第2話 モブの1日をブチ壊す如月さん その1
俺の1日は早い。
先ず5時に起床する。
そして家族全員の弁当と朝食をつくり、父さんと母さん、そして妹を起こす。
そして朝食を食べさせたら、制服に着替えて登校する。
これこそ最高のモブムーブ!
これで俺はモブという最高の存在に……
「おーはよっ、
「え、あはい……」
そう。彼女がいなければ。
「いやー、登校中に会うなんて偶然だねぇ」
「そ、そうだね……」
こっちは会いたくなかったわ!
「……望月くん」
「な、何でございましょう……」
「さっきから、なんでこっちを見てくれないの?」
「……え、そ、それは……」
がしっ
「……ふぇ?」
「ちゃーんと人の顔をみて話を聞くこと!分かっ
た?( ー̀ н ー́ )」
「……ふ、ふぁい」
如月さんは俺の頬から両手を離し、笑顔でこちらを見つめてくる。
「うん、よし!じゃ、また学校でねー」
「えあはい……」
そして、走り去っていった……
あのっ、如月さんめぇぇ!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます