第3話 転生(後編)

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所持スキル一覧

武術系スキル  【剣術Lv1(0/100)】

魔法系スキル  【光魔法Lv1(0/100)】【回復魔法Lv1(0/100)】

耐性系スキル  【物理攻撃耐性Lv1(0/100)】

特殊系スキル  【アイテムボックスLv1(0/100)】

称号系スキル  【女神カリルの寵愛】【異世界からの転生者】

ユニークスキル 【エネルギー変換Lv1(0/1000)】


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これが僕の持っている全てのスキルだ。


まずは【剣術】の詳細を見ようと念じる。

すると、ステータス画面が詳細画面に現れる。


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【剣術Lv1】

剣を使ってそこそこ努力した人が得ることができるスキル。

剣での攻撃に補正が掛かる。

レベルが上昇する度に補正の度合いが大きくなる。


【効果】

レベル1:剣を用いた攻撃の補正(微)


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…そこそこって何だよっ!

それなりに努力はしていたはずだけどな…。


補正ってどれぐらい掛かるんだろう。

後で検証しなければ。


取り敢えず他のスキルも見てみよう。


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【光魔法Lv1】


光を使った魔法を使うことができる。

アンデッド特攻を持つ。

レベルが上昇する度に使える魔法が増え、効果も高くなる。


【効果】

Lv1:ライト

消費魔力2

光の玉を浮かび上げる。

その光を近距離でしばらく浴びた下位アンデッドは消滅する。


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今のレベルじゃ光魔法での攻撃は現実的じゃないな。

目眩まし程度にはなるかもしれないけど。


大人しくライトを連打して熟練度を稼ぐしかなさそう。


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【回復魔法Lv1】


魔力を使って生命力を回復させる魔法。

レベル上昇に連れて使える魔法が増え、効果が高くなる。


【効果】

Lv1:ヒール

消費魔力10

生命力を回復させる。

回復量は50

ただし、生命力が減っていない人には使えない。


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おお、有用そうなスキルが来た。

生命力が減っていない人には使えないってのがなぁ…。


仕方ない。

自分で自分の生命力を減らして熟練度を上げるか…。


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【物理攻撃耐性Lv1】


物理攻撃からの耐性を得る。

レベル上昇に連れて耐性が強くなる。


【効果】

レベル1:物理攻撃でのダメージ9%カット。


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9%カットって強いな。


たかが9%、されど9%。

9%を笑うものは9%に泣く。


レベル上げ頑張ろ。


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【アイテムボックスLv1】


亜空間に非生物を入れて収納する。

レベル上昇に連れて入る容量が大きくなる。

【アイテムボックス】内の時間経過はない。


【効果】

レベル1:1メートル立方の容量がある。


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1メートル立方の容量って結構多いな。

それに非生物ならば何でも入るならかなり有用だと思う。

魔法とかも収納できそう。

これも後で要検証かな。


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【女神カリルの寵愛】


女神カリルから寵愛されている証。

加護の上位スキル。


【効果】

貰える経験値と熟練度を2倍にし、新たなスキルも得やすくなる。

生命力、魔力の自然回復時間を半減する。

1日1回すべての攻撃を無効化することができる。


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これは…。

強い(確信)。


ゲームで言うところのイージーモードだな。

まあ、ゲームじゃないからありがたい。


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【異世界からの転生者】


異世界から転生した者に送られる証。


【効果】

貰える経験値と熟練度を1.5倍にする。


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普通にありがたい。

これでどんどんレベルと熟練度を上げなければ。


【女神カリルの寵愛】と組み合わせれば、所得経験値と所得熟練度が3倍になる。


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【エネルギー変換Lv1】


唯一無二ユニークなスキル。

エネルギーを別のエネルギーに変換することが可能。

ただし、変換効率があり、必ずしも1:1で変換できる訳では無い。

レベルが上昇するに連れて様々な効果を得る。


【効果】

Lv1:エネルギーを別のエネルギーに変換する。

   (変換効率はそれぞれのエネルギーごとに変動する)


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僕のユニークスキル。

これはかなり凄いと思う。


魔力を電力とか別のエネルギーに変換できるからだ。

スマホが充電できる!

…まあスマホなんて無いけど。

悲しい。


いずれにせよ、後で検証しなければ。


「確認が終わったようですね。では、こちらにいらしてください」


女神さんが何か裏のある笑みで僕を女神さんの下へ来るように言う。

怪しいっ!


「腐腐腐。大丈夫ですよ。ちょっと【自主規制ぴー】するだけですから。」


「あ、あの。腐のオーラが…。」


「安心して私の下へいらっしゃいな。何も問題ないですよ。さあ!」


「え…。ちょっと…。」


僕は冷や汗をかきながら、少しずつ相手の目線を外さずにゆっくりと後退りする。


「そんな野生の熊と対面した時の対策みたいなことをする必要もないですよ。大丈夫です。ちょっとですよ。ちょっと。」


「何ですか、その先っぽだけとか言って先っぽだけじゃないパターンの言い方は?」


「フ、フフ、腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐。」


これはヤバい!

僕の本能が警笛を鳴らし、僕は走って逃げ出した。


―――が。


「ウフフフ腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐。  つ  か  ま  え  た。」


「あっ。\(^o^)/オワタ」


その後、自主規制がかかりそうなほど色々なことをされましたとさ。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

後書き

どうも、暇人ではないのこじです。

このぐらいの字数でいいんですかね。

腐のお姉様方は怖いです。

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