第4話 銀色の化け物

 西暦3334年7月25日、YSB901の手紙の通り、チャンシュワ研究所に謎の飛行物体が飛来した。


 飛行物体の下には、巨大な体長30メートを超える生物をぶら下げていた。

 その生物の見た目は、銀色の鱗に覆われた三ツ首の尻尾は3本で4足歩行の巨大な化け物である。顔はドラゴンそのもので大きな翼が生えていて、まさに巨大な三ツ首のドラゴンであった。

  

 その謎の飛行物体と銀色の化け物をチャンシュワ研究所の上空に来た瞬間、狙ってた如く、核ミサイルが四方八方から撃ち込まれた。

 

 核ミサイルは全てが命中した。超巨大な爆発とともに、謎の飛行物体と銀色の化け物どころか、何もかもが消し飛んだ。



 しかし、巨大な爆発から数十分後、爆発が大きな黒い煙の塊に変わった頃、黒い煙から何か黒い塊が黒い雨とともに落ちてきた。黒い塊は黒い煙を出しながら、真っ逆さまに地面に落ちた。


 黒い塊が地面に衝突して、巨大な土埃とともに姿を現したのは、黒焦げにになった先ほどの化け物であった。ただ大きさが半分ほどに縮んで、大きな翼も無くなっていた。 

 その黒焦げになった化け物が、 3つの頭が全て上を向くと口から黒い煙、青い炎、黒い灰をそれぞれの口から吐いた。まるで核攻撃の毒を吐くかのようである。

 そして、吐き終わると黒焦げになった化け物の真ん中の頭が話しだした。


「人間どもよ、そして、チャンシュワネッガッ!約束通り、決闘に来た人類の英知を見してみよ」


 その言葉をいい終わると、黒い雨を降らしていた黒い雲にぽっかりと穴が空いた。その穴はみるみる大きくなると、青空のある一点がピカッと輝いた。

 

 


 

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