第184話 地底の乗り物、風車!

とにかくは、スライムクイーン(後にある出来事で、スライムプリンセスに変更)によってかけられた呪いは、どうにか解けて日常が戻ってきた。


報告書には、スライムキングとスライムクイーンの愛引きにを、間違えて見ていた俺が巻き込まれて、攫われてスライムクイーンから、呪いをかけられた事になった。


ただカオリさんと千さんは、俺とスライムクイーンの間に何かあると思っている。

女の感は鋭いので困る。


そして1週間、待ってもスライムキングが現れないので、今回のスライム王討伐は終了。


関係者全員が、王都に戻る事になった。


そして俺達は、王都から来た書類を確認して、婚姻と白と黒のき族復帰を喜んだ。


俺は婚姻を喜んでいない、ただ喜ばなくては不味いので、表面上は喜んでるあ〜あ!


王都に行く旅支度をさせられるが、俺達は何もする事が無い。

「千さん、どうやって王都に行くの、馬車とかあるの?」

「馬車とは何ですか? 移動は風車です」

車があるんかい、かなり文明が進んでいるんだ!


ただ風車てさ、あの建物に付けて脱穀する装置だよね?


そして風車をみんなで、見学させてもらう。

四角い棺桶に椅子と四つの車輪(石製品)、舵は船の櫓?


もしかしてフィッシングボートに車輪をつけた物!椅子もさっきまで食堂にあったやつじゃん。


「千さん、これってどう動くの?」

「はい真ん中の柱にシーツを張って、風で動きます、風がない時は魔法で背後から風を当てます、川も湖も走るので便利ですよ」


「定員は何人?」

「4人から8人ですが、1人か2人風の魔法が出来ないと進みません」

「その時は私達の育てていた牛が代わりに引くが、いないから買っとかないと」

黒と白ごめんねー、何にも考えなくて、それに馬車ならぬ牛車かよ!

柱にシーツって、ヨットの帆なの?


「俺達は5人だから、風魔法師を雇えば良いのかな?」

「ええ、騎士団にもいるでしようから後で確認しておきます」

やっぱりみんなで一緒がいいよね。


「あの椅子で、体は大丈夫なのかな?」

「よく転倒しますので、飛び出す時に椅子が離れた方が安全です、休息時にも使えますしね」

シートベルト無しで、転倒時に強制脱出装置かよ、スピード出せないよね。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「ずるいわよ姉様達、自分達だけ子種を貰って!」

「知ってるその後に、他のスライムが妊娠出来ない様に、呪いの魔法をかけて、夢の中に中に閉じ込めて、衰弱させて殺そうとしたんだって」

「早々お祖母様は怒っていたわよ、自分達だけ勝手しすぎだってね!」


「その後はどうなったの?」

「お姉様達は、牢に入れられて生まれた子供も、王族から除籍で山から追放だってさ」

「それとお祖母様が、スライムカイザーさんに謝りに行くって!」

「王様さんじゃ無いの?」

「なんかその上の人で、対応間違えると、スライムみんな消滅だってさ」

「だから山が騒がしいんだ、お祖母様!スライムマザーが人間の国に行くから」


「そうよこのチャンスに私達も着いて行こうよ!」

「賛成」

「私も行く」


「よーし、私達が子種を貰って上位の王族になるわよ」

「プリンセスからクイーン、そしてスライム国のマザーよね」

「「オー」」


まだ妹スライムは諦めていない様だ、マサシ危うし!




















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