異世界での小さな青春と友情の物語

第14話

サクラノメグマ「くー、くー、くー」

碧「こいつ寝てるとちょっと可愛いのムカつく」

中村「それな」

恵「一部の地域ではペットとして買われているんですよ。成功例ないですけど」

雷「ダメじゃねーか」

俊「森の奥のボスみてーな奴を飼う奴がいるとは…そいつはどんぐらい強いのか…ためしに…」

恵「やめておいた方がいいでしょう。6人で倒した奴を1人で育てられる奴がどれほど強い事か」

碧「まあ優しく育てた後ならきっと大丈夫…」

恵「親の性格が大きく影響されるので性格を変えるのは結構な達人技ですね」

碧「ゔっ」

朔「敵の攻撃じゃなくて恵の言葉が刺さってて草」

雷「みんな仲間だってわかってから口悪くないか？」

朔「お前もな」

ドオオォォォン

雷「ははっ、とりあえずこのサクラノメグマは倒したぞー」

中村「朔の八つ当たりしてて草」

恵「あっ、言い忘れてましたけど…」

恵以外「ゑ？」

恵「こいつ第3形態まであるんで頑張ってくださーい」

恵以外「「「「「それ先言っといて？！」」」」」

碧「お前何でこの熊がこんな強くッ？！」

雷「雷攻撃も聞いてない…」

中村「剣も吹っ飛ばされる…」

俊「【ドリームビーム】×『スキル』【空手裏剣】で眠らない…」

朔「俺の上級魔法すら効かない…」

恵「こいつ第2形態入るとほとんどの攻撃聞かないんですよ」

碧「無理じゃね？」

中村「こいつどうすれば倒せるんだ？」

恵「【風剣（ふうけん）】」

ツキノメグマ「ギャッ？！」

恵「こいつの弱点は風です」

サラッというが、情報化の者は魔法を不得意とする者の方が多い。

恵以外「「「「「ハァ？」」」」」

俊「お前って魔法使えたのか？！」

中村「しかも結構強いし…」

恵「情報化が魔法の練習してこそ相手の真相がわかるのです」

朔「ミステリー小説みたいだな」

碧「とりあえず倒し終わったし次行くぞー」

雷「その前に飯食ってこうぜ！」

碧「確かにお腹もすいたような…」

中村「よし！すぐそこにあるファミレス行こうぜ！」

俊「おー！」

恵「あっ！碧さん、ごにょごにょごにょ…」

碧「マジかよ…了解。後で知らせるわ」

恵「あざす」

そしてファミレスに到着。

店員「いらっしゃいませ。何名ですか？」

中村「えーっと１，２，３，４，５…5人です！」

碧「バカ！6人だ！自分を数え忘れるな！すみません。6人です」

店員「…了解しました。席はあちらになります」

碧「ありがとうございます」

中村「個々の店の雰囲気なんか怖いな…」

朔「周りに人もいないし…」

雷「確かに…」

恵「あ、碧さん。よろしくお願いします」

碧「ああ。わかったよ」

碧、恵以外「？」

恵の言葉で碧はこの店の真実を知った。

実はこの店、なんと…