桃娘(タオニャン)

 桃娘タオニャンとは、中国での身売り、貢ぎ者、奴隷のような存在で、生まれて母乳といった授乳が終了したと同時に、その子には「桃」と「水」だけを与えて育てる。そうして育てた子の体臭からは桃の良い香りしかせず、体液の全ては甘くなり、そうやって育てた子を皇族や朝廷に献上したと言われている。桃娘との性行為は万病薬とされ、桃娘の肉は不老不死の効果があるともされていたという、あくまでも『都市伝説』。

 シルバちゃんの『アルビノ』のと同じように、酷い扱いと根拠もない理由での身勝手な話だ。


 実際にはそのように偏った栄養状態では生きてはいけないし、過剰な果糖接種により糖尿病による早死。伝説の舞台は『秦』の時代だそうでその時代にこの桃娘の話があるみたいだけど、当時に桃のような高価な果物が毎日食べられるほどだったかと疑問視されていることが多いみたい。だけど、『西遊記』や『封神榜演義』とかに『』のような世界観が出てきているので、もしかして・・・って思っちゃうよね。


 梓さんは、『桃』ってのは確かに疑わしいけど、豆類や穀物、昔の日本食のような食事にプラスして果物を豊富にすることは可能かもしれないのと、桃ちゃんに吸収された子の前世か先祖かの『縁』の原因も、桃娘かどうかとまでははっきりと分からないがような存在だったそうです。少なくとも、献上や捧げ者とされていた娘だった。だからこそ、吸収されたその子が双子の姉か妹かは明確だそうだ。



 『バニシング・ツイン』と『桃娘タオニャン



 だからなのか、桃ちゃんの湯気オーラはボクが霊視を集中しなくても、コップに入れられた桃の果汁が溢れそうな、表面張力でギリギリ維持されているようにした部分がいつも見える。溢れない様に『』としてオーラを発散しながら、白と赤の二色がまるで桃のようにかわいい色をしているんだなと納得した。


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