第72話 第四回小説講座 自分の背景描写を振り返る
描写ほぼゼロの会話劇とラブシーンを垂れ流しな私が、「描写」について学んできたよ☆
まずもって、私はせっかちです。
だから、肝心なところだけ読みたい人。
よって、書く時もそれしか書かない。
それが私の文章。
そして、背景描写と設定の羅列が多い文章だと即離脱していまう……。
それに劣等感がありました。
いつの間に私は読書に距離を置いてしまったのか……。
小・中学時代は結構読んでいて、高校はそこまでではないですが、大学受験の国語が好きでした。
問題集のキリトリですら面白い、泣けるのですから、作家というものはすごいなと思っていたのです。
大人になってからは、経営者の本を読むことが多くなりました。
ただ、これは小説でなく、人生録っていうのですかね?
偉業と価値観全面押しのやつ。
渋沢栄一がどんな人で、いつ、何をしましたか、みたいなやつ。
たしかに読書家ではないけど、全然本を読んでいないわけではないんですね。
そんな私が、なぜ背景描写を軽んじるようになったのか。
その理由↓
おそらく、エンタメ系の本を読んで来なかったため、逆に作者さんの力量がある本ばかり読むことになっていたのではなかろうか。
力量がある=描写はさりげないのに、確実であり、違和感なく想像ができる。
だから、読者であるうちは、描写の効果、描写が大事だと気づかなかったのであろう。
さらに、経営者の人生録においては、経営者の人生自体が面白いので、背景描写がなくてよい。
経済=時代=社会=人間なので、一般常識が描写の不足を補っている……から。
ゆえに、背景描写がなくてもいけるのでは?と、勘違いしていたのでしょう。
次回、背景描写の効果について書きます。
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