第174話 気になる木!
俺は冷えた緑茶を飲みながら、外を見ている。
木の繁った辺りに、何かの果実が見える。
(ここは地底、透明な果実が有ってもおかしくないか?)
でも此処から離れて外に出ると、危ないからと3人に言われている。
「ダーリン、テントとあれを出してね、アレを」
「カオリさん、此処でアレって恥ずかしいです、やめましょうよ!」
途端に怒り出す、カオリさん。
「何を勘違いしてるのよ、簡易トイレ、トイレよ!」
「トイレですか、頭が桃色ピンクなので間違いました」
怒って漏らされると困るので、素早くセットする。
「良いこっちに来たら、殺すからね耳も塞いどいてね」
切迫した女性は怖いねお茶の飲み過ぎだって、ただ3人はカオリさんに使い方の説明を求めている、漏れるから程々にね。
少しして4人が戻ってくる、中の処分はスライムを捕まえてやらしているそうだ。
もし大きい方を食べたスライムは、黄金に光るのだろうか?少し気になる。
「暇ですね、疲れたし眠いです」
「カオリさん、テントを張れば少し日陰になるから組み立てようか?」
「お願い出来ます、少し横になるね」
大きいテントを出して、サマーベットを並べる、アイマスクを渡したらみんなが昼寝するみたいだ。
ただ俺は気になっている、木の森の中にあるあの果物を!
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「ネエネエ王様コッチを見ていない」
「本当だ、何故コッチを見ているの?」
「あゝ貴女、足が木の下に出ているわよ」
「本当だ、でも今更隠したら此処に私達が居るってバレるよね」
「そうね、とりあえずは、そのままでいましょう」
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本当に何だろうあの果実?探しに行って良いだろうか?
4人が寝ているけど此処で守っていないといけないしね!
すると千さんが起きて来た。
「やはり眠れません、習慣で今日は寝る日では無いですからね、
ただあのベットは寝やすいです」
起きたて来た千さんに聞いてみる。
「千さんあの木の下の物は見えます、透明な果実が成っている見たいですけど」
「何処ですか、良くは見えませんね」
千さんが近づいて指先を見ている。
「ほらあそこ木の下に、あるんですけど」
千さんは段々と俺に近づいて、チュ。
「何するんですか千さん!」
「ウフフ、旦那様と口づけをしてしまったわ、嬉しい」
「イヤイヤ違いますよ、あの果実を見てもらいたいんです」
全く何を考えているんだよ、1000年未婚の人は。
「何か不穏な事を考えていませんか!」
顔が怒って居るので謝って置く「御免なさい」と。
「でもあの森は何もありませんよ、果実がなる木は無いですね、果実が成るのはき族の木と同じで、透明ですからね」
確かに、目の前の木は、地上と同じで緑色良く茂って居る。
「なら千さん此処に居てください、俺はアレが何か見てきます」
「まあ気になるなら行ってください、あそこは見える所ですから!ただ気をつけていってらっしゃい。
それと何か有れば大声で呼んで下さい、すぐ黒と騎士と駆けつけます」
許可が出たので、俺はバリアーの外に歩き出す。
俺だけが見える果実は、何なんだ?
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