第6話

「真っ暗だ…。何処だ此処は?一体ナニがあったんだ…。確か俺はあのガキに捕まって...そっからの記憶がない、どういうことだ?」


 それに、手足の感覚がない。縛られてはいないはずなのに体が動かない?


 「おはようおにーさん!思ったより起きるの遅かったね。今、目隠しはずしてあげるから動かないで待っててね?」


 次の瞬間男は今まであげたこともないような声をあげた。


 「…? ゔわぁぁぁぁぁ‥ぁぁ、俺の腕が、足がぁぁぁー…!」


 「もーう、うるさいなー。静かにしてくれる?君のせいで寝てないんだよこっちは…。言っただろ?お前は楽に死なせてやらないって」


 ダルマのような風体になった男に、シンは笑いかける。この世のものとは思えないほどきれいな顔で。状況が状況でなかったのなら素直に美しいと思えただろう。状況が状況なだけに悪魔の微笑みに他ならないが…。



 時は遡り、一時間前。


 気絶させた男を引摺り持ち帰ったシンは考えていた。自分に怪我を負わせた人間にどのような仕打ちをしてやろうかと。

 無論他4名の死体は放置である。


 まずは、決定事項だったかのように迷いなく、男の四肢を切り離す。このとき、シンは止血を完璧にした。

 そして、服を脱がせ始めた。


 「男の裸なんて見たくないんだけどなぁー(笑)。どうせなら、かわいい女の子がよかったよ。あの、柔らかくて白い肌に指を這わせたり、歯形をつけたり、切り刻みたくなるよねー?生きてる子なら、無理やりってのもアリだし。」


 服を脱がせ終わったら今度は、男の皮をはぎ始めた。丁寧にやっていたはずだが、雑念が混じり失敗。

  

 グシュ


 「あっ、ヤッベw。勢いにのせすぎた!まぁいっか!どうせ最後には殺すしね?そよりも、こいつ全然起きないな?早く起きないと、皮が全身からなくなっちゃうよー?」

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