『くん活』
それは手当たり次第に、匂いを嗅ぎまくること!
いい匂いのしそうな受付のお姉さんの匂いを嗅ぐのは、現実世界でも当然皆さんやっておられますよね?
美味しそうなうなぎの蒲焼の匂いだけで、ご飯三杯いけるのはもう皆さん常識ですよね?
だが、この主人公はそれだけじゃ、ま〜〜ったく物足りなかった!
モンスターを見れば、たとえ死んでも、くんかくんかしたい!
未知の匂いが有れば嗅がずにはいられない!
当然既知の匂いはリピーターにならずにはいられない!
って主人公、どんだけ匂いフェチやねん!!
冒険はくんかくんかと共に。
それがこれからのスタンダードだ!!
まずはスライムの匂いをご堪能あれ♪
第12話までのレビューとなります。
異世界にて匂いの嗅ぎ分ける能力【くん活】を駆使して旅する物語。冒頭から金がない、職業がない……といきなり前途多難。かなり致命的スタートを喫する主人公の香山椎菜(かぐやましいな)。一体どうなってしまうのか?
しかし、彼女にはハズレ職業としての能力に長けていた。手懐けたモンスターを仲間に加えるだけでなく、その能力の一部を自己の技として引き出す力。そのテイマーの可能性の広がりに大きな成長を感じ、出会う仲間たちとの共闘から目が離せない。
気付けば、怪しい匂いが立ち込めてくる。くんかくんかと匂いを嗅ぎ分けたその先へと、浮かび上がる未知なる発見に心踊る、新感覚の嗅覚ファンタジーアドベンチャーです。