第22話 二人の実力

戦場へと向かう二人の背中。

何回も戦ってきた相手だと聞いているが

緊張は全く感じさせず、学校で歩いている姿と変わらない。


中央に向かっている途中、謙太郎さんが

雑賀さんに向かって拳を突きだす。


「・・・・・・・・・」


雑賀さんは前を向いたまま謙太郎さんに応え、

突き出された拳に拳をぶつけた。


その姿はまるで戦友。

戦いの中で生まれた絆は言葉を交わさずとも

シッカリと繋がっている。


『これより国學館高校交流試合を始めます。

まずは先鋒戦。東京校先鋒、上杉謙太郎。

大阪校、雑賀誠吾(さいかせいご)。

両名とも、中央へ。』


二人は炎が燃え盛る台を挟み相対する。

自信を持った顔つきで絶対に負けるわけがないと顔に出ていた。


「よっと・・・・」


縮地で二人に間にスーツを着た竜次先生が立つ。


「これより試合を開始する!

勝敗は生殺与奪を奪い取った者が勝利!

取られたものが敗北とする!

勝敗の通達があり次第、即時対戦相手から離れ

審判の指示に従う事!

なお!こちら側の静止を聞かない場合、

容赦なく意識を奪わせてもらうから覚悟しておくように!!」


ルールを聞いただけでは試合とは名ばかりの

殺し合いの様に聞こえるが、

審判をしている竜次さん。そしてこの部屋の出入り口に

立っている毛利先生はたとえ謙太郎さんと言えど

歯が立たない相手だ。


殺される前に生徒を止めてくれることだろう。


「上杉謙太郎!雑賀誠吾!両名準備はいいか!」


「はい。」


「ええ。」


お互いの顔から視線を離すことなく竜次先生に応える。


「ようし!では・・・・」


縮地で距離を取り、試合を始めるため右手を上げる。

二人は得物を構え、合図を今か今かと待っていた。


「・・・・始め!!」


竜次さんの右手が振り下ろされる。


「フッ・・・!!!」


合図がかかった瞬間、謙太郎さんは雑賀さんを間合いに入れるため

一直線に縮地で飛ぶ。


だが、雑賀さんとの間にあるのは煌々と燃える炎。

縮地とはいえ、炎に突っ込めば火傷を負ってしまうだろう。


戦いの終盤や勝敗を決める勝負時であれば

こういったリスクが伴う行動は分かる。


燃え盛る情熱を持った人ではあるが

冷静な判断が出来る謙太郎さんが判断を間違える人ではない。


「え・・・!?」


道を阻む炎が謙太郎さんの肌を焼こうとしたその時、

炎のに穴が開き道が開かれる。


得物を振るったわけでもなく、

炎を払いのける動作はしていない。

一体何をしたのだろうか?


「・・噂通りやな。」


隣で共に戦いを見ていた純恋がつぶやく。


「どういうことだ?」


「同じ学校にいるのに知らないんか。

あの人は炎を手足の様に操る特級魔術師。」


「・・・え?」


謙太郎さんとは寮の道場で何度か立ち会ってことがあるが、

鍛え抜かれた体から振るわれる刀は

鍔迫り合いさえ許すことはなく、

何回も刀の衝撃で何度も弾き飛ばされた。


本人も武道が一番好きだと豪語しており、

魔術とは無縁の人だと思っていたが・・・・・。


「おおおおぉぉぉぉ!!!!!」


燃え盛る炎は台から離れ、刀を抜いた謙太郎さんを追うように

動き、屈強な体は炎を身にまとう。


「東京校三年、上杉謙太郎。

秀でた炎の魔術の才と己が信仰する神から

付けられた異名、”炎の守護者”。

歴代の生徒達の中でも指折りの実力者と言われているで。」


気合いに入った掛け声とともに

謙太郎さんは刀を振るう。


体にまとった炎が刀に集まり、炎の斬撃を

雑賀さんに打ち放った。


あの人が手に持っているのは普通の刀だ。

それをまるで魔帯刀の様に使えるほど

高度な魔術操作は魔術師の称号を得るにふさわしい

人物だと証明していた。


「・・・・・・・」


打ち放たれた高温の炎の斬撃を雑賀さんはじっと見つめている。

あれだけの攻撃を目の前にしても、

焦りを見せず、冷や汗一つかいていない。


「やけど、それだけの相手に雑賀さんは互角に戦い

勝利までもぎ取ってきた。あれくらいの攻撃は

なんてことないはずや。」


あと少しで斬撃が雑賀さんを襲う。

だが、突然炎が空中で弾け飛んだ。


「!?」


何かを仕掛けたことだけは分かるが

雑賀さんは体をほぼ動かすことなく斬撃をいなしている。


「・・最高の力には最高の力を。

奴らは異なる才能をぶつけ合い、力を伸ばしてきた。

当然、雑賀はあんなものにやられる奴じゃないさ。」


何が起きたかと会場を凝視していると

突然隣から声が聞こえ、見るとそこには藤野さんが立っていた。


「初めてあの二人が戦った時の勝者は謙太郎だ。

雑賀も三道を全て高水準にこなすことが出来たが、

謙太郎の魔術に刃が立たなかった。

上級の術でさえ子供扱いしてしまう謙太郎の魔術に対し、

雑賀は突破する方法を必死で考えた。

そして・・・奴が選んだ道があれだ。」


藤野さんが指をさした雑賀さんをよく見ると、

先ほどまで何も持っていなかった手に得物が携えられている。


「魔術師の謙太郎に対抗するため、

奴は渋々自らの秀でた才能を磨いた。

それは武術。謙太郎が手も足も出ず、出したくない

魔術を引き出した自らの才能を全て引き出すことで

二度目の戦いでは謙太郎を圧倒したんだ。」


対人戦であれば間合いを広くとれる

刃が付いた得物を誰もが選択すると思うが

雑賀さんが持っているのは刃が付いていない

筒状の得物。


「あれは・・・銃・・?」


片手で射撃が可能なハンドガンを握っているが、俺が知ってるものとは

大きく形状が違っており、

銃口が無く弾を入れるマガジンもないが

筒状の先からは小さな煙が立ち上っていた。


「奴は類まれなる武術の才能があってな。

刀から槍、あげくの果てには銃まで全てを完璧に

こなすことが出来た。


だが、間合いが狭い刀や槍では魔術の前に近づくことが出来ず、

縮地を使って詰めようとしても謙太郎も同じ速度の縮地を

使うことが出来、距離は縮まることなく近づけはしない。


次に銃を使ったんだが高精度かつ高威力の魔術の前には

いくら超高速の弾丸であっても謙太郎にたどり着く前に

燃やし尽くされた。


そこで奴は魔力増幅効果を備えた新たな銃、魔銃を対謙太郎用に

開発することで謙太郎の魔術に打ち勝つことに成功したんだ。」


体に残っていた炎を動員して、

的を絞らせないよう雑賀さんの周りにまるで

雪の様に散らし、一斉に放つが

雑賀さんは焦ることなくトリガーを引く。


体を動かしながら正確に撃ち込まれていく

魔術の弾は火の雪を一つ一つ撃ち落としていき

これも難なく対処してしまった。


「あの動きは奴が会得した武道の動きを取り入れている。

中、遠距離と間合いをかなり広く取った上での戦い方しか

無かった銃に近距離での戦闘方法を編み出し、

それを流派として昇華させていった。

”魔弾の射手”。

どんな体制でも、どんな距離でも、自ら開発した

銃と武道の動きを取り入れ必ず命中させる魔弾流の使い手。

姿からつけられた奴の異名だ。」


これじゃ埒が明かないと謙太郎さんは

間合いを詰めるのをやめて距離を置く。


「・・・なんや珍しい。いつも通り突っ込んで来ないんかい。」


「ああ、見せたいものがあるんでな。」


二人は会話をして一度息を入れる。

短い戦闘時間ではあったものの

観戦している全員に実力を高さを証明して見せた。


「さて、ここから二人がどう戦うのか

気になる所ではあると思うが、お前達はウォーミングアップは

大丈夫か?

先鋒戦が終われば間を開けずにすぐに次鋒戦だ。

不甲斐ない結果に終わらないように

体を動かしておけ。」


まだ戦いは始まったばかり。

これからが一番いい所だが藤野さんの言う通り

次は俺達の番だ。

体が温まっておらず、惨敗と言う結果だけは

避けなければならない。


「純恋。行くで。」


桃子は声をかけ、体を動かそうと催促する。


「・・じゃあな、龍穂。次は会う時は戦場や。」


少しだけ名残惜しそうだったが、

桃子の顔を見た純恋はここからは敵だと

言葉を残し去っていく。


「龍穂さん。私達も行きましょう。」


楓も俺の手を引っ張り体を動かそうと

言ってきた。


「この部屋は広く、多少大きな動きをしても大丈夫だ。

出場する生徒達は邪魔にならないように

ベンチに座っているから試合が気になるのなら

見ながら体を動かせ。

龍穂の魔術の実力なら二人の戦いは

良い見稽古になるだろう。」


この部屋は会場を見える窓がいくつもあり、

体を動かしながらでも試合の様子はよく見れるだろう。


「わかった。行こう。」


藤野さんが出るのは副将戦。

まだ時間に余裕はある。


窓から離れ、丁寧にストレッチを行いながら

試合を観戦する。


「何をする気かわからんが・・・、

お前の馬鹿げた威力の魔術を真正面から

相手するわけないやん。」


何かを仕掛けようとしている謙太郎さんに

向けて銃を突き出し打ち放つ。


手のひらから伝わってきた魔力を

銃の中で増幅させ、属性を付けて放っているようだ。


(杖・・みたいだな・・・。)


魔道の道を進もうと志している人達が必ず通る

杖を使った魔術。


様々な種類があるが、基本的には

魔力を魔術に変換させるサポートを行うものが一番

ポピュラーだろう。


魔術を放つ感覚を覚えるための補助具として

使われることが多く、魔力が足りない術者もいるため

最低限の魔術が放てるように魔力増幅の力も

備わったものもある。


その杖を銃に仕込み魔銃として使っているようだが

そう簡単に作れるものでは無いだろう。


杖は少しでも傷ついてしまうと魔術への変換や

魔力増幅に支障が出てしまい杖としての機能を失ってしまう。

杖の扱いは繊細であり、それゆえ杖の機能を

保ったまま加工するのは極端に難しいのだ。


「お前の魔術は威力が強い代わりに

発動に時間がかかり過ぎやねん。」


穴の開いていない拳銃の先から魔術が解き放たれ

謙太郎さんに向けて一直線に進んでいく。


どうやって杖を拳銃に仕込んだのだろうか?

自ら開発したという話が本当なのであれば

雑賀さんは武術の才能だけではなく

アーティファクトを創作する才能も持ち合わせているようだ。


「・・・・・・・」


魔弾は謙太郎さんに近づいていくが

刀を納めており、このままでは無防備で弾が体を

貫いてしまう。


「・・・・・ん?」


だが、魔術の弾がどんどんと小さくなり

進みが遅くなっていく。

そして黒く変色していき途中で力尽きるように消えてなくなった。


「なんや・・・・・?」


本来真っすぐ飛んでいくはずの魔弾が力尽きた

という事は謙太郎さんが何かを仕掛けているに違いないが

体や口はまったく動いておらず

神術か魔術か、はたまた武術なのかが分からない。


「よっと・・・・」


ストレッチが終わり、走っていると青さんが体から

抜け出し窓際に歩いていく。


「青さん・・?」


「龍穂、足を止めて良い。

こちらへ来てよく見ておけ。」


青さんが手招きをして窓際に呼ぶ。

一体何が起きているのか。謙太郎さんは何を仕掛けたのか。

気になってしまい青さんに従って体を止めて試合を観戦した。


「謙太郎が放っている魔術。分かるか?」


「・・・いえ。」


「目で見るな。魔力を感じろ。」


眼を閉じ、視覚から得る情報を遮断する。

そして謙太郎さんがいた辺りの魔力を感知するため

精神を研ぎ澄ますと広範囲に

熱くたぎった魔力が漂っていることに気が付いた。


「・・・火の魔術ですか?」


「ああ。奴は火を実態化させない程度に

周りの温度を上げ、飛んできた弾だけに魔力を

集中させ燃やし尽くした。

以前魔力の四大元素の性質を教えたな。覚えておるか?」


火、水、風、土の四大元素は

魔術として使う際の性質が大きく二つに分かれる。


「その場にあるものを動かす水と土。

無いものを起こす火と風・・ですね。」


「そうだ。厳密に言えば全て同じ原理で動いているが

魔術を使用する際の過程が少ないのがその場にある物体を使う水と土。

魔術で起こした物を再度魔術操作で操るのが火と風じゃ。

先程の様に火が既にある場合は例外じゃが・・・、

謙太郎の様に火の魔術使いを相手にする場合は

攻撃する際火を起こしてから攻撃してくるという原則がある。

それを逆手に取ったのがあれじゃ。」


「あれ?」


「奴は周りの温度を上げ、少しでも

衝撃を与えれば燃えるようにしておる。

今の様に遠距離からの攻撃もああやって無力化でき、

何も構えない謙太郎を警戒せず、突っ込んで来た

敵は体から炎が上がるだろう。

立ち入る者は全て燃やし尽くす。

高度な火の魔術操作を行える術師のみが

生み出せる非常に有用な結界じゃ。」


魔力操作が不十分な者が使おうとすれば

たちまち自身の体に大やけどを負ってしまうだろう。

青さんの言った通り、相当な魔力操作が行える者しか

使用を許されない最強の結界だ。


「・・ですが結界なので

ただ膠着状態を生み出すだけではないですか?

魔力操作の範囲が広い分、消費も激しいでしょうし

このまま時間を使われれば不利になりますよ?」


攻撃をした雑賀さんは何が起きたのか理解していないようだが

警戒を強め近づく気配を一切感じさせない。

確かに最強の結界と言えるだろうが

距離を取って戦う雑賀さんにとっては

あまり効果が無いだろう。


「頭が固いのぉ。あれは車でいうアイドリングじゃ。

本命はここから。謙太郎の本気が見れるぞ。」


どちらも仕掛けることなく膠着状態が続くかと思ったが、

謙太郎さんの周りに変化が訪れる。


「師匠・・見ていてください・・!!!」


燃える寸前で止めていたはずの魔力を

一気にフルスロットルまで回し、

辺りを全て燃やし尽くしていく。


「・・・何しとんねんあいつ。」


炎に包まれて姿を消した謙太郎さんを見て

雑賀さんはその行動の意図が読めずに困惑している様に見えるが

ハンドガンを腰のホルダーに刺し、

札から取り出したスナイパー型の魔銃を手に持った。


「うおおおおぉぉぉぉ!!!!!」


炎は叫び声と共に火柱を上げ、

観客を守るために張られた結界まで燃えあがる。


攻撃にすらなっていない大炎上は徐々に勢いが

安定し始め小さくなっていく。


「火が・・・・!!」


火が小さくなり、再び謙太郎さんの体の周りに煌々と燃え上がっている。

だが、火の色に大きな変化が起こっており

本来赤いはずの火が青く輝きを放ちながら立ち上っていた。


「謙太郎の火の魔術は特殊でな。

最大限に力を発揮すると火が青く燃え上がるようになる。

通常の炎とは比較にならないほど熱く、強い炎は

全てを消し炭と化すだろ。

そして・・・・」


流石に対応しなければまずいと判断した

雑賀さんはスナイパーに銃弾を込め始めた。


「・・とにかくやる気だっちゅうことは分かったわ。

こっちもそれ相応のもんを喰らわせたる。」


レバーを引いて標準を通して謙太郎さんを狙う。

自分で銃を加工できるほどの人物であれば

特殊な弾丸を作り出すことは容易だろう。


どういった効果を持った弾丸かはわからないが

感じ取れる魔力からして相当強力な

威力を誇るに違いない。


「はあああぁぁぁぁぁ・・・・・!!」


青い炎を身にまとった謙太郎さんは

腰を落とし、半身の状態で両手で何かを包むように手の

付け根を合わせる。


手の中には高純度の青い炎の塊が生まれ、

解き放たれるのを今か今かと待ち構えていた。


「さあ見せてみろ!!修行の成果を!!!」


先に動いたのは雑賀さん。

術を放とうしている謙太郎さんにトリガーを引き、

轟音と共に銃弾が放たれた。


銃弾からは大量の水があふれ出し、姿を変えながら

謙太郎さんへと向かっていく。


「お前様に作った弾丸や。破れるもんなら破ってみいや。」


大きな鱗と鋭い牙。俺が綱秀との戦いで見せた魔術による

水龍とそっくりな形に変わるが、

水の量が段違いであり、口を開きながら突進する

水龍に謙太郎さんは簡単に飲み込まれてしまうだろう。


「ッハアアアアァァァァァァ!!!!!」


水龍が迫る最中、謙太郎さんは作り上げた火の塊を

押し出すように放つ。


「へっ・・!?」


流石の謙太郎さんも突破するのは難しいと思ったが、

青い炎はレーザーの様に一直線に進んでいき

水龍を串刺しにしてしまう。


「・・・・完成したな。よく読み、良く創造した。」


見事水流を打ち果たした謙太郎さんに向けて

青さんはつぶやく。


青さんの言葉を聞いて、謙太郎さんが買っていった

漫画をふと思い出す。

少年漫画の中に、似たような必殺技を使う登場人物がいたはずだ。


「まさかそれを真似て・・・・!?」


俺も出せないかと試したことはあったが

漫画の中で見せた威力とは程遠く、

断念した覚えがある。


山を破壊するほど強力な一撃。

まさかそれを完全に再現しようとする人が現れるなんて

誰が想像しただろう。


「なっ・・・・!!??」


自信のある一撃を突破され、驚く雑賀さん。

あのバカげた威力は誰だってそうリアクションを取るだろう。


「出来た・・・!!!」


嬉しそうに両手を上げる謙太郎さん。

その体にはまだ青い炎がまとっており、

あれだけの魔術を放っても余力はまだ残しているようだ。


「・・・・・・・・・」


驚きはしたものの、すぐに雑賀さんは体勢を立て直し

別の銃弾を込め始める。


大きな動きはあったものの、戦いはまだ続いている。

あの謙太郎さん相手に雑賀さんはどうやって立ち回り、

勝利をもぎとるのか。


手に汗を握る戦いに俺は目が釘付けになっていた。


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