第3話名刀朱雀一門/鬼恐ろしき者

進軍が持つ刀は朱雀一門と言うらしい。子供の頃から持っており、師匠からは名刀と言われた。朱雀一門と進軍は深い関係があり、進軍が知っている関係と知らない関係

掘れば出てくる状態だ。

ある日の夜、進軍は人影がない草むらをトボトボ歩いていた。この奥にはもう誰もいない寺がある。寺には伝承があり、寺にはとてつもない量の金があり、それを守る妖怪がいるとか、実際に神隠しが多発しており、進軍はここにいる妖怪に心当たりがあった。〈ホォオオオオオフゥーン〉来た「ブブブブブブウウウウググウググググ」鬼一口、浮いた大きな鬼の顔の妖。人を一口で食べる事からこう呼ばれる。当たり前だがこいつは人を食う悪鬼だ。(今回は赤鬼かあぁ・・・鬼一口の赤強いんだよな)

「抜刀」鬼一口口を開け突進「一心焔」一心焔(いっしんえん)は主に硬い皮膚を焼き斬るために使う

近距離技。力を一点に集中させて相手が間合いに入り攻撃が届くギリギリのところで斬る事により相手を素早く倒すことができる。〈バァァー〉鬼一口の体は横に斬られて体が溶ける。「お前なんかには絶対に負けん」地面に倒れる進軍。その時〈スッ〉何かが後ろに現る。(えっ)「武を極めし者よ」声は青年が全力で低い声を出しているようだ(えっ俺)「一戦交えたく思う」「何でここへ来た夜叉ァッ」夜叉の体は八尺(2m70cm)三尺の長刀を持つ。長刀に鞘や鍔はなく刀身と持ちてだけだと昔言ってた。

回想

「もし妖を確認して、音を立てず走っていたら、それは、夜叉だ、とっても怖いが、頭は怖さよりもっと優れてる、話せば戦はなくていいし、戦うなら、油断大敵、滅茶苦茶に剣を振っても勝てはしない、まあこれだけじゃないが、やっぱり強さは賢さいくら頑丈で大岩も持ち上げられても、賢くなくちゃ誰でも勝てないぞ~」

「師匠には本気を出せば勝てるもん、だから、だれでもじゃない」「ほんとにそうかな~テイテイ」「アハハこちょばったい」


(あの時に本気を出して戦っても師匠には全然勝てなかったかった、けど、今は違う)「俺は弱い、お前には今は勝てない、また今度戦おう」「今度となど信用の無い言葉を並べるな、断るときはちゃんと断れ、私は殺さん安心しておれ」「分かった遣ろう思う存分に」覚悟を決め立ち上がる進軍「「いざ勝負の決戦」」「抜刀・朱雀一門」刀身から炎が朱雀となり舞い上がる。進軍と朱雀一門が一体化となり、強烈な「撃」を生み出す。「構え・闇狂い」刀身を持った体を回転しながら飛ぶ技。相手へ突進し相手を刻む。(闇狂いなんてくらったら、確実に死ぬじゃないか・・・・・けど負けん)〈バババババババババババ〉

炎が弾ける〈ドオゴゴゴゴゴゴゴゴ〉闇が蠢く(うごめく)二つの刀の刀身がぶつかった。夜叉は顔面が切られ、進軍は腕や足が数か所切られた。「見事な技だ、まだ戦えるかぁ」「もう無理だ」「そうか・・・ほらやるよ私が書いた闇狂いの使い方が書いてある巻物だ」「こんな狂った技使う気がない」「まぁ読んでみな、自分の技の欠点を補える新たな発見があるかもしれないぞ」「わかりましたよ」鬼神はその言葉を聞くと去っていった。「ハァ―」進軍は意外だからと来よりこんな奴が近ずく来よりこんな奴が近ずく、進軍は強いが昔は強さを隠したがった。強いなどと過信していては自分より強いものが現れると驚き怖がり自信がなくなるからだ。時よりあの時師匠が死んだのも自分の強さを過信していた自分のせいだと思ってしまう。進軍はまだ若いのだ。

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妖狩り ふざけた狼人間 @AOzx

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