずそれらを採りたいが、届かないくらいには高い場所に実っている。いきなり木登りしても、登れるか怪しいしな。まずは見て回るか。
そうして林の奥に行ったが、すぐに撤退する決意をした。理由は投げリスが集団で襲ってきたからだ。さすがに避けながら弓で攻撃するのはまだ難しく、鉄硬団栗を避けながら林から出て。お返しに弓で攻撃して倒した。
その後は林の外周部を周って、投げリスを倒しつつ林の中を確認した。
「とりあえずはいろいろな実が成っているんですね。あとで取れそうなスキルをゲットしたら挑戦してみましょう」
そんな感じで11階層の探索を終了して、12階層に向かった。
霞
武器
小鬼の弓 弓術lv1 視覚強化lv1
防具
小鬼の革鎧 鉱石探知lv1、回避lv1、気配察知lv1
HP 100
MP 100
STR 10(+30)(+1)
VIT 10(+30)(+1)
AGI 10(+30)
INT 10
MIN 10(+30)
保有ポイント 14,650
アイテムボックス
装備制作
アイテムショップ
アバターカスタマイズ
デイリークエスト
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