◆愛し合う夜
灯も俺に触れてきた。やがて服を脱がしてくれた。
ほとんど裸になって俺はもう理性を失った。灯があまりに魅力的すぎるからだ。
肌を重ね合わせていく。
身も心も。
・
・
・
気づけば、俺はベッドの上で果てていた。
灯も呼吸を乱していた。恥ずかしそうに背を向けて顔を隠している。
「ご、ごめん……激しすぎたかな」
「……は、初めてだったのに……」
「え?」
「正時くん、容赦ないよね……!」
「本当ごめんよ」
「別にいいけど。気持ち良かったし」
ボソッと灯は言った。
後半はだいぶ感じてくれていたし、とてもエロかった。
「灯、二回戦目してもいいかな……」
「え!? もう!?」
俺の回復力に驚く灯。まだシてから五分しか経っていないが、俺は元気だった。満足していないわけではないが、二回戦目が可能な体力を有していたのだ。
ヤれるなら、ヤっておきたい!
「体力的に厳しければ明日でいいけど……」
「いや、そんな子犬みたいな目で見られたら断れないよ。分かった。いいよ」
「やったー!」
これでまた灯を愛せる。
まだまだ0.01の弾数もある。
これから毎日灯とシまくろうっと……!
◆
灯と交わること三時間以上。
時間はすっかり深夜になってしまった。
「しまったー…。時間見てなかった」
慌てる灯だが、家に連絡して事情を説明していた。一応、女友達の家に泊まると言っていた。さすがに彼氏の家とは言えないか。
「でもまさか泊まってくれるとは」
「こんな時間になっちゃったし」
幸い、
まさか灯が俺の家で一泊する日が来ようとはな。
「明日、デートどうしようか」
「う~ん、正時くんにお任せかな」
「分かった。寝る前に決めておくよ」
「うん。じゃあ先に寝るね」
「おう。デートプランは任せておけ」
灯には先に寝てもらい、俺はスマホとにらめっこ。
せっかくの土曜日だ。有意義なものにしたい。
じいちゃんが車を出してくれるし、力を借りようか。
気が早いかもしれないけど、デートの最後に結婚を申し込むか……。
悩むなぁ。
悩む。本当に悩む
悩みまくっていると時間はどんどん経過。睡眠時間が削れまくって、いつの間にか外が明るくなっていた。
……やっべ、ぜんぜん寝れないじゃん!
だけど、なんとなくは決まった。
このデートプランで行くか……!
まず、朝は家でゆっくりする。
その後、じいちゃんに頼んで車で移動してもらう。
今話題のゾンビ映画を見に行き、美味しいと有名なハンバーグ屋で昼食。その後は観光スポットを巡り、夜は夜景を見に行く。
そこで灯に結婚を申し込む!
なんとか決まった。
これでいく。
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