ねえ、あんたへの応援コメント
こんにちは。
あ───!
あ───!
ああああ……( TДT)
この、オオカミ耳の、不器用で優しい、愛に満ちた江戸っ子男は、死んだのか。
花巫に、敗れたのか。
幸せに、夫婦二人、生きていってほしかった……。
すごく、心で応援してた。
正装の主人公の目が、恨みと決意で、ぎらぎらと光り、すこし青みがかった色素の薄い目で、涙を流し、箱を胸に抱きしめ、りるるを見据えているのが、見える……。
作者からの返信
加須さん。
もう、なんも言えません。
上手な表現見つからないから、悪い言葉で。
百点。満点。完全。
まったく、まったく、そのとおり、加須さんの目にうつった、まさにまさに、その光景。
位牌なんて作れなかった。銭がないから。着物は捨てた。最期に相手の、りるるの血が飛んだから。墓なぞ、戒名なぞ、あるはずもない。
ただ、ただ。
この奥歯で、あの女の。
りるるの首の筋の肉を、かじって、そうして、骨を、がりりと歯にあたったあの女の首の骨を。
ねえ、あんたへの応援コメント
どうしてか感じたスピード感が素敵でした。
どうみても、ゆっくりと、噛みしめるように流れる話なのに。
すごく筆が乗っているように感じて、だからでしょうか、凄みも深みもあって、読みごたえもありました。
あー、面白かった!
作者からの返信
西之園上実さま。
嬉しいご感想!!
ありがとうございます。
映画のオープニングのようなものを意識しました。静かな部屋、しあわせな時間の回想、そうして徐々に盛り上がる背景音楽、やがて怨念を乗せた瞳を真っ直ぐに宙に向ける彼女の目が大写しになり……。