第2話

21時に近づくにつれ、参加者がどんどん増えてきた

私たちは係員に前に詰めるよう案内されている。


「200人…いや300人近くいるんじゃないか…?

 まさかこんなに参加者がいるとは…」

「すごいですね…」


そして21時になり、スーツを着て眼鏡をかけた男がマイクを持った男が奥からでてきた

「時間になりました。これより地下アイドル救済イベント

 Resurrectionを開催致します!」



うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!

YEAAAAAAAAAAAAAAAAAA!

待ってましたああああああああああああああ!

わあああああああああああああああああああ!

きたああああああああああああああああああ!



駐車場に数多の参加者の歓声の声が響き渡す

トウコはその声にビックリしているようだ


「皆さん静粛に!静粛にお願いします!」


「今回この会場に集まっていただいたのは約300人

 1stステージはこの中から軽く100人ほど振るい落とさせていただきます。

 それでは早速、前から順番に受付をしていきますので

 ゆっくり私の後をついてきてください。」


私たちは後ろから押されるようにして前に進んでいくと

駐車場の非常階段に辿り着いた。

そこには係員が二人体制で待機している、そこからは一列に並ぶようだ。

私は隣に歩いてたトウコを私の真後ろに引き込み、列に並ぶ。


どうやら受付はスムーズに進んでいるようであまり止まることがなく進んでいく、

私の番が来た

「利き手とは逆の手を出しなさい」

そう尋ねられて私は左手を出したところ、手の甲に透明のスタンプを押された。

まるで遊園地にでもきたみたいだ。


「この階段を上がった先にある扉を通って、右手の方にある会議室Bにお越しください。」

もう一人の係員にそう案内されて、私は

階段を上がった先でトウコを待つことにするも、すぐに上がってきて合流することができた。


「私は会議室Bと言われたけど…トウコはどう?

「私もB…」

「よかった。じゃあ一緒に行けるわね」


私はトウコと一緒に会議室Bへと向かうと。

会議室Bに入るとすでに10人ほど集まっている


会議室のホワイトボードにはゲームのルールが書いてるようだ。

"暴力行為やゲームの進行に支障を来す行為をした者を失格とする"


私たちの後にも人が入ってきて丁度40人くらいになっただろうか

スーツの男が部屋に入り、扉を閉める。駐車場に来た男とは別人だ。


スーツの男は会場に備え付けられているマイクを手にホワイトボードの前に立つ

「お待たせいたしました。これより1stステージ

 テーマ『にんぎょうすくい』を開始いたします。」

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