ハングドマンの嘆き

ああ、また余計なことを言ってしまった。


空気が読めない。

タイミングが悪い。

TPOをわきまえていない。


そんな発言がつい出てしまう。


出てしまえば取り消せない。


そしてその度に嘆くのだ。



すみませんすみません

産まれてきてすみません

生きていてすみません



そして気づく



すみません でも

言いたいんです 生きているから

書きたいんです 生きているから



こうして反省が生への欲求に書き消され



今日もまた私は首を吊る





投稿日時:2013/09/12 07:57

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る