第183話 呪いが解けた!

俺は一体何をされているんだろ〜、ここから見えるカオリさんと千さんに? 2人とも全裸なんだけど。


「やった、やっとあっちの世界から呼び戻した」

「やったねカオリちゃん、これで呪いは解けたかしら」

「そうね、少し待っていて」

目で追うと、泡を所々に付けたカオリさんが、隣の部屋に行く!


千さんは何故か俺の物を握っている。


「千さん離して下さい!」

「離さないわよ、此処から逃がさない為にね」

隣に行った、カオリさんが戻ってくる、大事な所は泡で見えない。


「さあダーリン、このアイテム「カオリさん、千さんに手をどかせて下さい」

見ると千さんが、あそこを握っている。


「何かあったの千さん?」

「逃げようとしたから捕まえてるのよ、良い考えでしょう」

羨ましいけどまあいいかな、ここまで来たら。


「さあダーリン、ここから私が言う物を出して下さい」

「何を出せば離してくれるんです?」

恥ずかしいけど、思い切って言う。


「アダルトコーナーにあるローションよ、あんなにエッチな下着があるのなら絶対に持っているわよね!」

一体俺がスライムに攫われている間に、此処で何があったんだ?」


「そんなの無いです」

「お姉さんが言っていたわよ、色々と買ってやったってね!」

不味い、確かに此処に来る前に、姉さんとカオリさんは話している、バレているのか?


「それを出したらどうなるんですか?」

「泡よりも、私達を見やすくなるわよ、スライムに勝たないとね!」

スライムの事がバレているのか、それでこれはご褒美なのか、刑の執行なのかどっちなんだ!


「逃げても此処は黒の一族の館の離れよ、外は騎士団が囲っているから、逃げても捕まるからね、最後までやったら解放だから」

それスライムと変わらない条件なんですけどね。


「最後までの最後は、どこまでです」

カオリさんは指で輪を作り、指を入れてくる、なら俺はまだ童貞だ。


「拒否します、それに無理やりやるなら絶交ですからね!」

これだけ脅せば、諦めるよねカオリさん。


「そんな〜絶交なんて」

カオリさんが涙を流し始める。


「カオリちゃん大丈夫」

泣きながら俺を見るカオリさん。


「なら別れる前に奪ってやる、千ちゃん押さえて!」

カオリさんが迫ってくる瞬間、俺はアイテムBOXからローションを出して床に巻く。


カオリさんがヒツクリ帰って頭を打って気絶する。

驚いた千さんも、後ろに押したらボディーソープとローションで滑って、やはり頭を打って気絶した。

俺は風呂からお湯を浴びて隣の部屋で着替えてから、外に出る。


外には、黒と白王女様2人にメイドが多数いた。


「旦那様、意識が戻ったのか!」

「私分かるネエネエ」

「黒と白だろう」


王女様2人が寄ってくる。

「意識は戻ったな、おめでとう」

「心配したよ旦那様良かった、カオリさんに感謝しないと、あれカオリさんは何処?」

俺が事情を説明したら、メイドさん達と白が中に入って救護していた、お湯でのぼせた事にして、今回の騒動を収めた。


俺の童貞は、守ったぜ!


追伸、中に滑る物があると言わないのでメイドさんも滑って何人かが怪我をしていた。御免なさい!








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