照継、鍛冶の神、豆狸、鬼の一族を仲間にする

 イザナミの分霊である美命(みこと)を仲間に加えた照継は山陰の尼子領を通過する。


 道中尼子領ではたたら製鉄が盛んであり、砂鉄がよく取れた。


 その為武器を作る刀鍛冶が多く住んでおり、尼子飛躍に協力していた。


「良い刀を作るなぁ……鍛冶屋は農具を造るのにも必要だし、腕の良い鍛冶屋を引き込みたいところであるが」


「旦那様は各地を旅すると申しておりますが、何をなさりたいのでございますか?」


「そうよのぉ、毛利家の為と我が一族の繁栄のためであるな」


「どのように繁栄させたいのですか?」


「私が昔読んだ書物に人と妖怪と神が共存する物語があった……それらが力を合わせればどんな困難なことでも打ち砕くことができよう……乱世はあと100年も経たずに終わる。乱世が終わるのに向けた動きをしなければならんよなぁ」


「旦那様が頂点に立つので?」


「おいおい、俺には支えるべき主が既にいる。毛利家分家の毛利元就殿だ。幸松丸様が当主であるが、乱世を生き抜く器ではなかろう故に元就様が毛利家を引っ張るしかない。私は確かに野心はあれど元就様がいる毛利家が大きくなった際に1軍を任せられる将であり、国を任せられるようになりたい」


「しかし、所領は全て返納したのでしょ? それで食べていけるのですか?」


「土地が無くても問題なかろう。銭さえあれば何とかなるからな」


「俗世から離れていた故に銭の価値に疑問がありますが」


「銭は食べ物や着物、武器と価値有るものに交換ができる。交換ができるということは銭があれば食べる、着る、生活することができる。商人達が生きていけるのも銭の力によるもの」


「今銭は大陸からの輸入に頼っている。大内の殿様が日ノ本一の大金持ちなのも大陸から銭を輸入しているからだ。銭があれば貿易ができる。貿易できれば各地から物資を買うことができる。それすなわち国力となる」


「土地だけに固執しても首を締めるだけ。ただ銭に溺れてもいかん。銭は使い、各人で回すことで真価を発揮するからな」


「なるほど?」


「まぁそのうちわかれば良いよ……さて、尼子の本領ともあって発展しているなぁ」


「そうですね。町に活気がありますね……ところで何で旦那様は針売りの格好をしておるのですか?」


「なぜって銭を大量に持って移動するのは怪しまれるだろ。それに行商の方が各地を旅するのには都合が良いのだ」


「なるほど?」


 本当は某太閤(秀吉)の真似事をしてみたいからであるが、建前を出してごまかした。


 照継は針売りに扮して妖怪や神についての話を聞いていると金屋子神(かなごやかみ)という神様についての情報をキャッチする。


 金屋子神は鍛冶の女神で各地に鍛冶の技術を広めた神とされる。


 ただこいつも性格に難があり、嫉妬深く鍛冶に女を関わらせると機嫌を悪くし加護を与えず、更に亡骸を鍛冶屋に飾ることで加護を与えたり、その土地から鉄を大量に湧き出すようにしたりと死の穢れに無頓着のやべー女である。


 そんなやべー女に照継は興味を抱き情報収集を続けると腕の良い隻眼の女鍛冶が居るという情報をキャッチし、その者が住む鍛冶屋を訪れた。


「たのも~、ここに金屋子神が居ると聞いたが」


「なんだ? お前さんは? 針売りか?」


 鍛冶場から出てきた女から妖気が漏れだしている。


 よく化けられているが普通の人間ではないことは確かだ。


「……普通の奴じゃねーな。入れ、話だけは聞いてやる」


 女も私の妖力に気がついたのか家に美命と共に招かれた。


「まずお前さん達は何者だ?」


「毛利家分家の毛利元就の家臣、馬衆の宮永照継」


「正妻の美命です」


「あ、美命はイザナミ様の分霊で、黄泉の国に行ってイザナミ様と話したら褒美として娶った」


「お、おう。スゲーのが来たな。人の身でありながら黄泉の国に行くとかうつけなのか?」


「酔狂な者と呼ばれたいものですなぁ……金屋子神様で有っていますかな?」


「金屋子で神じゃねーよ私は」


「漏れ出ている妖力は隠せませんよ。力の有る神か大妖怪でなければあり得ない」


「正体を看破するのは無礼だぞ。まぁいい、私は金屋子神。鍛冶の神である」


「あ、やっぱり。じゃあこれをお納めください」


「おお! みかんか! 私の好物を知っているとはな」


「色々調べましたので……こうして話してみると嫉妬深い神とは見えませんが」


「確かに昔力の有る男の方が鍛冶屋は向くと伝えたことがあるが、それが曲解されて女は鍛冶をやるには向かない、穢れるとかそういうのに繋がったらしい。一度広まった誤解を解いて回るのもめんどくさいのでな。たく、最近は鉄や燃料を回さない私に嫌がらせをしてきやがって」


「じゃあ私と共に拠点を移しませんか? 美命の力を持って国産みを行い、人、妖怪、神が共存する楽園を作ろうと思っているのですが」


「ガハハ! スゲー事を言うな! 面白い! 計画とかはあるのか教えろよ」


 照継は新たな異界を作り、この中に巨大な集落を作る計画を語り出した


「既に私には半妖の子供達が産まれているので人と妖怪の掛橋となるでしょう」


「そりゃ面白いな! いいぜ、手伝ってやるよ。この村の居心地も悪くなってきたからな。ただ私は鍛冶屋を育てる神だ。照継、お前の子供を何人か私の弟子にさせろ」


「ええ、勿論」


「よし、決まりだ。私もお前達の旅に付いていこう。次はどこに行くとかあるのか?」


「まずは京を目指そうと思います。次は伊勢、東海道を抜け伊豆を終着点としたい。会いたい人物が居る」


「会いたい人物?」


「伊勢宗瑞(北条早雲)に話を聞きたい。また各地の妖怪や神、能力の有る人物を仲間にすることが目的だ」


「宗瑞なる人物はそれほどまでに気になる人物なのか?」


「領地経営に右に出るもの無し」


「それほどか」


「本当は京にいる大内の殿様にも会いたいけど殿上人だから無理でしょうからね……」


「あぁ、なるほど」


 こうして金屋子神こと金屋子を仲間に加え旅を続けた。








 京に向かう道中(兵庫辺り)で豆狸の妖怪に出会う。


 最初は葉っぱを銭に化かして針を買おうとしてきたのですぐに看破し、締め上げたところお詫びとして酒を渡してきた。


 渡された酒は清酒であり、話を聞くと酒坊主が酒を造るのを見て真似て酒を造っていたとのこと。


 照継は豆狸の鶴亀の酒造技術を高く評価したが、本人曰く濁り酒に灰を入れ、濾すとこの酒になるとのこと。


 この時期清酒は応仁の乱の混乱により酒造技術を取り締まっていた座が壊滅したことで被害を免れた寺にて酒坊主が造る清酒のみとなっており門外不出の技術となっていた。


 その為酒造りの技術を持っている豆狸の鶴亀に頼み込んで仲間にする。


 人間に頭を下げられ雇われるという経験が全く無かった鶴亀は仰天しつつも、これを承諾。


 新たに鶴亀という仲間を加えた一行はそのまま京に入る。









 京……応仁の乱以降荒れに荒れていた。


 というか応仁の乱が1467年で今が1518年なので約50年経過したが、幾度となく将軍家の内部抗争で戦場となり、最近でも大内の中国国人連合と畿内の反将軍連合がやりあったばかり。


 一応上位の貴族は大内の資金援助で建て直しつつあったが、中堅以下の貴族は悲惨であった。


 その為治安も金回りも良い大内領に逃げる貴族が多くおり、寂れてしまっていた。


「天下の中心がこの様か」


 ポツリと照継が呟いた言葉が物語っている。


 浮浪者も多く、治安も良いとは言えない。


 現に針売りなのに絡んできた野侍や野盗崩れを20名ほど斬り捨てている。


「ふう、こんなのばっかりか今の京は」


「乱れていますね。現世の都なのに……」


「由緒正しき現人神が居られる場所なのに……」


「今上様が居らる宮中も金回りが悪いとか……難しいですなぁ」


「主様、狸のおいらにもわかるように教えてくれよ。ここはそんなにすごい場所なのか?」


 鶴亀に京と天皇、貴族についての意味合いを教える。


 狸の妖怪の鶴亀に貴族社会は複雑に見えたようで混乱してしまった。


「さて、まずは陰陽師の一族に声をかけてみますかね」








 陰陽師頭である勘解由小路在富(かでのこうじ あきとみ)は頭を抱えていた。


 屋敷を訪ねてきた針売りに扮した青年を一目見た瞬間に魂の格が違うのを感じ、妖力、神力を纏い、今まで出会ったことのないほど神に寵愛を受けていることが感覚でわかった。


 彼と話してみると今は修行と仲間を集めて各地を旅しているとのこと。


 黄泉へ行ってイザナミに気に入られて分霊を妻にしたり、鍛冶で偏屈の神である(とされている)金屋子神を口説いたり、他にも鬼、化け狐、白狼天狗、さとり、二股、自身の守護神をも孕ませて子供を授かっているとぶっとんでいた。


 しかも幼い頃から妖怪を退治してきたとして技量は一族で伝承してきた陰陽道の技術を一代で超えてしまっている。


 これに匹敵するのは妖力の持ち主は田村麻呂、藤原利仁、藤原保昌、菅原道真、安倍晴明、源頼光と平安時代の猛者達じゃないのかと思わずにはいられない。


 少なくとも戦国の混乱でお家の存続すらも怪しくなっている我らではとてもじゃないが敵う相手ではない。


 しかも彼は妖怪や神との共存という恐ろしい思想をしていた。


 言い方を変えれば妖怪達の保護であり、陰陽師の我らとは相反する考え方である。


 ただ、その力に若い陰陽師の貴族達が惚れ込み、彼に弟子入りを志願。


 貴族としてのプライド等は乱世で無いに等しく、何より宮永照継殿は陰陽師の技術と貴族としての教養を高く評価していた。


 5名ほどの若いのが彼に教導を受けたが、短期間で見違えるほど成長し、更に照継殿に心酔してしまっていた。


 若い者達は職を捨て照継殿と旅をしたいと言い出したので繋がりを付けておかなければ不味いと感じ、とある貴族から養女を貰い、彼の側室にと葉子という娘を差し出した。


 約2ヵ月京に滞在した彼だったが、弟子にした貴族の伝手を使い、書物の写本をしたり、俳句や和歌の勉強をするなど貴族社会に理解があることもわかった。


 その姿勢は高く評価する。


 ……嵐のような2ヵ月であり、照継殿は旅だっていった。


 後々勘解由小路在富の日記が見つかり後世で照継を題材としたキャラクターでやたらと陰陽師の姿をしていたりするのはここからであるだろう。









 京を出発した照継一行は六角領を通る際イザナミの分霊である美命や金屋子といった格の高い神と交わったこと(米和姫は残念ながら格の低い神となる)により妖力が高まり、神通力に京滞在中に目覚め、その力をもって妖力の高い地域に行ってみると鬼の里を見つけた。


 弟子の陰陽師達や勘解由小路在富殿から嫁がされた貴族の娘である葉子は怯えていたが、臆することなく彼らを訪ねた。


 話してみると高丸という頭が平安時代に居たらしいのだが討伐されてから人間に怯えながら生活をしてきたらしい。


 若い鬼達は反発しているらしいが、それを高丸の跡を継いだ現在の棟梁が力で押さえ込み、まるで僧侶の様な生活を強要させ、先祖の悪評を改めるため仏道に邁進するという鬼としては異常な生活をしていた。


 それだけこの里の老人にとって高丸という鬼は力の象徴であったのに対して、それをあっさり討ち取った夫婦を老人達はいまなお恐怖を抱いていた。


「鬼は鬼らしく過ごせよ。酒飲みで陽気、ケタケタと笑い、豪胆に物事を考える。それが俺が今まで戦ってきた鬼だった。鬼は妖怪達の暴走を防ぐ要石だ。それがこんな有り様じゃ笑い者だぞ」


「じゃがな人の子よ、我らは幾年と人に恐れられる存在であった。昔はそれで良かった。しかし、あの化け物に里を蹂躙されて以降。我ら老人達は勇気と誇りを失った。若いのを押さえているのは次我らが暴れれば駆逐すると言っていたのだ……人の子よ。我らの考えは正しかった。お前さんはあの化け物と同じ力をしておる。神を従え、こうして里を見つけ出した。我らが悪さをしておったら討伐しておったのだからな」


「勇気も誇りも失った鬼に用は無い。若いのと話させてくれ。まだ彼らと話した方が楽しいだろう」







 照継は童子という鬼の仲間が居るし、幾人もの鬼と安芸を駆け回って修行していた間に出合っていた。


 その頃は照継がまだ弱く仲間にはできなかったが豪胆な性格故に幾度と稽古を付けて貰った。


 それ故に誇りと勇気に溢れる鬼という種族を高く評価していた。


 若い鬼達を集めて話を聞くとやはり今の棟梁の考えに不満を抱いていたが、1人で里を抜け出せば残された家族や仲間を見せしめに殺し、集団で挑んだが妖怪は年季で妖力が上がるので老人達に敵わない。


 しかも精進料理ばかりなので力も出ない。


 それでも棟梁を倒してせめて俗世で生きる人並みの生活をしたいと夢に思い修行をしていたのだとか。


「私の下に付きなさい。鬼に必要なのは懺悔や贖罪ではない。武功だ。乱世が終われば再び太平の世が来る。今は妖怪退治に構っている時ではないが、それが終われば妖怪の討伐が始まるだろう。それまでに自らの価値を示せ。私の下に付きなさい。鬼として誇りを持って生きられる場所と格と地位を与えましょう」


「といっても、弱い者に付き従うのは鬼の流儀ではないでしょう! 明日棟梁を素手で倒して見せましょう。ここで誇り無く惨めに生きるか、私の従い誇りを持ち鬼として生きるか考えなさい」










 翌日照継は鬼の棟梁と一騎打ちを挑んだ。


 棟梁には棍棒を使っても良いとし、自身は素手かつお前を殺さないとした。


 棟梁はその申し出を断り、自身も素手とし、もし勝てたら願いを1つ認めると語った。


 後世に語り継がれる『近江の鬼との一夜戦』である。


 その名の通り棟梁とはこうこうと焚かれる松明の中をリングとし、夜通しの殴り合いを行い、鬼の怪力に対し前世で培った自衛隊格闘術を用いて殴り合いを行った。


 互いに擦り傷や打撲傷を全身に追い、顔面は殴られた跡で大きく腫れ上がっていたが、照継の渾身のフックが棟梁のみぞおちに入り、棟梁は立ち上がることができなくなり、勝負が決まった。


 照継は私に付いてきたい鬼の里抜けを許すことを願い、棟梁はそれを承諾。


 鬼の若者達は怪力の鬼を素手で倒した照継を主と認め、決起文を連名で書き連ね、妻子含め150名の若い鬼が照継に忠誠を誓った。


 近江の鬼達は旅に同行し、各々僧侶や巫女、芸者、商人に化けて照継に付き従った。


 照継は旅の合間に鬼達に武術や妖術を教え、最初はびびっていた陰陽師の弟子達も打ち解け、互いに同じ主を盛り立てる誓いをしていた。








 近江から伊勢に入り、伊勢神宮を参拝し、尾張へと入った。


 この頃の尾張はまだ織田家は守護や守護代の家臣でしかなく、尾張足利家から派生した斯波氏が権力を握っていた。


 ただ斯波氏だが応仁の乱と戦国時代になったことにより越前を朝倉、遠江を今川に取られたことで尾張しか制御下にないほど弱体化していた。


 この数年後尾張各地に散らばった織田家が城主職をほぼ独占し、港での利益で力を付けた織田信秀が台頭していくこととなる。


 まぁこの頃は熱田の町と港町が栄えているなぁくらいで見所は少ない。


 尾張を通過し、三河の国に入る途中海河童に出会い相撲の勝負をし、これに完勝、河童は相撲で負けなしだったらしく5回勝負を挑み、全てに負けた。


 最後の勝負に負けた河童は秘伝の軟膏の作り方の記された書物を照継に渡し、照継はその河童に困ったら安芸国に来いと言い、友と呼び、軟膏のお礼に近くの村で取れた瓜を渡した。






 東海道を通り、伊豆へと到着した頃には年を跨ぎ永正15年(1518年)になっていた。


 そこで照継は宗瑞(早雲)に会うためにパフォーマンスを行った。


 鬼達に変化を溶かせ、鬼の姿で町を行進したのだ。


 先頭には勿論照継が歩く。


 当時の事を書かれた僧の書物に。


『伊豆の町にて百鬼を超える鬼の集団現る、危害を加える事無く城へ向かい歩いて候』


『先頭で歩く軽装の武者、恰幅良く、見栄え美しく、見惚れる娘多し』


 と言う文が残っている。


 そんなパフォーマンスをしたことで城から馬に乗った若者が現れる。


 正月を終え、まだ城に残っていた伊勢(北条)一門の若いのが前に立ち塞がる。


「鬼の集団が現れたと言われ飛び出してみれば圧巻だな! 本当に鬼だ! そこの者よ。お前が鬼を率いる者か! 名を名乗れ」


「安芸国毛利が家臣宮永照継! 修行の旅の終点に武名轟く伊勢宗瑞殿と一言話したく催しを行った」


「町人が困っておろう。直ぐにやめさせてくれ」


「あい、わかった!」


 照継が腕を挙げると皆再び人の姿に化けた。


 町人達はそれに大いに驚くと共に歓声をあげた。


「名乗りが遅れた! 我は伊勢宗瑞の末の子菊寿丸!」


「流石は宗瑞殿のご子息、鬼の集団の前で臆すること無くよく名乗られた! 伊勢家は菊寿丸殿が生きる限り安泰であろう!」


「いやいや、鬼を率いる度量、並大抵の者でなし! 是非とも旅の話を聞きとうございまする」


 互いに名乗りを終え、鬼達に町人に混じり自由にして良いと告げると照継は菊寿丸に従って神々達と貴族である陰陽師、葉子、武力0で放って置けない豆狸の鶴亀を引き連れ伊豆の韮山城に入城する。

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