第14話

と言うことで、


「なぁ、優」


俺は初めてヒロに話しかけられる。


「どう・・・したんですか?」


「悪いんだけど、お前がいるとクラスの貴族達が困るようなんだ」


「・・・」

周囲から視線を感じる。


「俺は別に基本的には別にレベルが低くても良いと思うんだよ。だがやっぱりここは強く学んでいく場所だ。流石にレベル1のままだと悪いと言われても仕方ない。クラスの面目にも関わるからな」


おう、おう言ってくれるな。


「そうだ!!」「流石勇者様」「雑魚おに・・・女の子に守れてばっかのダメ」


今、妹混ざってなかった??


「ヒロ、流石にかわいそうだよ。別に優が悪いわけじゃないし」


「いや、夏。悪いけど俺達は魔王を倒したからとはいえ、まだまだ安全だとは思ってない。」


「そうだけど、」


「ってな訳で決闘だ。」 


「えーーーーー」(大半と俺)


クラスメイトのほとんどは驚き、妹は笑っており、そして


「ゆ、勇者様」


流石に口に出せなかった、委員長がハラハラした顔をしている。

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