第7話

過去編


「・・・なんで、アンタ見たいな雑魚が私の兄なの!!」


前世には妹なんて居なくて、こんな口が悪くても俺には天使に見えて来る。


「・・・まぁまぁ」

お母さんは妹を止める。ちなみにお母さんには俺の本当の強さを教えてある。


だからこうして、本音を言わないでちょうど良く誤魔化して貰っている。


________


この世界はレベルが基本的全てである。例え生まれが見た目が悪くてもレベルが強いなら、それだけでモテるし、あらゆることが手に入る。


妹も当然そう思ってるし、この世界の考えとして間違って居ない。


と言うか俺もあの人形達を使って、一番レベルシステムを使ってるし


「ゴミ、死ねよ。」


実際、本当に迷惑をかけたと思う。兄がレベル1なら、妹も友達からそのせいで煽れることもあっただろう。


でも俺はこの力のことをまだ幼くてつい、周りに話してしまうかも知れない妹にはまだ話せない。だからもう少し雑魚だと思って貰わないといけない。

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