行田ゼリーフライヤーズの4番、足袋
熟成二段仕込み
それ行け!行田ゼリーフライヤーズ
埼玉県名発祥の地とされる埼玉県
「監督、箱どこにあるか知りません?」
試合中のベンチで箱を探しているのは、行田ゼリーフライヤーズの4番、足袋と書いて「あしぶくろ」である。ちなみに
「
「私が中に入るんですよ」
「棺桶じゃないんだから。人が入れるほど大きな箱ならすぐに見つかるだろう、それより、次はお前の打席から始まるんだ、準備をして早く行け」
「ところで監督、どうして足袋と書いて『あしぶくろ』と読むかご存知ですか」
「いいや。行田は
「私もそう思ってたんですけど、襲名する際にその理由を先代から教えてもらったんです」
「オレにも教えて」
「良いですよ。まず。池に袋と書いて何と読みます?」
「
「それじゃ、手に袋と書いて何と読みます?」
「
「だったら、足に袋と書いたら?」
「
「ほらね?」
「なるほど」
思考はシンプルな方が良い。もちろん時と場合によるのだが。
素振りを終えた
「監督、それじゃバッターボックスに入りますね」
「箱、あった!」
行田ゼリーフライヤーズの4番、足袋 熟成二段仕込み @Niiza_Chuo-ku
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