サンタさんの話
サンタさんは窓から
どの家に侵入しようかな。
煙突から侵入するのがサンタさんの基本だけど現在のサンタさんは窓から侵入するんだよねー。
マンションの3階辺りの住人は大抵不用心だ。ほら、窓が開いている。こうなれば仕事は簡単簡単。
鼻歌混じりに侵入できる。
今日はクリスマスイブ、つまり僕の日。毎日がクリスマスだしこの日もクリスマスになるけど今日はとても特別な日。
僕はサンタさんだからプレゼントを置くけど子供たちがそれを見ることはできないだろう。今日は殺すと決めているのだから。
そんなことを考えていると寝室に着いた。
親と思われる人物がコソコソと子供にプレゼントを置いている。そんなことしなくても僕が置いてあげるのにね。
バレないようにこっそりと近づく。
男性を殺して。
悲鳴をあげそうな女性を殴り蹴飛ばし黙らせてから殺して。
2人の首を切ってラッピングして寝ている子供の側に置いて。しばらく眺めた後に子供も殺して。
お腹が空いたな。
冷蔵庫漁ろう。
ラッキー。ケーキあるじゃん。盛り上がるイベントの日はケーキがある確率が高いから積極的に襲うようにしている。
この部屋の住人は全員殺したかな。じゃあしばらくここで生活しよう。
家事は最低限。面倒だからね。子供を処理して、男女を処理して。
あっ、朝になるね。メリークリスマス!
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