第6話 堕落強化

前書き

ここからが実質的な本編開始です。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「【回復魔法】『ヒール』」


僕は体力を回復するために回復魔法だけを唱えてステータスを見る。


===


名 称:カナタ

種 族:天使族→半堕天使族(堕天割合50%)   |残り進化回数:3

年 齢:0

性 別:無

レベル:0→10           |次レベルに必要経験値(80/110)

生命力:100/100→200/200 |評価ランク:C+

魔 力:288/300→588/600 |評価ランク:B−

状 態:高揚(弱)

スキル:

 武術系スキル

【剣術Lv2(243/1000)】

 魔法系スキル

【光魔法Lv1(3/100)】【闇魔法Lv1(0/100)】【回復魔法Lv1(9/100)】

 耐性系スキル

【物理攻撃耐性Lv1(67/100)】

 特殊系スキル

【アイテムボックスLv1(30/100)】【堕落強化Lv1(0/500)】

 称号系スキル

【女神カリルの寵愛】【異世界からの転生者】

 ユニークスキル

【エネルギー変換Lv1(0/1000)】


===


「なっ!?」


まず、種族が天使族から半堕天使族に変わっている。

半堕天使族になった理由は恐らく他の半堕天使達のせいだろう。

ただ、”堕天割合”というものを100%にしてはということが何となく感覚で分かる。


羽を見てみると、片翼が白く、もう一翼は黒く染まっていた。

これが半堕天使と言うことなのだろう。

輪も白と黒が半々で別れていた。


次にレベルが上昇し、ステータスが強くなっている。


どのぐらい経験値を手に入れたか分からないが、強くなったことだけは実感できる。

生命力は最大値が100上昇していることからレベル上昇ごとに10ずつ生命力が増えたらしい。

魔力は1レベル上昇ごとに30上昇している。



最後に問題のスキルだ。

半堕天使となったことで【闇魔法】が使えるようになっている。


===


【闇魔法Lv1】


闇を使った魔法を使う事ができる。

光魔法とは対になる。


【効果】


レベル1:【ダーク】

消費魔力2

周りを暗くする。


===


光魔法と似たりよったりか。

こちらも熟練度を上げる必要がありそうだ。


そして、何よりも問題なのがこのスキル。


【堕落強化】


===


【堕落強化Lv1】


堕落することで自分自身を強化する。

種族”半堕天使”専用スキル。


【効果】

レベル1:堕天割合を1%上昇させる。生命力、魔力を2倍にし、身体能力を上昇させる。生命力、魔力回復速度を速くする。


===


効果自体は強いのだが、代償の『堕天割合を1%上昇させる』がきつい。

このスキルは堕天割合を減らす方法を見つけてから使うのが良さそうだ。


使うことがなければなお良いが。


◇◆◇


スキルの確認を終えた僕は女神様と連絡を取るため、事前に持ってきた魔道具『連絡板』を用意する。

女神様とコンタクトを取ろうと思ったが、魔道具が起動しない。


なぜだろうと思っていると、突然連絡板が発熱を始め…。

―――爆発した。


僕はその爆発を直で食らってしまった。


生命力がみるみる減っている感じがする。

僕は瞬時に判断し、【堕落強化】を行使する。


===


堕天割合51%


===


僕の羽の黒の割合が大きくなった気がした。


それでもかなりのダメージだったようで、僕は気を失いそうになった。


だが、耐えた。


そして、人影が見え、助けてもらおうとした…が。


「グギャ」


それはよくあるファンタジー生物”ゴブリン”だった。


それも、先程倒したオークよりも大きい。

心無しかそのゴブリンの頭には冠のようなものがついていた…。


そこで僕はついに意識を失ってしまった。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

後書き

ども、のこじです。

遅れてすみません。

若干短かったです。

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