3P

これは、俺が3Pをしていた時の話である。


――時は数年前、俺が高校二年生だった頃まで遡る。

 高校では陰キャでも陽キャでもなく、正に一番地味な立ち位置だ。友達もそこそこいて、童貞もその歳で卒業した。

 そんな高校生活を送る中で、一番仲が良かったのは同じ部活で仲良くなったA太と、小学校からの幼馴染のB子だ。

 ある日俺は家にその二人を呼んで、いけない事をした。

 「ちょ、俺君……強い……もっと、優しくして」

 B子が俺に倒されて少し眉を寄せた。

 申し訳ないな、と思いながらも俺は攻め続ける。

 すると、

 「おいB子、こっちがガラ空きだぞ!」

 「――ぅんっ!?」

 B子はA太にも攻められて棒を咥えながら喘ぐ。

 俺も彼女に隙を与えず攻め続ける。

 ――そろそろB子をいじめるのも飽きてきた俺とA太は「ふぅ」と一息ついてベッドから降りる。

 B子は俺たちより疲れたように「ぐふっ」と何かを吐いてベッドにぐでっと倒れる。

 「うわっ、きったね」

 「あんま部屋汚すなよ?」

 「誰の……せい……なの……」

 B子をここまでした俺たちは思わず苦笑する。しかし今日一日を思い出して三人ともお互いの顔を見る。

 「でもまあ、楽しかったな」

 「またやろうな、スマブラ」

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