LEXTRA888 VS チャンシュワウェザース

 

 光の正体は、人型ロボットであった。無音で銀色の化け物の前に降り立った。白をベースに黒の模様が入ったシマウマのような模様である。顔の部分には、黄色に輝く目のような物が二つ付いていた。


「我が名はチャンシュワウェザース、チャンシュワ・ネッガの最高傑作のアンドロイドである!政府軍の小細工の核攻撃に失礼した」


 そう答えると片手を腹部にやり、片手を後ろに

回して一礼した。


 人型ロボットの意外な言動に銀色の化け物は、驚きつつも話しだした。


「シマウマ野郎、気にするな…全てYSB901様の定通りだ」


「そうか…これからは一対一の真剣勝負、お互い朽ち果てるまで戦う事になる、そして…勝った者達の歴史に残る壮絶は戦いになるだろう!お主の名を聞いておこう」


「うるせぇ野郎だ…まあいい俺の名はLEXTRA888(レクストラハチハチハチ)だ、貴様が負けたら人類の終わりだ…せいぜい頑張れよ、人類の英知…いや人類の犬」


「ありがとよ、一対一のYSB901の騎士道精神にも感謝する!人類の為に全力で行かせてもらう!いざ!尋常に勝負っ!」


 こうして、LEXTRA888とチャンシュワウェザースの決闘が始まった。


 チャンシュワウェザースは両手の手の平を地面に向けると勢いよく宙に浮いた。その瞬間、地震が起きた。巨大な地震に地割れが起きると、飛べないLEXTRA888は大きな地割れの中に落ちた。

 チャンシュワウェザースが素早く合掌すると、地割れが閉じた。


 数秒後、閉じた地割れが揺れ出すと、閉じた地割れが砕けLEXTRA888が飛び出した。


 LEXTRA888が飛び出した瞬間、チャンシュワ・ウェザースは人差し指をLEXTRA888に向けると巨大な稲妻が落ちた。

 それも耐え、煙を出しながらLEXTRA888は地面に着地し、すぐさまチャンシュワウェザースに目掛けて巨大な青い炎を吐いた。


 それを避ける事もせず、チャンシュワウェザースに直撃したかに思われた。しかし、透けた緑の球体のバリアに守られていた。

 

 このようにチャンシュワウェザースは気候を操るのであった。

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