狭間
この
今日は大体、昼過ぎ?に起きてしまって暇なんだよね。だからシルバちゃんとこに遊びに行こうとして・・・迷った汗
屋敷の外観は見たことがないから分んないんだけど、相当広いのよこれが。大き目の旅館ぐらいあって方向音痴なボクみたいな人は簡単に迷子にはなる規模だね。
そうだ!と思って、進化したボクの力を試す時がきたのだ。
『千里眼』
梓さんのペイントとサポート無しだとまだ周辺しか視えないんだけど、壁の向こう側や鍵のかかっている部屋の中ぐらいなら『透視』できちゃうのだ!
廊下の突き当りをちょっと覗こう。
ぬぬぬぬぬぬぅ!
集中、集中ぅ!
・・・ヤベ!外だ!
あんまり外へ意識を向けてはダメと言われていて、ここの外部へは導き出された扉から出入りしないと訳わかんないとこへ行っちゃうんだって。逝っちゃう場合もあるからマジ死ぬし、死んだ方がマシな世界に行くこともあるからと梓さんも古杣さんも真剣に言ってた。
「時空連続体にボクらが属している現世に基本時には繋がってはいて、普通の人間ならそれが揺らぐことは無い。しかし俺たちの感覚はそれがズレた感覚を持っていて、安易に異世界、そう、パラレルワールドと言われている空間へと連続する時間軸の紐が他へと絡まってしまうことがある」
と古杣さん。まぁ、ボクには何を言っているのかは分からなかったけど、とにかく外はダメ!ってことなんだ。
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